値段はそのまま?23ストラディックがモデルチェンジ!これめっちゃ良いな…

つい先ほど(7/8PM)、シマノHPで23ストラディックが公開されました。
前モデルの19ストラディックと比べてトラブルレス性、耐久力、巻上力といった点で進化しています。
しかも値段据え置き…マジか!。
実売価格は2万円台になると予想できますが、エントリークラスからのステップアップとしては十分すぎるリールかと思います。

という事で、前モデルと比べて何が変わったのか、フラッグシップモデルとの違いについて見ていきましょう。

↓23ストラディックC3000HG開封動画

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目次

箱出しレビューについて

9月半ばごろ、ネットショップでC3000HGを注文しました。
用途はエギング、ティップランを想定。

実際に巻いて思いましたが、巻き心地は前モデル(19ストラディック)と大差ない感じでした。
ただしインフィニティドライブを積んでいるので、巻上力は上がっているものと思われます。
まあ…C3000番で釣るターゲットにそれが必要か?というと、そうでもない気がしますw
4000番ぐらいだと存分に活きそうな気がします。

あとはインフィニティクロスでどれだけ耐久性が上がったかに期待したいところ。
メーカー公表値は「2倍」との事ですが、この辺は実際に長期間使わないと何とも言えないですね。

ちなみに同じ用途で21ツインパワーXD C3000XGを使っていますが、巻き心地と巻き出しの軽さは21ツインパワーXDの方が圧倒的に優れていました。
まあ21ツインパワーXDはクイックレスポンスなので当然っちゃ当然なんですけども。

ちなみにハズレ個体だったのか、巻いた時に異音がします…( ノД`)

まあ、しばらく使ってみて、また感想を追記しようと思います。

技術特性・仕様について

以下、前モデルとフラッグシップモデルとの比較表です。

スクロールできます
項目23ストラディック19ストラディック22ステラ
インフィニティループ
インフィニティドライブ
インフィニティクロス
HAGANEボディ○(AL/強化樹脂?)○(AL/強化樹脂)○(MG)
HAGANEギア
MMギアII
Xシップ
リジッドサポートドラグ
DURAクロス
サイレントドライブ
アンチツイストフィン
Xプロテクト
Gフリーボディ
AR-Cスプール
ロングストロークスプール
ワンピースベール
SA-RB
ラインナップ数141316
ラインナップ幅C2000S
~C5000XG
1000S
~C5000XG
1000SSPG
~C5000XG
価格(公式HP表記)\27,700
~\31,000
\27,700
~\31,000
\91,400
~\98,300

19モデルとの差について

ざっくり書くと耐久性、巻上力、トラブルレス性が向上
見た目はあまり変わらないですね。

目立った所で言うと、インフィニティドライブ・クロス有無の差ですね。
インフィニティドライブは19ステラSWから登場したもので、巻上力の向上に寄与しています。
インフィニティドライブ搭載機を持っていますが、これの有無はかなり大きいです(ステラSW、ツインパSW)。

ドライブギアとピニオンギアの接触面積を増やし、負荷を分散させる事で耐摩耗性を上げたのがインフィニティクロス
19ストラは2年使ったあたりから若干巻き心地の劣化を感じるようになりました。
使用頻度や使い方にもよりますが、これが改良されるのは嬉しい限り。

また、あまり目立たないですがDURAクロスアンチツイストフィンも追加されています。

DURAクロスはドラグワッシャの強化なんですが、これによりドラグの耐摩耗性が向上します。
ドラグの滑り出しが良くなるわけではないですよ!

アンチツイストフィンは、ラインローラーの側に弾性体のフィンを追加する事により、ラインのたるみなどを抑制するものです。
トラブルレス性の向上はこれによるもの。
無いよりはあったほうが良いね~と思います。
初心者には嬉しい部分かな。

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22ステラとの差について

技術特性だけで見たら、価格差程の差は無いです。
インフィニティループ、リジッドサポートドラグの有無が違うところ。

インフィニティループに関して

一応、公式としてはラインの放出抵抗が減る…との事。
しかしこのインフィニティループ、すこぶる評判がよろしくない。
キャスト時にライントラブルがあるとか何とか(私はステラを持ってないので何とも言えない)。
「無くても良い」という方が多数なのが実態です。
23ストラディックにはインフィニティループが無いので、ホッとしている方が結構いるっぽいですね(Twitter見る限り)。

リジッドサポートドラグに関して

スプール受け部にボールベアリングが入っているか否かの差で、ドラグの滑り出しの良さに関わってきます。
リジッドサポートドラグ搭載機・非搭載機を使うと分かりますが、非搭載のモノはドラグの滑り出しがややぎこちないです。

対象魚によっては釣果に影響が出ないとも限らないので、地味でありながら意外と大きな差です。

しかし、19ストラはスプール受け部にBBを追加できました。
そのため、23ストラも同様であればあまり問題にならないです。

技術特性だけでは測れない差について

技術特性でいうとたった二つの差で、なんで何万円も差があるのか。
それは各部品のグレード差(材質違い)や、開発費用、ブランド料などの差があるからでしょう。

そのため22ステラが割高なのは間違いないですね。
加えて、このご時世にありながら19→23ストラディックで値上がりしなかったのも大きい。
というか物価の上昇考えたら、実質値下がりと言って良いぐらい。

