ダイワからオフショアジギング・キャスティングロッドの新作が発売されます。
ロッドのグレード的にはソルティガの一つ下に位置し、キャタリナの後継モデルとなります。
ソルティガの設計思想を受け継いでいるとの事で、なかなかガチな仕様に仕上がっています。
これからガチでオフショアジギング・キャスティングを始めたい方にお勧めの一本となっております。
上位・下位モデルとの違いを理解いただき、ロッド選択の一助になれたら幸いです。
23年8月追記!
23年9月にLCモデル(ライトキャスティングモデル)が発売されます。
ソルティガLCモエルよりも13g~15g程度重いものの、設計思想はソルティガLCから引き継いでおり、高性能なロッドに仕上がっていると思われます。
ダイワ(DAIWA) 22 OUTRAGE(アウトレイジ)C82-6(楽天)
ダイワフィールドテスターの方が20kgのヒラマサを釣り上げており、ロッドの強さを証明しています。
この時のタックルは以下との事。キャスティングモデルの最高番手はC82-8なので、この動画で使っているものよりも更に強いです。
- リール :カルディアSW 14000-H
- ロッド :アウトレイジ C82-6
- ライン :PE6号
- リーダー:130lb
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23年9月にLCモデルが発売!
元々キャスティングモデルもありましたが、扱いやすさに重きを置いたライトキャスティングモデルが登場します。
これまであったキャスティングモデルでは、一番軽いのが76-2の215gでした。
しかしLCモデルはLC73-2で175gと、40gも軽量化を果たしています。
※LC76-2は180gですが、それでも35gの軽量化。
船からのキャスティングの場合、大体の方は8000番以上のリールを付けて、ガチ目なロッドを使っているのではないかと思います。
しかしながら、そんなガチタックルで魚をかけると意外なほどあっけなく釣れてしまう事が多々あります。
キャスティングは水面で魚をかけるので、余程大型だったり、潜られ続けない限りは問題になりません。
早い話がオーバースペックなんですね。
そこで活きてくるのがライトキャスティングロッドで、扱いやすいタックル自重でありながらもしっかりと青物をキャッチできる。
大きすぎるのは無理かもしれないけど、陸と比べると根ズレの可能性が低い分、何とかなりやすいですね。
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性能について
上位・下位モデルと比較し、今回のロッドがどのような人に向ているかを考えます。
結論としては冒頭にも書いてあるとおり「ガチなオフショアジギング・キャスティングを始めたい方」となります。
とにかく良いモノを!と考える方にはソルティガがありますし、記録級の魚に拘らずコスパを求める方には下位モデルのブラストやヴァデルがお勧めです。
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テクノロジ
以下、ダイワ公式を参考にまとめました。ジギングモデルとキャスティングモデルで分けています。
項目\製品 | アウトレイジ | ソルティガR | ブラスト | ヴァデル |
---|---|---|---|---|
ロッド補強 | X45 | X45 | ブレーディングX | ー |
ブランクス | HVFナノプラス | HVFナノプラス | HVF | ー |
接合部 | ー | ー | ー | ー |
継数 | 1ピース | 1ピース | 2ピース | 2ピース |
リールシート | エアセンサーシート ※スピニング用のみ | エアセンサーシート ※スピニング用のみ | ー | ー |
項目\製品 | アウトレイジ | ソルティガC | ブラスト | ヴァデル |
---|---|---|---|---|
ロッド補強 | X45 | X45フルシールド | ブレーディングX | ー |
ブランクス | HVFナノプラス | HVFナノプラス | HVF | ー |
接合部 | V-ジョイント | V-ジョイントα | ー | ー |
継数 | 2ピース | 2ピース | 2ピース | 2ピース |
リールシート | ー | ー | ー | ー |
ラインナップ
こちらもジギングモデル、キャスティングモデルに分けて記載します。
項目\製品 | アウトレイジ | ソルティガR | ブラスト | ヴァデル |
---|---|---|---|---|
ラインナップ幅 | J63S-2.5~J61S-5 J62B-2.5~J60B-4 | J60S-2 HI~J62S-4 LO J62B-2 TG~J62B-3 LO | J63MLS~J60HS J61MLB~J511MHB | J60MLS~J60HS J60MB~J60MHB |
ラインナップ数 | スピニング:4 ベイト:3 | スピニング:8 ベイト:3 | スピニング:4 ベイト:3 | スピニング:4 ベイト:2 |
継数 | 1 | 1 | 2 | 2 |
自重 | 157~200 | 140~161 | 185~215 | 200~250 |
PE(MAX) | 2.5~5 | 2~4 | 2~5 | 2~5 |
ジグ(MAX) | 160~260 | 160~250 | 150~250 | 150~250 |
定価 | \38,300 ~\39,200 | \50,500 ~\52,000 | \26,500 ~\26,500 | \19,800 ~\19,800 |
