23年7月21日、シマノ公式から23セフィアSSが発表されましたね。
セフィアシリーズは上からXTUNE、XR、SS、BBとなっており、コストパフォーマンス重視のロッドとなっています。
初めてエギングをする方はもちろん、エントリーモデルからのステップアップを検討中の方にもお勧めできます。
ちなみにXRからはシマノの最新技術マシマシで、その分お値段も高くなります。
SSやBBは最新技術こそ搭載されていないものの、過去の上位モデルで採用された技術が流用されています。
今回発表されたSSはハイパワーXとスパイラルX採用でブランクス性能充分、100g前後の軽量な高感度ロッドに仕上がっているようです。
ちなみに同タイミングで23セフィアSS(リール)も発表されており、こちらもかなり軽量な仕様です。
その上23セフィアSS(リール)は23セフィアSS(ロッド)と見た目がマッチするデザインになっており、性能・見た目をお手軽な価格で求める方にお勧めですね。
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エギングロッドに求められるモノ
エギングロッドで重要なのは以下2点です。
- 操作性の高さ
- 感度
いずれにおいても軽さは重要です。
操作性に関しては、ロッドの長さも関係してきます。
ただしサーフでのエギングなど、飛距離が重要な場合、操作性を少し落としてでも長めのロッド(9フィート台)を選ぶことがあります。
ただ私の経験上、飛距離重視のエギングロッドはあまりお勧めしません。
8フィート台のロッドでも問題なく飛距離は出ますし、そもそもサーフでエギングをする事があまり無いからです。
サーフでのエギングが主の方が居たら、検討しても良いかなってぐらいだと思います。
筆者お勧めの仕様
基本的に、エギングロッドは汎用的な仕様がお勧めです。
具体的に書くならこんな感じ。
- 8フィート台前半~半ばぐらい
- ML
- ソリッドティップ仕様
今回の23セフィアSS(ロッド)にもこれに近いモデルがあります。
という事で、私が買うならS86ML-Sかな。
ソリッドティップは通常のティップ(チューブラーティップ)と比べてよく曲がるため、穂先の目感度が上がります。
テンションフォールでアタリを取るときに重宝しますね。
船でティップランをする方なら、ソリッドティップのありがたさが分かると思います。
各種比較
技術特性、ラインナップを下位~上位モデルと比較してみましょう。
項目 | 23SS | 22BB | 21XR | 20XTUNE |
---|---|---|---|---|
スパイラルX | ○ | ー | ◎コア | ◎コア |
ハイパワーX | ○ | ○ | ○ | ○ |
ナノピッチ | ー | ー | ー | ○ |
Xガイド | ー | ー | ○ | ○ |
カーボンモノコックグリップ | ー | ー | ○ | ○ |
ソフチューブトップ | ○ | ○ | ○ | ○ |
タフテック∞ | ○ | ○ | ○ | ー |
最短モデル | S76UL-S | S76SUL-S, S76ML | S73SUL-S, S73MH | S79ML, S79M |
最長モデル | S93ML | S89ML, S89M, S89MH | S93ML | S92ML+ |
最軟モデル | S76UL-S | S76SUL-S | S73SUL-S | S82L, S86L |
最硬モデル | S86MH | S86MH, S89MH | S90H | S86MH |
S83ML自重 ※XTUNEのみS82ML | 100 | 105 | 99 | 102 |
S86ML自重 | 102 | 105 | 100 | 104 |
価格帯 | 31,200円 ~ 34,000円 | 17,400円 ~ 20,500円 | 41,600円 ~ 44,500円 | 53,000円 ~ 55,600円 |
技術特性的には20XTUNEが最も優れています。
20XTUNEにはタフテック∞が無いですが、これはソリッドティップモデルの有無の差ですね。
XTUNEはあくまでアオリイカメインのラインナップになっているようですがBB、SS、XRはラインナップの幅が広く、アオリイカ以外をターゲットにしたモデルもあります。
ちなみにボリュームゾーンであろうS83ML(S82ML)、S86MLの自重を見てみると、数g程度の差しかないです。
ぶっちゃけ誤差!22BBでも充分に軽量なロッドです。
リールシートだったり、カーボンモノコックグリップっを重視するならXR以上を選ぶ意味がありますが、そこに拘りが無ければBBかSSで充分です。
というか大体のシーンにおいてBBで充分。
あとはデザインで選ぶか否かですね…
23セフィアSS(リール)を買う方は、23セフィアSS(ロッド)を合わせる見栄えが良いですよ。
スペック表
以下、シマノ公式から引用。
全て逆並継、セパレートグリップ、アップロック式リールシート。
継数も全て2ですが、今後3ピースモデルとかでるのかな。
最近はマルチピースロッドが流行りなので、可能性はゼロではない…はず!
