2023年3月に登場したアブガルシアのレボSPビースト。
リールスペックを眺めていて、コレ良いな?!と思ったので記事にします。
一言で表すなら、自社・他社の良いとこどりをしたリールって感じです。
S社のアレや、D社のアレ、上位モデルのアレ、孫悟飯ビーストっぽいネーミング。
ちなみにお値段は2万円程度と、D社・S社のミドルクラスと同等です。
その上性能(自重・剛性)はD社・S社の3~4万クラスに勝るとも劣らないレベルです。
メンテナンスもしやすい構造のようです。
自身でメンテする方で、コスパ抜群なリールが欲しい方にお勧めのリールです。
用途は番手次第ですが、アジング~LSJと、堤防からの釣りは大体カバーできそうです。
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このリールの特徴
ZENON譲りのコンパクト左右非対称ボディ
↑ピュアフィッシングジャパンより引用。
一般的なスピニングリールは左右対称の形をしていると思います。
しかしアブガルシアのフラッグシップリール“ZENON”はボディをとことんコンパクトにした結果、左右非対称の形となりました。
レボSPビーストはこのボディ形状を継承しております。
軽量化のためにムダをそぎ落とした結果、左右非対称ということです。
ちなみに左右非対称だけどハンドルは右にも付けれるの?と思う方がいるかもしれませんね。
右ハンドルも可能との事!
剛性抜群のワンピースDuraMetalボディ
従来のリールに採用されていたボディーカバー(側板)をボディに一体化することに成功。ボディ全体のサイズ・重量の最適化とワンピースのDuraMetal™ (アルミニウムアロイ製)ボディの採用により、ドライブギアを一部品でサポートするため、軸心がぶれることなく最適なギアフィーリングの向上に貢献。
↑ピュアフィッシングジャパンから画像・説明文を引用。
なんだかD社のモノコックっぽい香りがしますが、私たち購買層からしたらモノが良ければ良いんです。
しかも安いですからね…。
ちなみにZENONはマグネシウム製ですが、レボSPビーストはアルミ製で剛性抜群です!
フリクションフリーのメインシャフト
↑ピュアフィッシングジャパンより引用。
メインシャフトとピニオンギアの抵抗が減る事により巻上が軽くなるようです。
これはS社のインフィニティ…っぽい感じがしますが、やはり私たち購買層からすると良くなるものは大歓迎!
というかD社のエアドライブシャフトも似たようなものですからね。
似たような技術を付けていかないと、どんどんおいていかれちゃいますからね。
各メーカーとも、お互いに吸収しあってどんどん良いリールだしてくれんかな…。
製品寿命が長くなってリールの売上減→各メーカー衰退…とかなっちゃうんだろうか。
操作性に優れるC6 V-Roter
↑ピュアフィッシングジャパンより引用。
リールの巻き出しの良さについては各メーカーともしのぎを削ってますね。
D社やS社だけでなく、PENNもローターの軽量化をしだしていますからね。
アブガルシアのレボSPビーストも負けじとローターを良くしています。
大口径アルミ製ドライブギア搭載
↑ピュアフィッシングジャパンより引用。
フラッグシップモデルであったZENONと比べ17%ものサイズアップを達成しています。
しかもアルミ製という事で、強度・耐久性は抜群です。
番手から考えると、過剰とすら言って良いですね。
ちなみに、この大口径ギアに加えて以下2点の特性により、滑らかさ・耐久性・耐食性に優れるとの事。
- AMギアリングシステム(アブガルシア独自の精密マシン加工)
- COGギアデザイン(アブガルシア独自のギア歯型形状最適化)により
その他の特徴
主だった特徴を紹介しましたが、他にもアピールすべき特徴があります。
が、ざっと紹介するにとどめておきます。
詳しくはメーカーの際とや、商品ページで確認いただければ!
強いて挙げるならば、ベールは1ピースでシマノに近い形状ですね。
あと、ドラグシステムがかなりユニーク。
ドラグワッシャの並び替えでライト仕様かタフ仕様に使い分けられる!
- Salt Shield TM ベアリング
- HPCRベアリング
- V-spoolデザイン
- アルミユニフローベール
- ロケットラインマネジメントシステム
- カーボンマトリックスドラグ
- Duracarbon TM ハンドル
- 2WAI DRAG TM
- 30lbショックリーダー対応新型ラインクリップ
- シンカーキーパー付属
- Always-ONインスタントアンチリバース
スペック
製品名 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ (kg) | 巻取長 (cm) | BB | ナイロン ・フロロ (m) | PE (m) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
REVO SP Beast 1000S | 181 | 5.1:1 | 3 | 64 | 10/1 | 0.128(2lb)-100 | PE0.3-120 |
REVO SP Beast 2000S | 183 | 5.1:1 | 3 | 67 | 10/1 | 0.165(4lb)-100 | PE0.6-100 |
REVO SP Beast 2000SH | 183 | 6.1:1 | 3 | 80 | 10/1 | 0.165(4lb)-100 | PE0.6-100 |
REVO SP Beast 2500S | 192 | 5.1:1 | 5 | 72 | 10/1 | 0.205(6lb)-100 | PE0.8-150 |
REVO SP Beast 2500SH | 192 | 6.1:1 | 5 | 86 | 10/1 | 0.205(6lb)-100 | PE0.8-150 |
REVO SP Beast 3000SH | 210 | 6.1:1 | 5 | 92 | 10/1 | 0.235(8lb)-110 | PE1.2-150 |
REVO SP Beast 3000MSH | 220 | 6.1:1 | 5 | 92 | 10/1 | 0.33(16lb)-150 | PE2-220 |
REVO SP Beast 4000SH | 225 | 6.1:1 | 7 | 100 | 10/1 | 0.33(16lb)-150 | PE2-220 |
番手は各メーカーでサイズに違いがあるので単純な比較はできませんが、糸巻き量や自重から見て、D社・S社とかなり近いサイズ感のようです。
自重に関して
1000番~2500番については、まあまあ軽いってぐらいの印象ですね。
D社・S社の軽量フラッグシップと比べると少しだけ見劣りしますが、値段がはるかに違いますからね。
アルミボディでこの自重は凄いです。十分使えます。
それ以降の番手はS社のリールよりも若干サイズが小さいのか、かなり軽いです。
糸巻き量的にはS社同番手よりやや少ないぐらい。
3000・4000番については、シーバスやヒラスズキ、LSJとかに向いていると思うんですが、合わせるロッドは短め&軽めが良いでしょうね。バランス的に。
ギア比について
ギア比5.1はD社・S社のノーマルギアぐらいに相当しそうですね。
6.1はエクストラハイギアに近いかな。
3000・4000はオフショアでの使用(SLJとか)を考える方がいるかもしれませんが、たぶん巻き重りがキツイのではないかと思います。
全番手とも、使うならショアですね。
まとめ
- 価格は約2万円ながらも自重の軽さと剛性に優れた良いリール。
- D社、S社、上位モデル(ZENON)の良いとこどりをしたようなリール。
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