ここ1,2年でダイワショアジギロッドの名前がグラグラ揺れていますね。
ジグキャスターが出たと思ったらショアジギングXが出たり、サーフロッドだったはずのオーバーゼアにショアジギモデルが追加されたり。
初心者からしたら、何を選べば良いのか分かりにくくなったのではないかと思います。
という訳で、どんなロッドがあるのかをまとめてみます。
ダイワのショアジギロッド、サーフロッドを考えているけど何が良いかわからない…という方にお勧めの記事です!
結論
いきなりですが、結論を書きます。
初心者にお勧めするロッドは以下のとおり。
- ショアジギング用…ショアジギングX 96M
- サーフ用…オーバーゼア 109ML/M
一覧表
いきなりですが、22年9月現在、ダイワのショアジギ・サーフ用ロッドは以下のようになっております。
ロッド名 | ショアジギ モデル | サーフ モデル | 実売価格帯 | 発売年 | リンク |
---|---|---|---|---|---|
ショアジギングX | ○ | × | 1万円前後 | 22年 | Amazonで探す 楽天市場で探す |
ジグキャスター | ○ | × | 〃 | 21年 | Amazonで探す 楽天市場で探す |
オーバーゼア | ○ | ○ | 2万円前後 | サーフ) 20年 ショアジギ) 22年 | Amazonで探す 楽天市場で探す |
オーバーゼアAGS | ○ | △ | 5万円台 | 21年 | Amazonで探す 楽天市場で探す |
オーバーゼアグランデ | ○ | ○ | サーフ) 3万円前後 ショアジギ) 3~4万円 | サーフ) 22年 ショアジギ) 21年 | Amazonで探す 楽天市場で探す |
ショアスパルタンBT | ○ | × | 7万円前後 …生産終了? | 20年 | Amazonで探す 楽天市場で探す |
ショアジギングX
ジグキャスターと仕様がもろかぶりなロッドです。
番手によりショアジギングXにあるものがジグキャスターに無かったり、その逆もあります。
ただし最も大きなポイントは、ライトショアジギングで最もポピュラーな番手である96Mがジグキャスターには無いという事。
どうなるかわかりませんが、こんごジグキャスターは廃版に向かうかも?
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ジグキャスター
最も汎用的に使える96Mが無い時点で、ショアジギ用のロッドしてどうなんだろう。
ジグキャスターシリーズはコスパが良い事で有名だったため、とりあえずラインナップし続けている…という大人の事情があるように思えます。
ただしこのロッド自体が悪い訳ではありません。
1万円そこそこでショアジギングロッドを買えるので、やはり高コスパロッドだと思います。
96M以外を検討しているのであれば、選ぶ価値はありますよ。
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オーバーゼア
登場した当初はサーフ用のモデルのみラインナップされていました。
X45やHVFが用いられており、ジグキャスターMXを匂わせる仕様ですね。
とか思ってたら、いつのまにかジグキャスターMXが製品ラインナップから消え、オーバーゼアにショアジギモデルが追加されましたね。
ジグキャスターMXの後継モデルと見て良いと思います。
なおサーフ用のロッドとしてはオーバーゼアが最下位グレードです。
今後X45・HVF非採用の廉価モデルが出そうな気がしますが、現時点ではこれがダイワで一番安いサーフ用ロッド。
初心者がサーフを始めるならオーバーゼアの109ML/Mがお勧め。
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オーバーゼアAGS
オーバーゼアAGSは少し特殊で、AGSガイド(カーボン製のガイド)が使われています。
番手的にはライトショアジギングにも使えそうなものがあるんですが、メタルジグの使用にマッチするのかが微妙ですね。
サーフ用ロッドとしては感度抜群でお勧めできるんですが、ショアジギロッドとしてはクセがあるように思います。
使い心地は良いんでしょうけど、メタルジグを扱うにはガイドの耐久性が少し不安。
まあ、AGSガイドが割れてもブランクスが無事であれば、修理代で1万を超える事はたぶん無い…はず。
値段が高い事もありますし、このロッドは上級者向けです。
初心者が選ぶ必要は無い気がします。
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オーバーゼアグランデ
このロッドが初めて登場した時点では、オーバーゼアグランデはシリーズ内で唯一異質な存在でした。
他のオーバーゼアシリーズは全てサーフ用ロッドなのに、このロッドだけ超絶ガチムチ仕様のショアジギ・プラグ用ロッドというw
仕様的にはショアスパルタンを思わせるほどガチさで、硬さHHまでラインナップされています。
ところがオーバーゼアAIRが廃版になり、マイナーアップデートされたような仕様のロッドが、オーバーゼアグランデ サーフモデルとして蘇りました。
価格帯はサーフモデル・ショアジギモデル共に3万円ぐらいで、中~上級者向けのロッドと言えるでしょう。
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ショアスパルタン ブレイクスルー(BT)
ショアスパルタンブレイクスルー(BT)はショアスパルタンシリーズの最後のモデルです。
