23レオブリッツ200Jはイカメタルやタイラバで使える?コード込みの自重はなんと…!

ダイワのレオブリッツ200番台がモデルチェンジしました。
前モデルと比べるとリール自体の自重は増すものの、電源ケーブルも合わせた重量は95gも軽くなります。
小型電動リールは釣り方に対して重さが気になりがちでしたが、このリールはその重さに一石を投じている訳ですね。
そのため、23レオブリッツ200番台は深場でのイカメタルやタイラバ、タチウオ狙いで実力を発揮するでしょう。
ちなみに上位モデルの22シーボーグ200Jとも比較したいと思います。

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目次

小型電動リールの必要性

電動リールはモーターやカウンタ部のパーツがあるため、通常のベイトリールと比べてかなり重いです。
釣りをする上でリール自重の軽さは大きな優位性となります。
ではその大きな優位性を捨ててまで電動リールを使う必要性とは何か?というのが気になるでしょう。
それはベイトリール(手動)で釣りをするには辛い場合があり、電動リールはそれを解決できるからです。

深場でベイトリール(手動)を使う際の問題点

例えば水深50m、60m程度の場所でベイトリール(手動)を使うのであれば、電動じゃなくとも何不自由無いです。
ただし水深が80m、90m、100m…となってくると、ラインの回収が凄まじく大変になります。
とくにタイラバではPGを使う事が多々あり、ベイトリールのPGとなると…巻上長が50cm~60cmぐらいのものが多いです。
スピニングと比べれば巻き重りは気にならないのですが、反面、巻上速度不足を感じることが多々あります。
大型のリール、高ギア比を使う事である程度解消できますが、水深が100mを超すと、それでもかなりキツイものがあります。
そんな時、電動リールであればライン回収時の不満を解消する事ができます。
ただし電動リールにも気を付けておくべき点があります。

電動リールの問題点と小型電動リールの必要性

電動リールは中にモーターを内蔵しており、さらにカウンタまでも付いています
手動リールには無い部品をたくさん積んでいる訳です。
つまり、ほとんどの電動リールが「重さ」という問題を抱えています

そこで少しでも重さを抑える時に選ばれるのが小型の電動リールです。

また、大型の電動リールは右巻きモデルしかなかったりしますが、小型電動リールは扱いやすさが重視されており、左巻きモデルがラインナップされている事も。
23レオブリッツ200番台も左巻きモデルがあります

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ダイワ電動リールの優れる点

私がこの23レオブリッツ200Jで「良いな!」と思ったのは以下2点。

  • JOGパワーレバーによる片手操作
  • 電動モバイルセッティングによる、モバイル端末での糸巻量などのセッティング

これらは上位モデル(22シーボーグ200J、G200J)にも搭載されている機能で、よりコストパフォーマンスが重視されたモデルと言えるでしょう。

S社電動リールの一部にもJOGパワーレバーに近い機能がありますが、ボタン製である点やボタン位置を考慮すると、操作性の良さはJOGパワーレバーに軍配が上がると思います。

テクノロジについて

17レオブリッツ200番台、22シーボーグ200番台、22シーボーグG200番台と比較してみましょう。

項目23レオブリッツ
200J
22シーボーグ
200J
22シーボーグ
G200J
17レオブリッツ
200J
JOGパワーレバー
マグシールドBB
※サイドプレート側シャフト軸
モーターBRITZMAGMAXMAGMAX-GBRITZ
ATD
ドット液晶カウンター
モーターON/OFF連動クラッチ
電動モバイルセッティング
自重480g
+135g(コード)
485g(DH)
490g
+135g(コード)
520g
+135g(コード)
460g
+250g(コード)
保障1年間
200時間
100km
1年間
200時間
100km
1年間
200時間
100km
↓モーターのみ
3年間、300km
1年間
200時間
100km
実売価格5万円台後半7万円前後9万円台5万円台半ば

22シーボーグ200Jとの違い

特定の釣りにおいて大きな差になり得るのはモーターON/OFF連動クラッチの有無ですね。
クラッチをONにすると、JOGパワーレバーで設定しておいた巻上速度で巻き上げられる機能です。
この機能が有効に働くのは、ジギングなどの早巻き・フォールを繰り返すような釣りですね。
タイラバやイカメタルではあまり重視しなくても良い気がしますが、電動ジギングをするなら考慮しておきたいところ。

