21デッキアクター 考察

21年10月に登場したダイワの21デッキアクター。
シマノの20クロスミッション、21クロスミッションBBに対抗する形で出したロッドと思われます。
ブラストsljも多用途で使えるロッドですが、あくまでslj用という位置づけなのでしょう。

展開されている各サイズのスペックを見て、類似ロッドとどのような違いがあるかを書いていきます。
ロッド選択で悩んでいる方の一助になれたら幸いです。

目次

仕様について

21デッキアクターには以下が採用されています。

  • X45
  • メガトップ
  • エアセンサーシート
  • HVF
  • センターカット2ピース

X45とHVFが採用されている事から、ブランクス性能が優れている事がわかります。
また、メガトップとエアセンサーシートの感度の良さが、ティップラン等の繊細な釣りに役立ってくれます。

類似ロッドとの大きな違い

同価格帯の類似ロッド(ブラストslj、クロスミッション等)との一番の違いは、展開しているサイズによってソリッドモデルがある事です。4モデル展開されている内、2つがチューブラー(M、MH)、もう2つがソリッドモデル(L、ML)です。
マルチロッドと言えども各モデルによる性格の違いを持たせ、その人の釣りスタイルで最もマルチに使えるものを選べるようになっています。以下画像はダイワ公式から抜粋。

その他の違いについては以下になります。

ブラストsljとの違いは?

ソリッドモデルがある事を除き、ブラストsljに仕様がそっくりです。
違いは、ブラストsljにはX45とエアセンサーシートが無く、V-ジョイントとブレーディングXがある事。

X45は、ロッドを構成するカーボンシートの巻き方の工夫による補強技術。

ブレーディングXは、バット部最外層をカーボンテープでX状に締め上げることによる補強技術。

マルチロッドとしての強度はどちらも問題ありません。
おそらく、マルチロッドに適したテーパーを出すのにX45の方が適していたのでしょう。
ブラストsljはどちらかというとファストテーパー寄りで、21デッキアクターは73MHSを除きレギュラーテーパー寄りなのだと思います。デッキアクターの公式ページにロッドの曲がり具合がわかるグラフがあるので、そちらを参照にすると良いです。

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クロスミッションとの違い

同じくマルチロッドで非常に似ています。
クロスミッションは5モデル展開されており、スピニング2モデル、ベイト3モデルとなっています。
スピニングかベイトかの違いは大きいですが、すべて長さが6’6″であり、ロッドの性格がデッキアクター程極端に変わる訳ではありません。

自分の釣りにジャストフィットしそうなモデルがあればデッキアクター、無難さを選ぶならクロスミッションと言えるのではないでしょうか。

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スペック表

全モデル2ピースのため、継数の項目は削除。以下、DAIWA公式から抜粋しています。

スクロールできます
品名全長
(m)
仕舞
(cm)
自重
(g)
ルアー
重量(g)
ジグ
重量(g)
適合
PE(号)
610LB-S2.0810898max800.3-0.8
66MB1.98104107max1500.6-1.2
63MLS-S1.9110085max1200.4-1.0
73MHS2.2111511010-400.8-1.5

類似ロッドとの差

610LB-S

シリーズ内で最も繊細なロッドとなっています。
ベイトモデルですのでバーチカルの釣り(タイラバやイカメタル等)が得意です。
ティップ部はシルバー系の色になっています。ブラストsljの弱点だった、夜間の穂先の視認性が改善されています。

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66MB

マルチロッドの中でも、より中間的な位置にあるロッドです。
タフテックαが良ければクロスミッション、メガトップがよければデッキアクターかブラストsljが良いです。
こちらもティップ部がシルバー系カラーですので、イカメタルに使うならブラストsljではなくデッキアクターがおすすめ。

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63MLS

sljやティップランに向いたモデルです。
公式ではイカメタルにも向いていると書いています。しかし個人的には、イカメタルにはカウンタ付ベイトリールが最強と思っています!
sljとティップランは兼用しやすいので、使いやすい一本だと思います。

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73MHS

73MHSのみキャスティングモデルとなっており、小型ジグやプラグを投げるのに適しているようです。
回遊魚やスズキを狙うなら73MHSが良さそう!

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デッキアクターの考察は以上になります。
参考にして頂ければ!

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