先日、23コルトスナイパーBB LSJがシマノ公式HPで発表されました。
20~50gのメタルジグの使用が想定されており、サーフや堤防でちょちょっと青物を狙いたい方にお勧めです。
ラインナップの全てが200g未満に抑えられており、ライトショアジギングに不慣れな方でも使いやすいでしょう。
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初心者にお勧めなのは?!
このロッドには4つのモデルがある訳ですが、初心者にお勧めなのを書いてしまうと…S96MLが汎用的で、良いでしょう。
- S96L
- S100L
- S96ML
- S100ML
ライトショアジギングで最も使うであろうジグの重量が40gと思っていますので、ロッドのジグMAX重量は50gぐらいが丁度いいです。(S96LとS100LはMAX42g)
また、初心者であれば堤防で釣りをするのがお勧めですので、長さは10フィート未満が良いです。
となるとS96MLが良い訳ですね。
初心者ではなく、既に自身の釣りを確立させている方は、状況に応じてモデルを選び分けましょう。
そもそもLSJって何?
LSJはライトショアジギング(LightShoreJigging)の略で、20g~60gのジグをアクションさせ青物を狙う釣りです。
ショアジギング(ジグ60g~)をライトにした釣りで、ロッドが細くなる分、対象魚もサイズは下がります。
ロッドを買うなら大型魚にも対応できた方がいいんじゃないの?!
と初心者の方は思いがちです。私もそうでした。
しかしながら、大型魚なんて狙わないとそうそう釣れないですし、そもそも狙ってもなかなか釣れません。
そうなると、狙うのは中型魚までにして、楽に使えるロッドが初心者には良いでしょう。
ライトショアジギングに必要な特性とは
じゃあライトショアジギング用のロッドはどんなのが良いかというと…
結論を書くと9フィート台半ばのレングスで、硬さはMLかMです。
※23コルトスナイパーBB LSJにはMは無い!
必要な特性を分解するとこんな感じ
- 扱いやすさ
- キャスト性能
- 必要十分なだけのバットパワー
この中で扱いやすさとキャスト性能についてはトレードオフ的な関係にあります。
長いロッドであれば飛距離は伸びますが、先重りしやすくなり、扱いやすさは落ちます。
逆に短いロッドであれば扱いやすさは増しますが、飛距離は落ちます。
バットパワーに関しては、中型青物までの引きを受け止められればOKです。
言葉で言われてもわからないと思うので具体的に書くと、ロッドの硬さがM前後のものですね。
ただし硬くなると重くなりますので、MLかMが良いといった具合です。
ただし柔くなりすぎるのも考え物です。
よく「LSJはシーバスロッドでも良い」なんて言われますが、ショアジギ系のロッドとの最も大きな違いはバットパワーだと思います。
シーバスロッドはややパワー不足ですね。
ちなみにこのロッドには硬さLのものがありますが…
こちらはLSJをさらにライトにしたスーパーライトショアジギング(SSJもしくはSLSJ)に使えるかなって感じです。
SLSJであればシーバスロッドでも代用できるでしょうね。
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23コルトスナイパーBB LSJはどんなロッド?
