21オーバーゼア AGS

最近はショアジギロッドに続きサーフ用のロッドについて記事をまとめています。
今回はダイワのオーバーゼアAGSで、21年3月に発売されたモデルになります。
サーフ用のロッドの中では感度に長けた仕様になっています。
他のサーフ用ロッドと比較し、どのような方に向いているかを考察していきます。

ダイワ 21 オーバーゼア AGS 109ML/M

目次

サーフでの釣りに付いて

堤防や磯場は定番の釣りスポットです。構造物が多く、魚の居住環境的に非常に優れます。
一方、サーフはただっ広く、一見して魚が釣れなさそうに思えます。

しかし、サーフでも川が隣接していたりゴロタがあったりと、意外にも構造物があります。また、何も無さそうな場所であってもベイトが接岸し、フィッシュイーターが付く事もあります。

堤防や地磯と違ってエリアが広く釣り人も少ないため、時間や場所にとらわれにくい釣り場がサーフです。

シマノ(SHIMANO) ネッサ XR S104M(スピニング・3ピース) 30319

サーフ用ロッドに必要な性能

  • 10フィート以上のレングス
  • 程々の強さ(M前後)

ポイントを探るのが重要なサーフでは、探れる範囲を広げるために長いロッドが有利になります。
具体的に言うと10フィート以上です。
ドン深のところは別として、ルアーが届く範囲だと水深もたかが知れています。
そのためジグの出番は少なく、キャスト性能に重きを置きたいところ。

また、ヒラスズキ用のミノーを投げたりすることもあり、硬すぎるロッドは逆に投げにくくなります。
M前後の硬さが丁度いいです。

シマノ ネッサXR S108M+ (ヒラメ マゴチ ロッド サーフロッド)

オーバーゼアAGSの優れる点と技術について

 冒頭に書いた事と少し被ります。

  • 可搬性の良さ
  • 感度の良さ
  • ブランクス性能の良さ

おおよそ以上の3点が優れています。裏付けとなる技術は以下のとおり。

  • 4ピースモデル…仕舞寸79cm~89cm
  • AGS TYPE-Rガイド…AGSガイドの中で強度に優れるタイプ
  • エアセンサーシート
  • SVF ナノプラス
  • V-ジョイント
  • X45フルシールド

最近のロッドは釣行時の快適性だけではなく、非使用時の利便性も求められています。
その流れで、最近は3ピースモデルのロッドがぽつりぽつりと出ていますね。
このロッドもその流れに乗った、可搬性に優れるモデルになっています。
運びやすいし、保管場所も省スペース。この手のロッドでは毎回書いていますが、送料も安い!

また、AGSガイドとエアセンサーシート、SVFナノプラス、V-ジョイント、X45フルシールドにより、感度と強度を両立させています。
AGSガイドはカーボン製で強度的に不安な方が多いと思います。
しかし最近のAGSガイドは思いのほか頑丈で、とりわけこのロッドは特に強度に優れるAGSガイドが付けられています。

私自身、AGSガイドが使われているロッドを3本使いました。
特に使い込んでいるのはエメラルダスEX BOATです。
40g程度のエギをキャストする事が多々ありますが、未だガイド破損させたことはありません。
さらに強いAGS TYPE-Rであれば心配は無用です。オーバーゼアAGSでも投げるルアー重量は似たり寄ったりでしょうからね。

他のオーバーゼアとの違い

オーバーゼアはこのAGS含め、4種類のロッドが発売されています。
シリーズ内でグランデだけは特別で、サーフロッドではなくキャスティング用の枠になります。
グランデにもサーフモデルが追加されましたね!

コスト度外視で感度を最重要視するならオーバーゼアAGS
コストと感度のバランスを取るならグランデのサーフモデル
感度は二の次で、とりあえずサーフ用のロッドが欲しいなら無印のサーフモデルがお勧め。

  • オーバーゼア(サーフモデル)…スタンダードなサーフ用ロッド
  • オーバーゼアAIR…軽さを重視したサーフ用ロッド
  • オーバーゼアAGS…可搬性、感度、強度等、総合的に高レベルなサーフ用ロッド
  • オーバーゼアグランデ(サーフモデル)…

オーバーゼアはショアジギモデルがあるので、間違えて購入しないよう気を付けてください!

