カヤック型のゴムボートについて、以前にも記事で紹介しておりました。
以前紹介したのは同じくメジャークラフトのカヤック325で、やはり一人での釣行にとてもお勧めできるものでした。
今回のカヤック340SPはカヤック325よりも少々大きく、安定性が増しています。
価格は若干上がりますが、カヤック型ゴムボートで安定感を求める方にお勧めです。
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カヤック型ゴムボートの良い所
カヤックとしての長所を持ちながら、カヤックの短所をゴムボートの長所で補っている点でしょう。
ゴムボートとしての安定
カヤックのメリットは「水面との抵抗の少なさ」で、船外機を積まずともそれなりの速度が出る点です。
ただしカヤックはその薄くて細長い形状から、安定性に欠けるというデメリットがあります。
カヤック型のゴムボートは浮力の高いチューブで浮いていますので、カヤックと比べると安定性が高いです。
パドルでの自走性能
パドルでの走行において、カヤック程速度は出なくとも、通常のゴムボートよりは確実に進みます。
いざという時に船外機に頼らずに進めるというのは非常に大きなメリットです。
2馬力に限らず船に乗っている方は「船外機が止まったらやべえ…」と思っているのではないでしょうか。
そういう方からしたら喉から手が出るぐらいのメリットだと思います。
出船場所がスロープに限らない。
ゴムボートは幅があるため、ドーリーを付けて海まで運ぶのが一般的です。
そのため路面が整ったスロープを選びがち。
サーフから出せない事もないですが、サーフからだとサーフ専用のバルーンタイヤを付けないと、めちゃくちゃ運びにくいです。
ところがカヤック型のゴムボートであれば、細身であるためドーリーに頼らずとも水際まで運ぶのが楽です。
ゴロタはチューブ破損の危険性があるので避けたいですが、スロープに限らずとも出船できるのも大きなメリットになります。
港によってはスロープの使用が禁止されている事もありますので。
収納性に優れる。
ゴムボートは折りたためますので、小型のコンパクトカーにも積めちゃいます。
というか普通のゴムボートでも、頑張れば積める。
※私はスイフトに乗っていましたが、ボートと船外機を積んでました。
もちろん車内だけの話ではなく、自宅においても省スペースは助かります。
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カヤック型ゴムボートの悪い所
カヤック型ゴムボート良いとこだらけじゃん!!
と思うでしょう。
ただ良い所があれば、必ず悪い所もあります。
一言で書くならば、それぞれの長所が中途半端というところでしょうか。
パドルでの速度はカヤックよりも劣る。
一口にカヤックと言っても色んなメーカーのものがあるので、一概には言えないです。
ただし一般的には幅が80cm程度のものが多く、今回紹介するカヤック340SPよりも細身です。
また、カヤックは基本的にFRP製でしょうから、水の抵抗が少なく、剛性も高いでしょう。
カヤック型のゴムボートよりパドルで速度が出しやすいのは、確実でしょう。
一般的なゴムボート程の安定性は無い。
世に出ている一般的なゴムボートの横幅は、大体1.5m前後です。
カヤック340SPは1.09mですので、大体3分の2ぐらいですね。
ただし一般的なカヤックよりは安定性があります。
一般的なカヤックであれば、片側に体重をかけると簡単にひっくり返りますが、カヤック340SPは結構耐えれるようです。
※体重にもよると思います。
まあ、大きな船の引き波を横側で受けるのは避けたほうが良いでしょう。
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ジョイクラフト カヤックシリーズの比較
2023年9月現在、ジョイクラフトのカヤックシリーズは以下の3種類がラインナップされています。
2馬力までの船外機であれば、どれも免許無しで乗る事ができます。
長さ、横幅共に一番大きいのがカヤック340SPです。
まだカヤック340SPが無い時、カヤック325は安定性があって良い!との噂を聞いていましたので、さらに少し安定性を重視したモデルを出したのでしょうかね。
値段はカヤック340SPだけすこし高いです。
とは言ってもゴムボートのエントリーモデルぐらいの価格です。
しかもそれでいて底形状がV型との事なので、やはりカヤックとしての速度も重視されているのでしょう。
普通のゴムボートだと、エントリーモデルであれば底形状は大体フラットですからね。
項目 | カヤック340SP | カヤック340 | カヤック325 |
---|---|---|---|
全長(cm) | 333 | 333 | 325 |
全幅(cm) | 109 | 99 | 104 |
重さ(kg) | 24 | 21.5 | 23 |
チューブ径(cm) | 30~39 | 30~39 | 30~39 |
船内長(cm) | 295 | 295 | 285 |
船内幅(cm) | 49 | 39 | 44 |
定員(人)/積載量(kg) | 2/200 | 2/200 | 2/250 |
気室数 | 3 | 3 | 3 |
底形式 / キール形式 | V型高圧エアフロア | V型高圧エアフロア | V型高圧エアフロア |
材質 | PVC | PVC | PVC |
推奨馬力 | 2以下 トランサムS | 2以下 トランサムS | 2以下 トランサムS |
価格 | \179,000 | \165,000 | \165,000 |
ちなみにいずれも船外機は2馬力以下のトランサムS対応となっています。
筆者のお勧め順
私は安定性を重視するので、以下の順でお勧めします。
- カヤック340SP
- カヤック325
- カヤック340
カヤック325でも「安定性は問題ない」と評判でしたので、さらに優れるカヤック340SPであれば、より安心できますね。
船外機は付けるべきか?
断言します。
船外機は絶対つけましょう!
普通のゴムボートよりもパドルでの速度は出るにせよ、船外機程ではないでしょう。
釣行時間を大事にするなら、船外機は必須です。
お勧めはHONDAのBF2DHですね。
空冷式なので釣行後の片付け作業が少し楽になります。
※ほとんどの船外機は水冷式です。釣行後にフラッシングという洗浄作業が必要になります。
BF2DHは4ストなので、レギュラーガソリンをそのまま使います。
船外機のメンテナンスについて
船外機を付ければより快適に釣りをする事ができますが、機械である以上メンテナンスは必要です。
近くにメンテナンスをしてくれる店があれば、1年に1回程度見せるのをお勧めします。
また、自分でもできるメンテナンスとしては以下があります。
- エンジンオイル交換
- ギアオイル交換
- スパークプラグ交換
良い状態を長く保つため、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
この辺のメンテナンスは、私は半年に一度程度やってますね。釣行頻度にもよります。
まとめ
カヤック型ゴムボートのメリット・デメリットに触れました。
また、ジョイクラフトのカヤックシリーズを比較し、それぞれサイズが異なる事を把握できたと思います。
カヤックシリーズの中でも安定性を重視するなら今回紹介したカヤック340SPがお勧め!
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