シマノショアジギロッドのエントリーモデル、コルトスナイパーBBに振出モデルが追加されました。
振出モデルとはいわゆる「伸び縮み」タイプのロッドで、初心者セットしか使ったことのない人でもとっつきやすい仕様です。
運搬時だけではなく保管時も場所を取らないので、たまにしか釣りに行かない人にピッタリのロッドと言えます。
もちろん、釣り場までの移動距離が長い方にもお勧めです!!
なおコルトスナイパーBBには3ピースモデルもあり、仕舞寸のみで言えば振出モデルとほぼ同等です。また、コルトスナイパーSSにも振出モデルが存在します。よって今回はコルトスナイパーBBの3ピースモデル、コルトスナイパーSSと比較し、それぞれどのような人に向いているかを考察していきます。
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結論
- 22コルトスナイパーBB 振出モデル
- 省スペースなサブタックルが欲しい方
…エントリークラス(リーズナブル)であり、リール・ルアーをセットした状態で持ち運びやすいため。
- 省スペースなサブタックルが欲しい方
- 21コルトスナイパーBB 3ピースモデル
- 初心者で、省スペースなロッドが欲しい方
…ルアーロッド全般で見ると、通常の(振出式じゃない)ロッドが大半を占めています。
ロッドに慣れるという意味では、最初の一本は振出式じゃないロッドが良いと思います。
- 初心者で、省スペースなロッドが欲しい方
- 21コルトスナイパーSS 振出モデル
- 省スペースなロッドをメインに使いたい方
…コルトスナイパーBBよりも強度・パワーがある仕様で、メインロッドとしても十分使えるロッドです。
- 省スペースなロッドをメインに使いたい方
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技術特性・ラインナップ
種類 | 22コルトスナイパーBB 振出 | 21コルトスナイパーBB 3ピース | 21コルトスナイパーSS 振出 |
---|---|---|---|
特性① | ハイパワーX | ハイパワーX | ハイパワーX |
特性② | ー | ー | スパイラルX |
自重 | 255g(M)、282g(MH) | 262g(M)、290g(MH)、300g(H) | 255g(M)、288g(MH) |
仕舞寸 | 116.5cm | 109.7cm | 117.6cm |
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技術面について
3機種ともハイパワーXが採用されています。21コルトスナイパーSSのみスパイラルXもあります。3機種とも自重はほぼ同水準なので、この技術面の差はロッドの強度・パワーに影響すると思われます。
ラインナップについて
22コルトスナイパーBBと21コルトスナイパーSSの振出モデルはMとMHのみです。21コルトスナイパーBBの3ピースモデルにのみHモデルまであります。ただしMHモデルとの自重差が10g程度しか無い点や、コルトスナイパーSSにあるスパイラルXが無い点を考慮すると存在感は薄い。M、MHいずれを選ぶにせよ釣れる魚種はほとんど変わらないと思うので、操作性に優れるMモデルがお勧めですね。
振出モデルと多ピースモデルの差について
振出モデルも多ピースモデルと言えますが、ここでは差別化のために「振出」と「多ピース」に分けます。どちらも仕舞寸が抑えられ、持ち運びが楽なロッドです。では何が違うかと言うと「リール・ルアーをセッティングした状態の維持のしやすさ」だと思います。振出部分を収納してもガイドは外に残るので、ラインを通したままにできるのです。多ピースモデルでもできない事はないのですが、継数の分だけ幅がかさばるので、手で持ちづらくなってしまいます。
振出モデル
振出モデルというと、よくある初心者セット(1000円~2000円程度)のようなロッドを思い浮かべる方が多いと思います。ガイドの数だけピースが分かれている…と思うかもしれませんが、そうではありません。継数自体は3にとどまっており、ガイドが外せる仕様になっています。そうすることで、継数を抑えながらも振出モデルを実現しているのです。多ピースモデルと比較した際のメリット・デメリットは以下のとおり。
- メリット
- リール・ルアーをセッティングした状態の維持のしやすさ
- デメリット
- ガイドが動いてしまう事がある
※動いた場合は手で戻してあげれば問題はありません!
- ガイドが動いてしまう事がある
多ピースモデル
2ピースモデルよりも継ぎ目が多い分、省スペースとなります。また、振出モデルとは違いガイドは固定されています。セッティングの仕方は2ピースモデルと同一です。そのため初心者の方は、ロッドに慣れるという意味で、振出モデルよりも多ピースモデルの方がお勧めです。ルアーロッドの大半は振出式ではないですからね。
スペック表
以下、シマノ公式から抜粋。いずれも継数は3、仕舞寸は116.5cm
品番 | 全長 (m) | 自重 (g) | ジグ (g) | プラグ (g) | PE (号) |
---|---|---|---|---|---|
S100M-T | 3.05 | 255 | 60 | 80 | 2.5 |
S100MH-T | 3.05 | 282 | 80 | 65 | 3 |
ライトショアジギング用に!と考えている方はMが良いです。MHの282gは、ジグをしゃくるには結構な重さだと思います。泳がせ釣りやプラグをメインに考えているならば、強度のあるMHが良いですね。
まとめ
- 22コルトスナイパーBB 振出モデル
- 省スペースなサブタックルが欲しい方
…エントリークラス(リーズナブル)であり、リール・ルアーをセットした状態で持ち運びやすいため。
- 省スペースなサブタックルが欲しい方
- 21コルトスナイパーBB 3ピースモデル
- 初心者で、省スペースなロッドが欲しい方
…ルアーロッド全般で見ると、通常の(振出式じゃない)ロッドが大半を占めています。
ロッドに慣れるという意味では、最初の一本は振出式じゃないロッドが良いと思います。
- 初心者で、省スペースなロッドが欲しい方
- 21コルトスナイパーSS 振出モデル
- 省スペースなロッドをメインに使いたい方
…コルトスナイパーBBよりも強度・パワーがある仕様で、メインロッドとしても十分使えるロッドです。
- 省スペースなロッドをメインに使いたい方
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