モーターの差については、使っている素材の差と思われます。
BRITZモーターは素材について明記されていないのに対し、MAGMAX、MAGMAX-Gモーターは「特殊ネオジウム磁石」を使っているそうです。
これはモーターのパワーの差、耐久力の差に関わってくると思われます。
ただこの点については、実釣性能にはあまり関わってこないと思います。
レオブリッツの旧モデルで

マグシールドBB有無の差は防水性、道具として使える、期間的な意味での耐久性に関わってきます。
ただ、個人的には「無いよりはある方が良いかな」ってぐらいで、最重視するところではないと思います。
釣行後、次の釣行まで水洗いする間もないぐらい釣りまみれの人は別ですけど、そんな人は滅多にいないでしょう。
というかそんな人だったら迷わず最上級モデルを買いそうですね^^;

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22シーボーグ G200Jとの違い

22シーボーグ200Jよりも更に強いモーターが積まれています。
それに加えモーターの保証期間が3年までありますので、短期間で酷使する方に打ってつけのリールだと思います。

ただ23レオブリッツ200Jや22シーボーグ200Jと比べて少し重いです。
用途的にも、電動ジギングなんかが視野に入ってきます。
23レオブリッツ200Jと比べるのはちょっと違うかな、と思います。

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17レオブリッツ200Jとの違い

ドット液晶カウンター、電動モバイルセッティングは実釣性には関わらないものの、利便性には差がありますね。
また、コードまで含めた自重差が95gもあります。
イカメタルでは多少アクションをさせますので、この95g差は響いてくる気がします。
ただ基本的に巻きの釣りであるタイラバに関しては、そこまで気にしなくても良いと思います。

タイラバ用にしか考えていないのであれば、17モデルの安売りを狙うのもアリかと。

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スペックについて

以下、ダイワ公式から引用。
最大巻上力、常用巻上速度の括弧内の数値はスーパーリチウムを使った場合の数値との事。
品名にLが付くのが左巻きモデルですね。

スクロールできます
品名巻取長ギア比自重
(g)
最大
ドラグ
(kg)
PE
(号-m)
ナイロン
(号-m)
BB最大巻上力
(kg)
常用巻上速度
1kg負荷時

(m/分)
JAFS
基準巻上力
(kg)
JAFS
基準速度
(m/分)
メーカー
希望本体
価格(円
)
200J555.14808.51-6003-25012/125150919076,500
1.5-4504-170(28)(166)
2-3005-140  
3-200   
4-170   
200JL555.14808.51-6003-25012/125150919076,500
1.5-4504-170(28)(166)
2-3005-140  
3-200   
4-170   

スペック表で見る限りは22シーボーグとも大きな違いはありません。
糸巻き量は同じですし、BB数も同じ。
自重がちょっと違ったり、少し違ったり…という程度。
スペック表から見て取れる数値の違いはほとんどないですね。

スペック表ではわからないテクノロジ面の差(モーターON/OFF連動クラッチ有無の差)により電動ジギングの快適性、実釣性に差が出ると思います。

用途について

冒頭にも書いたように、やはりこのリールが活きてくるのはイカメタル、タイラバ、タチウオ狙いでしょう。
電動ジギングをするなら1万円ちょっと多く出してでも22シーボーグ200Jを買った方が良いように思います。
電動ジギングメインで釣行頻度が高い方なら22シーボーグのG200Jですね。

電動ジギングをしないのであれば、シーボーグを買わずともレオブリッツで十分でしょう。

まとめ

  • 水深があるところでイカメタルやタイラバなどをする際、小型電動リールがあるととっても楽になる。
  • 22シーボーグ200Jとの大きな違いはモーターON/OFF連動クラッチの有無。
    電動ジギングをするならモーターON/OFF連動クラッチがあると有利!
  • 上位モデル(22シーボーグ)とのスペック表での数値差はほとんど無い。
  • 電動ジギングをしないのであれば23レオブリッツ200Jで充分!

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