また、22ステラになったからといって釣果が上がるかというと、そういう訳ではないです。

スペックについて

以下、シマノ公式から引用。
BBは全て6/1、夢やハンドルノブは全てAタイプ。夢やリールスタンドは全てC、E。

スクロールできます
品番ギア比実用
ドラグ力
(Kg)
最大
ドラグ力
(Kg)
自重
(g)
糸巻量
ナイロン
(lb-m)
糸巻量
フロロ
(lb-m)
糸巻量
PE
(号-m)
最大
巻上長
ハンドル長
(mm)
夢屋
スプール
夢屋
ハンドル
夢屋
ハンドル
スクリュー
キャップ
本体
価格
(円)
C2000S5.1231853-125, 4-100, 5-753-110, 4-85, 5-650.6-150, 0.8-110, 1-806940S-31, 32H-10HC-327,700
C2000SHG6231853-125, 4-100, 5-753-110, 4-85, 5-650.6-150, 0.8-110, 1-808145S-31, 32H-10HC-327,700
C2500S5.1231855-110, 6-95, 8-704-130, 5-100, 6-800.6-200, 0.8-150, 1-1207040S-31, 32H-10HC-327,700
C2500SXG6.3231855-110, 6-95, 8-704-130, 5-100, 6-800.6-200, 0.8-150, 1-1208745S-31, 32H-10HC-327,700
2500S5.12.542205-110, 6-95, 8-704-130, 5-100, 6-800.6-200, 0.8-150, 1-1207550S-33H-11HC-228,300
2500SHG5.82.542205-110, 6-95, 8-704-130, 5-100, 6-800.6-200, 0.8-150, 1-1208655S-33H-11HC-228,300
C30005.13.592251-400, 1.5-270, 2-2007555S-33H-11HC-229,100
C3000HG5.83.592251-400, 1.5-270, 2-2008655S-33H-11HC-229,100
C3000XG6.43.592251-400, 1.5-270, 2-2009455S-33H-11HC-229,100
3000MHG5.73.592458-130, 10-110, 12-858-110, 10-90, 12-801-190, 1.2-150, 1.5-1208455S-33H-11HC-230,300
40005.36112751-490, 1.5-320, 2-2408755S-28H-11HC-230,300
4000MHG5.76112751.2-250, 1.5-200, 2-1509355S-28H-11HC-230,300
4000XG6.26112751-490, 1.5-320, 2-24010157S-28H-11HC-230,300
C5000XG6.26112901.5-400, 2-300, 3-20010157S-28H-11HC-231,000

19モデルとのスペック差はある?

ラインナップの差は置いときます。
ドラグ力は同じ。
自重もほぼ同水準ですが、4000番以上で5gの軽量化。

ぶっちゃけスペック差はほぼ無いに等しいです。

ただ技術特性での差があるので、数字に表れない部分で使いやすくなっていますね。

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19モデルの安売りを買うのはアリ!※C3000以下

23モデルと19モデルの差はインフィニティドライブ、クロス、デュラドラグ、アンチツイストフィンというのは前述のとおり。
では今更19モデルを買う価値はあるのか?という点について。

これは大いにあると思っています。
ただしC3000番までの小型番手!

理由は、C3000番程度まではターゲットも小さく、インフィニティドライブの恩恵をあまり感じられないと思うからです。
デュラドラグも同じ。小型番手ではメリットが少ない。

あと19ストラディックでも完成度が充分高いリールというのもありますね。
23ストラディックが出てから19モデルが値下がり傾向にあり、タイミングと番手次第では1万円台半ばで買えることも。
19モデル程の完成度のリールを1万円台半ばで買えるなら、充分お得だと思います。
21アルテグラを買おうと考えてた人とかは特にですね。

最新モデルに拘らない人は、旧モデルも検討の余地ありということで。

23ストラディック C3000HGを分解してみた。

冒頭に貼りつけた動画でも言ってますが、私が購入したC3000HG、巻いたら異音がします。
どうもハズレ個体のようです(;^_^A

という事で、ボディを開けてるところまでを順を追って掲載します。
ただし、もし自分のリールを開ける場合は自己責任でやってね!

使用した工具

使ったのはプラスドライバ-、トルクスドライバー、ロッカク、メガネレンチです。
写真のうち出っ張らせてるのがそれです。
サイズはH0.9、T6、T8、J0と12mmのメガネレンチ。

分解

まずはスプール受け。

スプール受けが小さなイモネジで止まっています。
H0.9のロッカクを使って外します。

次に、この黒いカバー部分のプラスネジを2本外します。

次にローターカバー?(銀色のやつ)を外し、この六角ボルトをメガネレンチ(12mm)を使って外します。
この六角ボルトは時計回りにまわすと外れます!

次にローラークラッチ上部にかぶさってあるゴム(フリクションリング)を外します。

少し撓ませると外れやすいです。

さて関門です。
ローラークラッチのネジ3か所を外します。
ここは慎重に外しましょう。
ローラークラッチがばらけると組み立てなおすのが結構面倒です。

ちなみに今回の異音はどうもコイツが犯人っぽい…

ローラークラッチを外したらまたネジ3本を外します。

次にボディカバーのトルクスネジを外します。ここがT6ですね。

ボディカバーに隠れていたT8のトルクスネジが見えます。
ここで、ボディの接合部を止めているネジ4本を外します。トルクスとプラスドライバ-。
しかもサイズがまばら(;^_^A

という事で、これでボディを開けられます。
組み立てなおすときは逆の手順で!
ローラークラッチを組み付けるときは、ローラークラッチをぶちまけないように細心の注意を払う事!
ぶちまけてしまうと、ローラークラッチを組み付け直すのに精密ピンセットが必要になります。

という訳で、慣れると結構簡単に開けることができます。

なお、ローラークラッチを組み付けた直後から異音が再発したため、どうもローラークラッチが怪しいです…
新品で買ったけど、まあしょうがないね。

まとめ

  • 23ストラは22ステラ譲りの技術特性でコスパ抜群!ただしインフィニティループ無し。
  • スペックに関しては19ストラとほぼ同等。ただし技術特性による使用感の差は大きい。
  • 19モデルから価格据え置き!

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