では23コルトスナイパーBB LSJがどんなロッドなのか、見ていきましょう。
技術特性は以下のとおり。
比較対象として、上位・下位モデルを載せておきます。
23BB LSJ | 22SS LSJ(上位) | SALTY ADVANCE LSJ(下位) | |
---|---|---|---|
スパイラルX | ー | ○ | ー |
ハイパワーX | ○ | ○ | ー |
リールシート | CI4+ | CI4+ | 高強度樹脂 |
ラインナップ | S96L ~S100ML | S96L ~S100ML | S96L ~S100ML |
自重 | 177~199g | 181~199g | 176~196g |
ジグ | L:MAX42g ML:MAX50g | L:MAX42g ML:MAX50g | L:MAX42g ML:MAX50g |
価格帯 | \20,800~\21,600 | \28,900~\29,700 | \14,100~\14,600 |
実売価格 ※予想含む | \1万円台半ば~後半 | 2万円台前半 | 1万円前後 |
スパイラルXやハイパワーXはロッドの強度を強くするのに使われる技術ですね。
強度は必要十分にして自重を下げる場合にも使われますが、上の表を見る限りそれぞれの自重があまり変わらない事から、そのまま強度に直結しそうです。
もちろんブランクス以外の部品(ガイドやリールシート)の重さもあるので単純には言えないですけどね。
同じ重さなら強い方が良いのは確実なので、価格差がそのままグレード差に繋がっていると考えてOKです。
ただまあ、私が初心者にお勧めするのは1万円台のロッドなので、23BB LSJかなと思います。
SLSJであればSALTY ADVANCEもアリだと思うんですが、LSJなら多少は強度を重視したい所ではあります。
21コルトスナイパーBBとの違いは?
21コルトスナイパーBBはショアジギング用のロッドです。
ただしラインナップ幅は広く、最もライト寄りなのだとS96MLがあります。
ただし21コルトスナイパーBBのS96MLは23コルトスナイパーBB LSJのそれよりも50g程度重いです。
LSJ含むショアジギングという釣りは、基本的にロッドを動かし続ける釣りです。
そのためこの50gの差は非常に大きい。
それでいてキャストできるジグ重量は同じ(MAX50g)です。
LSJをするなら、23コルトスナイパーBB LSJが良いでしょう。
ショアジギングに重きを置くなら21コルトスナイパーBBですね。
スペック
以下、シマノ公式からの引用です。
継数は全て2、逆並継です。グリップはセパレート、リールシートはUPLOCK式。カーボン含有率割愛。
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 仕舞寸 (cm) | 自重 (g) | 先径 (mm) | ジグ (g) | プラグ (g) | PE(号) | リールシート位置 (mm) | 本体価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S96L | 9’6″ | 2.9 | 148.5 | 177 | 1.9 | MAX 42 | MAX 36 | MAX 2 | 460 | 20,800円 |
S100L | 10’0″ | 3.05 | 156 | 188 | 1.9 | MAX 42 | MAX 36 | MAX 2 | 480 | 21,200円 |
S96ML | 9’6″ | 2.9 | 148.5 | 182 | 2 | MAX 50 | MAX 42 | MAX 2 | 460 | 21,200円 |
S100ML | 10’0″ | 3.05 | 156 | 199 | 2 | MAX 50 | MAX 42 | MAX 2 | 480 | 21,600円 |
硬さLは、LSJだけじゃなくSLSJっぽい事もしたい場合に選ぶと良いです。
ただし初心者が最初の一本として選ぶならばMLが良いですね。
レングスについても、サーフメインじゃない限りは9フィート6インチ(9’6″)のものにしましょう。
9’6″でも飛距離は出せます。
となると、S96MLが最も初心者にお勧めできる訳ですね。
既にショアジギロッドの硬さMあたりを持っているならば、差別化のために硬さLのロッドがあっても良いでしょうけどね。
合わせるリールの番手
合わせる番手はLで3000番~4000、C5000番あたりですね。
最近のリールは軽量化が進みまくっているので、23コルトスナイパーBB LSJのようなアクション性重視のロッドにすこぶるマッチすると思います。
シマノで揃えるならば、同じく23年モデルの23ストラディックなんかが良いでしょうね。
23ストラディックは2万円台ながらも非常に完成度が高いリールで、不満らしい不満が見当たりません。
たぶん私も1台は買いますね!
まとめ
- 初心者の最初の一本はS96MLがお勧め!キャスト性、操作性のバランスが良い。
- 23コルトスナイパーBB LSJは21コルトスナイパーBBの同番手よりも軽くて使いやすい!
- 合わせるリールは3000~C5000がお勧め!
※23ストラディックとか良さそうです。
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