項目\製品 | アウトレイジ | ソルティガC | ブラスト | ヴァデル |
---|---|---|---|---|
ラインナップ幅 | C76-2~C82-8 | 71-2~85-8 | C74LS~C83MHS | C73MLS~C80MS |
ラインナップ数 | スピニング:6 | スピニング:10 | スピニング:4 | スピニング:2 |
継数 | 2 | 2 | 2 | 2 |
自重 | 215~380 | 185~385 | 217~340 | 235~285 |
PE(MAX) | 2~8 | 2~8 | 3~5 | 3~4 |
ルアー(MAX) | 50~160 | 50~160 | 60~100 | 60~80 |
定価 | \40,000 ~\45,000 | \56,000 ~\62,000 | \29,000 ~\35,000 | \21,400 ~\21,800 |
上位モデル(ソルティガ)との比較
ダイワ ソルティガR J60S-3 HI(Amazon)
ダイワ ソルティガC 710-8(Amazon)
キャスティングモデルではテクノロジに差がありますが、ジギングモデルはソルティガとほぼ同じですね。
ただしテクノロジに差があると言っても、スペック面はほとんど差がありません。
ラインナップ比較表で見るとわかりますが、ロッド自重やルアーMAX重量、PEMAX号数など、アウトレイジはソルティガとほぼ同水準となっております。
ただしラインナップの幅は異なっており、ソルティガはジギングモデルだけでも11モデル、キャスティングモデルで10モデルもあります。
シーン毎に最適なロッドを使いたい方はソルティガがお勧めです。
しかし、そこまで頻繁にロッドを替えないですよ!と言う方はアウトレイジで十分だと思います。
アウトレイジの強さを証明するものとして、ダイワ公式の実釣動画があります(冒頭)。
下位モデル(ブラスト、ヴァデル)との比較
ダイワ ブラスト C83MHS(Amazon)
ダイワ ブラスト C83MHS(楽天)
テクノロジ面ではブラスト、ヴァデルとグレードが下がるにつれ差が大きくなります。
テクノロジ面の差がスペック面にも表れています。
ジギングモデルで言えば、上位モデルほど重量が抑えられています。
ジグ重量やPE号数はほぼ同水準ですので、ロッドのパワー自体は同程度と思われます。
ジギングは腕に負荷がかかる釣りですので、軽ければ軽いほど負担は減ります。
キャスティングモデルに関しては、ロッド自重は然程気にしなくて良いと思います。
しかしラインナップの上限に差があるため、記録級のキハダやヒラマサを狙うのであればアウトレイジ以上が良さそうです。
大きくてもメータークラスまでの青物が釣れればいいという方は、ブラスト・ヴァデルで十分です。
スペック表
以下、ダイワ公式より抜粋。品名の頭にJが付くのがジギングモデル、Cが付くのがキャスティングモデルです。
さらに、ジギングモデルにSが付くのがスピニングモデル、Bが付くのがベイトモデルとなります。
23年8月追記!
LCと付くのがライトキャスティングモデルで、23年9月発売予定です。
品名 | 全長 (m) | 仕舞 (cm) | 自重 | ルアー重量 (g) | PE (号) |
---|---|---|---|---|---|
J63S-2.5 | 1.91 | 191 | 157 | MAX160(ジグ) | MAX2.5 |
J63S-3 | 1.91 | 191 | 165 | MAX180(ジグ) | MAX3 |
J61S-4 | 1.85 | 185 | 176 | MAX220(ジグ) | MAX4 |
J61S-5 | 1.85 | 185 | 180 | MAX260(ジグ) | MAX5 |
J62B-2.5 | 1.88 | 188 | 186 | MAX160(ジグ) | MAX2.5 |
J62B-3 | 1.88 | 188 | 195 | MAX180(ジグ) | MAX3 |
J60B-4 | 1.83 | 183 | 200 | MAX220(ジグ) | MAX4 |
C76-2 | 2.29 | 177 | 215 | MAX50 | MAX2 |
C79-3 | 2.36 | 178 | 230 | MAX60 | MAX3 |
C82-4 | 2.49 | 189 | 265 | MAX80 | MAX4 |
C82-5 | 2.49 | 188 | 342 | MAX100 | MAX5 |
C82-6 | 2.49 | 188 | 371 | MAX130 | MAX6 |
C82-8 | 2.49 | 182 | 380 | MAX160 | MAX8 |
LC73-2 | 2.21 | 176 | 175 | MAX50 | MAX2 |
LC76-2 | 2.29 | 184 | 180 | MAX50 | MAX2 |
LC70-2.5 | 2.13 | 166 | 175 | MAX55 | MAX2.5 |
まとめ
- 23年9月にLCモデル登場!近海での青物狙いにお勧め!
- 実釣性能では上位モデル(ソルティガ)と遜色が無い
- 同程度のパワーだと上位モデルほど軽い
- キャスティングモデルではアウトレイジ以上か未満で、MAXパワーに明確な差がある
※アウトレイジはC82-6以上、ソルティガは83-6以上がある - ビッグゲームじゃなければブラストやヴァデルでも問題ない
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