  • オーバーゼア(ショアジギモデル)…スタンダードなショアジギロッド
  • オーバーゼアグランデ(ショアジギモデル)…ハイパワーなキャスティングロッド

Over There(オーバーゼア 無印)サーフモデル

22年4月に、無印のオーバーゼアにショアジギモデルが追加されました。
ここではサーフモデルを紹介!

オーバーゼアは最もスタンダードな仕様で、実売価格は1万円台後半ぐらい。
悪く言うと特徴に乏しく、よく言えばクセが無く誰でも普通に使えるロッド。
初心者にお勧めの一本です。

(旧モデル)Over There Air(オーバーゼア AIR)

オーバーゼアAIRはオーバーゼアよりもやや軽いです。
名前的に凄く軽そうに感じるかもしれませんが、オーバーゼアと比べて同サイズのロッドで10g前後軽くなったぐらい。
軽くなったと言えどX45やV-ジョイント、HVFで強度はあります。
オーバーゼアAGSと比べると同サイズでの重量はAIRの方が軽いです。
しかしオーバーゼアASGはSVFナノプラスが採用されているため、ブランクス性能は圧倒的にオーバーゼアAGSの方が優れています。
また、AGSガイドか否かの差もありますね。

このロッドの後継となるのがオーバーゼアグランデ(サーフモデル)です。

Over There Grande(オーバーゼア グランデ) サーフモデル

オーバーゼアAIRの後継となるロッドです。
AIRではHVFでしたが、HVFナノプラスになりブランクス性能が向上しています。
粘りを持ちつつも感度を重視したブランクスになっており、よりサーフ用のロッドとして相応しいロッドになっています。
オーバーゼアAGSは性能が良い反面高額でしたが、グランデは価格を抑えつつも実用性抜群になっており、よりコスパが高いモデルと言えるでしょう。

Over There Grande(オーバーゼア グランデ) ショアジギモデル

グランデのショアジギモデルは全く毛色の違うロッドで、サーフ用のロッドではなくショアジギ・キャスティングロッドです。
X45フルシールド、HXVナノプラス、V-ジョイントと採用で、ロッド自重は一番軽い100Mで275g、一番重い100HH-3で378gとガチムチです。
ロッド自重からして別物なのがわかると思います。
ちなみにグランデは2ピースモデルと3ピースモデルが混在しています。品番に「-3」が付くのが3ピースモデルです。

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他メーカ競合品について

性能・価格的にライバルになりそうなのはシマノ ネッサXTUNEでしょうか。
ネッサXTUNEも感度と強度、利便性で優れ、総合力が非常に高いロッドになっています。全て3ピースモデル。
このクラスのロッドになってくると、いわゆる欠点というものがほとんどなくなってきます。
故に優劣をつけるのが非常に困難です。
選び分けるとしたら、感度の求め方の違いでしょうか。

ネッサXTUNEはカーボンモノコックグリップという技術が採用されており、グリップでの感度向上が大きなポイントです。
オーバーゼアAGSはカーボン製のガイドにより感度向上が図られています。

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まとめ

可搬性・感度・強度と、総合的に優れるのがオーバーゼアAGSです。ただし高額なので、サーフガチ勢にお勧め。
価格の割に感度が高いのがオーバーゼアグランデのサーフモデル。大体の人はこのロッドで十分。
とりあえずサーフで使えるロッドが欲しいのであればオーバーゼアの無印。初心者のエントリーロッド。

オーバーゼアAGSのライバルはシマノのネッサXTUNEですが、ロッド性能はどちらも申し分ないです。
AGSガイドを試してみたい!と言う方はオーバーゼアAGSが良いでしょうし、カーボンモノコックグリップを試したい!という方はネッサXTUNEですね。
どっちを選んでも良いモノなのは確実なので、リールのメーカーに合わせるのも良いかも!

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