ショアジギに本気のメジャークラフトからショアジギロッドの新モデルが登場します。
その名もクロスライド1Gです。
クロスライド1Gは1万円台半ばのコストパフォーマンスに優れるロッドで、これからショアジギングを始める方にお勧めです。
ちなみにクロスライドというと、21年に発売されたクロスライド5Gがありますね。
クロスライド5GはT1100GとR360構造により軽くて強いと評判のロッドでした。
クロスライド1GはT1100G・R360構造が採用されていないものの、「疲れにくさ」「軽い力での遠投」「バットパワー」を重視した仕様になっており、価格を抑えながらも高性能なロッドになっているようです。
ショアジギングについて
初心者にお勧めするロッドですので、そもそもショアジギとは何ぞや?というところから書いていきます。
そもそもショアジギってどんな釣り?
メタルジグというルアーをキャストし、海中でアクションさせる事でフィッシュイーター(主に青物)を狙う釣りです。
堤防など、足元からある程度水深があり、潮通しが良い所が良ポイントです。
サーフでもショアジギングをする事は可能ですが、水深が足りない場合が多く、メタルジグを使うのには適していません。
サーフはサーフ用のロッドを使い、”巻き”で誘うのが一般的です。
用途によるロッドの違いは?
専用ロッドは長さ、硬さ、自重、グリップ位置、ガイドなど、ロッドの各部位が用途に適した仕様になっています。
極端な事を書くと、ショアジギロッドじゃなくとも青物を釣る事は可能です。
しかしバラす確率だったり、長時間の釣行が困難だったり、専用ロッドを使わない事によりデメリットは非常に大きいです。
釣果に直接影響が出てしまうでしょう。
では、ショアジギロッドに必要な要素はどんなものでしょう?
ショアジギロッドに必要な要素とは?
ショアジギングロッドに関して書くと、以下3点が重視すべき要素です。
- 青物の引きに対抗できるパワー(硬さ)
- ルアーを遠くに投げられる遠投性能(長さ)
- ルアーを軽快に扱える操作性能(自重、重心位置)
では具体的にどれぐらいの硬さ・長さのロッドが良いかについてですが、最初に書いておくべきことがあります。
「程々のサイズを狙うけど、万が一に備えて大物にも対応できるロッドが欲しい!」
初心者の頃はこう考えてしまいがちです。
しかしこの考えは一旦心の奥に置いておきましょう。
程々のサイズの魚を狙うのであれば、それに見合ったロッドを買うようにしましょう。
万が一に備えて無駄に硬い(=重い)ロッドを買ってしまうと、普段の使い心地を犠牲にしてしまいます。
もちろん、硬くて長いロッドを楽に扱えれば、それが理想です。
しかしその分重くなるので、感度は悪くなりますし、長時間の釣行ができなくなってしまうでしょう。
そのため一口にショアジギングと言っても、狙いに応じ、硬さや長さを選び分けるようにしましょう。
ショアジギングは投げるルアーの種類や自重に応じて以下4種類に分類されます。
※1フィートは約30cmです。
種類 | 略称 | ルアー | パワー | 長さ | 対象魚 |
---|---|---|---|---|---|
スーパーライトショアジギング | SSJ、SLSJ | ジグ30g未満 | L、ML | 9フィート前後 | 小型青物、 根魚など |
ライトショアジギング | LSJ | ジグ30g~60g未満 | ML~MH | 9~10フィート | 小~中型青物 |
ショアジギング | ショアジギ | ジグ60g以上 | MH~H | 9~10フィート | 中~大型青物 |
ショアプラッキング(キャスティング) | ー | プラグ | H~XH | 10フィート台 | 大型青物 |
ショアジギロッドを選ぶ際は上の表目安にしてみてください。
では、クロスライド1Gの性能を見ていきます。
クロスライド1Gの性能について
スペック表
以下、メジャークラフト公式から引用です。
自重が公開されていないのが残念ですね。分かり次第追記します。
モデル名に「LSJ」表記があるのがライトショアジギングモデルです。
因みに私はクロスライド5Gの962Mを持っていますが、番手的にはLSJモデルに一番近いものの、わりとガチ目なショアジギロッドでした。
クロスライド1GもLSJモデルか否かで明確な差があると思われます。
Model | PRICE (税込) | 全長 (ft) | 継数 (pcs) | ルアー (g) | PEライン (号) | アクション |
---|---|---|---|---|---|---|
XR1-942ML/LSJ | ¥15,000 | 9’4″ | 2 | 15-40 | 0.6-1.5 | RF |
(\16,500) | ||||||
XR1-962M/LSJ | ¥15,500 | 9’6″ | 2 | 15-50 | 0.8-2.0 | RF |
(¥17,050) | ||||||
XR1-1002M/LSJ | ¥16,000 | 10’0″ | 2 | 15-50 | 0.8-2.0 | RF |
(\17,600) | ||||||
XR1-962M | ¥16,500 | 9’6″ | 2 | 20-60 | 1.0-2.5 | RF |
(\18,150) | ||||||
XR1-1002M | ¥17,000 | 10’0″ | 2 | 20-60 | 1.0-2.5 | RF |
(\18,700) | ||||||
XR1-962MH | ¥17,000 | 9’6″ | 2 | 60±20 | 1.0-3.0 | RF |
(\18,700) | ||||||
XR1-1002MH | ¥17,500 | 10’0″ | 2 | 60±20 | 1.0-3.0 | RF |
(\19,250) | ||||||
XR1-1002H | ¥18,000 | 10’0″ | 2 | 80±20 | 1.5-3.5 | RF |
(\19,800) | ||||||
XR1-1002HH | ¥18,500 | 10’0″ | 2 | 100±20 | 1.5-4.0 | RF |
(\20,350) |
どれを選べばいいか?
