以前、ブラストMQなるリールが出るのではないか?という記事を書きましたが、おそらくその位置にくると思われる22カルディアSWが発表されましたね。twitterでは賛否両論飛び交っています。
結論から言いますと、万人にお勧めできるリールではないと思います。
しかしモノコックボディによるボディ剛性の高さに加え、大口径ギアによる巻上力の強さがあります。
瞬間的な強さを安く求める方には、非常にコストパフォーマンスが良いモノと言えるでしょう。
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※2023/7/19追記
カルディアSWの追加モデルが発表されましたね!
5000-CXH、8000-P、10000-Pです。
5000-CXHはショアで、8000-Pと10000-Pはオフショアで活躍するでしょう。
テクノロジーについて
ポイントになりそうな部分のみ書きます。
- アルミモノコックボディ
- ローターブレーキ、マニュアルリターン…ベール返り防止
- ストッパーレスボディ…防水性・気密性UP
- タフデジギア(亜鉛)
- エアローター(4000、5000番はDS5、それ以外はDS4)
1~3については良い点です。しかし4,5が、賛否の「否」に繋がります。
ただ、発売されてから1年経った今、このリールの評判はすこぶる良いです。
亜鉛ギアの割に、初期の巻き心地が続くんだとか。
やはりMQボディによる剛性UPで、ギアの摩耗が抑えられているのではないでしょうか。
スペックについて
以下はダイワ公式からの抜粋です。ベアリング数(ボール/ローラー)は全て6/1
↓23年8月のモデル追加反映済みです。
品名 | 巻取長 (cm) | ギア比 | 自重 (g) | 最大 ドラグ力 (kg) | PE (号-m) | 定価 (¥) |
---|---|---|---|---|---|---|
4000-CXH | 99 | 6.2 | 290 | 12 | 1.2-310 1.5-200 | 33,300 |
4000D-CXH | 99 | 6.2 | 290 | 12 | 1.5-430 2-300 | 33,300 |
5000-CXH 23/8月追加 | 105 | 6.2 | 295 | 12 | 1.5-430 2-300 | 33,300 |
5000D-CXH | 105 | 6.2 | 295 | 12 | 2-350 2.5-300 | 33,300 |
6000S-H | 101 | 5.7 | 430 | 12 | 2-300 2.5-260 | 36,300 |
6000D-H | 101 | 5.7 | 425 | 12 | 3-300 4-220 | 36,300 |
8000-P 23/8月追加 | 94 | 4.9 | 635 | 15 | 3-400 4-300 | 40,200 |
8000-H | 110 | 5.7 | 630 | 15 | 3-400 4-300 | 40,200 |
10000-P 23/8月追加 | 103 | 4.9 | 650 | 15 | 4-400 5-300 | 40,200 |
10000-H | 121 | 5.7 | 645 | 15 | 4-400 5-300 | 40,200 |
14000-H | 122 | 5.7 | 640 | 15 | 5-400 6-300 | 40,200 |
18000 | 125 | 5.3 | 845 | 20 | 6-400 8-300 | 46,700 |
16ブラスト、18ブラストLTにあった番手の範囲を超えて、14000と18000があるのは大きいです。
このラインナップの多彩さに加えアルミモノコックボディである点が、賛否の「賛」が付く所以です。なお18000以外の番手がハイギア仕様ですので、基本的にはショアでのルアーフィッシングに向いています。
オフショアでもキャスティングならアリ。深場でのジギングには微妙そう。
8000番と10000番にパワーギアモデルが追加されたことで、ジギングでもこのリールを選びやすくなりましたね。
ショアではハイギア・エクストラハイギアが活躍しますが、オフショアではパワーギアモデルが活躍します。
巻き重りはキツイですからね…
あと珍しいのは、6000番台でシャロースプールモデルの6000S-Hがあるところ。
6000D-HにPE2号だと下巻きが必須になるので、ライトショアジギ(LSJ)~ショアジギをする人には嬉しい仕様ですね。下巻きの手間が省けます。
このリールで論争が起きている理由
上でも多少触れましたが、このリールで論争が起きている理由を整理してみます。
- 良い点
- ミドルクラスのリールながら、番手ラインナップに14000-Hと18000がある
- アルミモノコックボディで剛性強し
- 見た目がカッコイイ
- 悪い点
- 大型番手では実売価格が3万円を超すが、亜鉛ダイキャスト製ギアである事。
- 小型番手のローターがDS5なのに、大型番手のローターがDS4である事。※剛性はDS5>DS4
ざっくりこんな感じです。悪い点に関しては、まあその通りだと思います。
「亜鉛ダイキャスト製ギアだけど、アルミモノコックボディに大口径ギアで瞬間的な負荷には強いよ!」っていうリールだと思うんですが、大型番手のローター素材がDS4ってのが残念です。
折角アルミモノコックボディなのに…と思ってしまいます。
ただしこのクラスのリールで14000、18000が出たのは、ライバル機種との差別化になります。
このリールはこんな人に向いている!!
- ショアジギ、ショアプラッキングをする上で巻き心地を重視しない方
- 釣行頻度が少ない方
- 低予算で大物タックルを揃えたい方
このリールはこんな釣りに向いている!!
- LSJ
4000-CXH~6000S-H - ショアジギ
6000S-H~8000-H - オフショアジギング
8000-P、10000-P - ショアプラッキング
8000-H~14000-H - オフショアキャスティング
18000
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