品番 | 全長 (ft.) | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞寸 (cm) | 自重 (g) | 先径 (mm) | エギ (号) | PE (号) | リールシート位置(mm) | カーボン含有率(%) | 本体 価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S76UL-S | 7’6″ | 2.29 | 2 | 118 | 91 | 0.9 | 1.5-3 | 0.2-0.6 | 333 | 99.4 | 31,800 |
S86L | 8’6″ | 2.59 | 2 | 133 | 97 | 1.6 | 1.5-3.5 | 0.3-0.8 | 333 | 98.6 | 31,800 |
S79ML | 7’9″ | 2.36 | 2 | 121.5 | 93 | 1.8 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 333 | 99.6 | 31,200 |
S80ML | 8’0″ | 2.44 | 2 | 125.5 | 96 | 1.8 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 333 | 99.6 | 31,500 |
S83ML | 8’3″ | 2.51 | 2 | 129 | 100 | 1.8 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 333 | 98.6 | 31,800 |
S86ML | 8’6″ | 2.59 | 2 | 133 | 102 | 1.8 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 333 | 99.6 | 32,100 |
S86ML-S | 8’6″ | 2.59 | 2 | 133 | 100 | 0.9 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 333 | 98.8 | 33,700 |
S89ML | 8’9″ | 2.67 | 2 | 137 | 102 | 1.8 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 333 | 98.9 | 32,400 |
S93ML | 9’3″ | 2.83 | 2 | 145 | 111 | 1.8 | 1.8-3.8 | 0.4-1 | 358 | 99.6 | 33,100 |
S80M | 8’0″ | 2.44 | 2 | 125.5 | 100 | 1.8 | 2-4 | 0.5-1 | 333 | 99.6 | 31,800 |
S83M | 8’3″ | 2.51 | 2 | 129 | 97 | 1.8 | 2-4 | 0.5-1 | 333 | 98.8 | 32,100 |
S86M | 8’6″ | 2.59 | 2 | 133 | 105 | 1.8 | 2-4 | 0.5-1 | 333 | 99.6 | 32,400 |
S86M-S | 8’6″ | 2.59 | 2 | 133 | 105 | 1.3 | 2-4 | 0.5-1 | 333 | 98.6 | 34,000 |
S86MH | 8’6″ | 2.59 | 2 | 133 | 107 | 1.8 | 2.5-4.5 | 0.6-1.2 | 343 | 98.7 | 32,800 |
この中で変わり種なのはS76UL-SとS93ML、S86MHですね。
S76UL-Sは秋の子イカや、アジ・メバルなどのライトゲームに特化しています。
S93MLは操作性がやや落ちるものの、キャスト性能は良いでしょう。サーフメインの方向けです。
S86MHはエギングロッドとしてパワーがあるので、エギ以外の小型ルアーを使うのにも良いでしょう。
※とは言え、自重107gですのでヘビーな釣りは無理ですよ!
ただこれら3モデルは尖った性能であるため、堤防などから普通にエギングを楽しみたい方には勧めません。
あとはL、ML、Mまでの硬さでどれを選ぶか、7’9″~8’9″までのレングスでどれを選ぶか。
硬さについては、こだわりが無ければMLが良いです。
普通のエギングでありつつも飛距離を重視するなら8’6″もしくは8’9″が良いでしょう。
腕力に自信のない方や、操作性特化なら7’9″か8′ですかね。
汎用性重視なら8’3″かと。
初めてエギングする方で困ったら、S83MLかS86MLを選んでおけば、大きく外れる事はないです。
合わせるリール
冒頭から何度も書いていますが、やっぱり合わせるなら23セフィアSS(リール)ですね。
C3000Sで190gとかなり軽く、その上デザインもマッチするよう作られています。
ただしS76UL-Sであればさらに小型の番手を合わせたくなるでしょうし、S93ML、S86MHであれば23セフィアSSにはないギア比XGのリールを合わせたくなるかもしれません。
そういった場合はデザインに拘らず、自分がマッチすると思えるものを選ぶと良いでしょう。
ちなみに私なら…
S93ML、S86MHには21ツインパXDのC3000XGあたりを合わせるかなぁ。
バンフォードのC3000XGなんかも良さそうです。
76UL-SだったらC2000Sとかね。
まとめ
- デザインなどに拘りがなければ、ぶっちゃけセフィアBBでも充分良いロッド。
- セフィア(ロッド)シリーズは下位~上位モデルであまり自重差が無い。
- S76UL-S、S93ML、S86MHは尖った仕様なので、普通のエギングを考えている人にはお勧めしない。
※自身の目的とマッチするならOKです。 - デザイン重視ならロッド・リールを23セフィアSSで合わせるのがお勧め。
ただしS76UL-S、S93ML、S86MHの場合はその限りではない。
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