初心者にはガチなショアジギよりもLSJをお勧めしますので、基本的にはXR1-962M/LSJが手堅いと思っております。
ただし「いや、初心者だけどちゃんと考えたい!」という方のため、要望別におすすめモデルをピックアップしていきます。
小さなルアーで色んな魚を狙いたい人
- XR1-942ML/LSJ
これはこのモデル一択だと思います。
15gぐらいのジグを使えばいわゆるスーパーライトショアジギング(SLSJ、SSJ)になりますね。
LSJで楽に小型~中型青物を狙いたい人
- XR1-962M/LSJ
ライトショアジギングということで、扱いやすさと遠投性能のバランスに優れる962M/LSJがおすすめ。
LSJの主なターゲットは小型~中型青物で、カンパチやヒラマサの幼魚がかかった場合、小型といえどもかなり引きます。
そのため942ML/LSJよりも962M/LSJが無難と思います。
また、レングスについても、楽さを重視するなら1002M/LSJよりも962M/LSJが良いと思います。
サーフで飛距離を求める人(多魚種狙い)
- XR1-1002M/LSJ
サーフということでレングスは10フィートのものが良いです。
また、サーフでは青物だけじゃなくヒラメやマゴチなんかもいますので、そういった魚を狙うのであれば軽めのロッドが良いです。
ということでこのモデルをチョイス。
サーフで飛距離を求める人(青物狙い)
- XR1-1002M
- XR1-1002MH
次にサーフで青物を狙うケース。
レングスはもちろん10フィートのものが良く、パワーもそれなりにあったほうがいいです。
ただし1002Hか1002HHとなるとサーフではオーバースペックなので、MもしくはMHで十分です。
クロスライド5Gに似たロッドであれば、Mでも十分硬いです。
万能なロッドが欲しい人
- XR1-962M
そこそこのレングス、そこそこの硬さということで、いろんなシーンで使いたいならこのモデル。
ただし悪く言うなら、この番手は何をするにも中途半端かもしれません。
自分の主の釣り場が定まっていない人であれば、このモデルで良いと思います。
それで自分にマッチすればいいし、マッチしなければこのロッドを基準に次のロッドを考えればいいです。
なんせ安いロッドですからね。
堤防で大物を狙いたい人
- XR1-962MH
堤防は足元からそれなりに水深があるため、ジグを使うのに適しています。
というより、プラグは水面から高さがあると使いにくいです。
ジグを使うのであれば、レングスは9フィート台のものが良いです。
また、地磯なんかと比べると地形的に根ズレしにくいため、そこまで突出したパワーは不要です。
という事で962MHをチョイスしました。
地磯で大物を狙いたい人
- XR1-1002H
- XR1-1002HH
地磯では基本的にプラグを使います。
また、プラグに食ってくる青物は結構大型なことが多いです。
そのためパワーは必須ですね。
という事でこの2本の内どちらかを選べばいいと思います。
まとめ
- クロスライド1Gは1万円台半ばのコスパ重視ロッド!
- 「疲れにくさ」「軽い力での遠投」「バットパワー」を重視した仕様
- 初心者にはLSJ用のモデルXR1-962M/LSJがおすすめ。
- 自身にあったものを選びたい場合、自身の釣り場にマッチするものを選ぼう!
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