初代ショアスパルタンもかなりのガチムチ仕様だったんですが、それを超えるようなめちゃくちゃ強いロッドです。
ちなみにお値段もめちゃくちゃ高い。
廃版に近づいているのか?通販サイトで探してもほとんどヒットしません。
ロッドの役割を、オーバーゼアシリーズに移行しつつあるのかもしれませんね。
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ショアジギング・サーフ用ロッドについて
サーフ用ロッドについて
サーフ用ロッドに必要な性能
- 10フィート(約3m)以上のレングス
- 程々の強さ(M前後)
ポイントを探るのが重要なサーフでは、探れる範囲を広げるために長いロッドが有利になります。
具体的に言うと10フィート以上です。
ドン深のところは別として、ルアーが届く範囲だと水深もたかが知れています。
そのためジグの出番は少なく、ロッドの操作性よりもキャスト性に重きを置きたいところ。
また、ヒラスズキ用のミノーを投げたりすることもあり、硬すぎるロッドは逆に投げにくくなります。
M前後の硬さが丁度いいです。青物等を狙うのであればMHでもいいかもしれません。
サーフで狙える魚について
サーフでの餌釣りと言うとキス釣りを真っ先に思い浮かべますが、ルアーを用いても色々な魚を釣ることができます。
- マゴチ
- ヒラスズキ
- マルスズキ
- ヒラメ
- 青物
地域によって違いはありますが、おおよそ上記のような魚が狙えます。
サーフでの釣りについて
堤防や磯場は構造物が多く、魚の居住環境的に非常に優れます。そのため定番の釣りスポットです。一方、サーフはただっ広く、一見して魚が釣れなさそうに思えます。
しかし、サーフでも川が隣接していたりゴロタがあったりと、意外にも構造物があります。
また、何も無さそうな場所であってもベイトが接岸し、上記のとおり青物等のフィッシュイーターが付く事もあります。
堤防や地磯と違ってエリアが広く釣り人も少ないため、時間や場所にとらわれにくい釣り場がサーフです。
ショアジギロッドについて
ショアジギングは使うルアーなどにより、さらに細分化されます。
スーパーライトショアジギング、ライトショアジギング、ショアジギング、ショアプラッキングなど。
それぞれのロッドにどんな特性が必要であるかを
オーバーゼアシリーズにはスーパーライトショアジギング用のモデルが無いため割愛します。
スーパーライトショアジギングロッドに必要な性能
長さ9フィート前後で柔めのロッド(L~ML)を使い、小さなメタルジグ(30g未満)で魚を誘います。
主に使うのは15gのジグですね。
細い釣り糸(PEライン)を使う事になりますので、堤防など、ある程度水深がある場所がお勧めです。
場所選びの際は潮通しの良さも重要です。
※堤防で釣る場合はタモ網も必要です!!
- ロッド…9フィート前後、硬さL~ML程度
- リール…2500~3000番程度
- ギア比はHGがお勧め。
- PEライン…1号
- リーダー…3号
- ルアー…メタルジグ15g~20g
ライトショアジギングロッドに必要な性能
長さは9’6″がお勧めで、硬さM、MH程度のロッドと、30~50gのメタルジグを使います。
最も使う機会が多いのは40gのメタルジグです。
オーバーゼアシリーズのショアジギモデルは、LSJ向きの番手が多数あります。
- ロッド…9フィート6インチ前後、硬さM
- リール…4000番~C5000番
- ギア比はHGがお勧め。
- PEライン…1.5号
- リーダー…6号
- ルアー…メタルジグ30g~50g
ショアジギング・プラッキングロッドに必要な性能
主にブリやヒラマサ、カンパチがターゲットとなります。
場所次第ではキハダマグロなんかも狙えると思いますが、それを釣るころには初心者を脱しているでしょう。
というか大型青物を狙うこと自体、あまり初心者にはお勧めしません。
狙う魚が大きいので、それに見合った強いロッドとリールが必要になります。
メタルジグでも狙えますが、プラグ系のルアーを使う方が多いです。
メタルジグを使うのであればショアジギング、プラグ系を使うのであればショアプラッキングと呼ばれる釣りになります。
メタルジグを使うのであれば9フィート台、プラグ系を使うのであれば10フィート台のロッドが使いやすいです。
ジグの場合、重いメタルジグを使うためパワーギア(PG)がお勧めです。
プラグの場合、巻取り長がある方が扱いやすいのでハイギア以上(HGもしくはXG)がお勧めです。
堤防でのタックル例
- ロッド…9フィート6インチ前後、硬さH
- リール…8000番
- ジグに適しているのはPG。プラグも使うならHG以上がお勧め。
- PEライン…3号
- リーダー…15号
- ルアー…メタルジグ60g~
磯でのタックル例
- ロッド…10フィート~、硬さH~
- リール…8000番~
- ギア比…ジグ主体ならPGがお勧め。プラグ主体ならHGもしくはXGがお勧め。
- PEライン…4号~
- リーダー…20号~
- ルアー…シンキングペンシルやポッパー、ミノー等
まとめ
ダイワのショアジギロッドにどのようなものがあるか、おおよそ把握いただけたでしょうか。
長々と書きましたが、初心者にお勧めのロッドをもう一度書きますね。
- ショアジギング用…ショアジギングX 96M
- サーフ用…オーバーゼア 109ML/M
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