ショアジギなど、潮周りが良く水深のあるポイントが好ましい釣りでは、どうしても釣り場が限られてしまいます。
理想は堤防などの足場が良い場所です。
しかし堤防は気軽に行ける反面、ビギナーからベテランまで様々な人が集う場所です。
そうなると混雑を避けるために、地磯などのマイナーな場所を求めるようになります。
その時に重要なのが積載・移動の問題で、極力、両手が空く事が求められます。
今回はそんな地磯歩きに適したリュックを紹介します。
地磯歩きのメリット
混雑と無縁!
これは冒頭にも書いた事です。
混雑を避けるために地磯ばかり行く人もいるほど。
そして多くの場所が人の手が行き届かない場所になっており、大自然を味わうことができます。
ストレスフリーに釣りをするには最高のフィールドです。
根魚系などの高級魚が釣れやすい
基本的に岩場やゴロタが広がっており、ハタ系の高級魚がよく釣れます。
地域にもよると思いますが、私の地域では40cm~の根魚が釣れる事も。
これぐらいのサイズになると、根魚と言えども引き始めは楽しめます。
※途中からあまり引かなくなりますが!重いけども。
魚がスレてない
人が頻繁に来る堤防と違い、地磯は釣り人口が少ないです。
そのため魚がスレておらず、ルアーへの反応が良い時があります。
離島で釣りをすると信じられないぐらい釣れる事があると思いますが、地磯でも若干ではありますが、その傾向があります。
また、漁港よりも海水の透明度が高いことが多く、サイトフィッシングがやりやすいというメリットもあります。
地磯歩きにお勧めのリュック・バッグ
地磯ではどんなリュックが良いのか?
堤防よりも波をかぶるリスクがあるため、やはり撥水性を重視したいところ。
リールとは違い繊維でできているため、防水とまではいかずとも、被る波を弾くぐらいの撥水性は欲しいです。
ターゲットにもよりますが、容量も重要でしょう。
長時間の場合は釣り道具以外にも色々詰め込むと思いますので、30L~は欲しいところです。大型青物を狙い持ち帰るなら60、70Lあっても良いと思います。
普通のリュックじゃダメなのか?
結論から書くとお勧めしません!!!
普通のリュックは防水性に優れている訳ではなく、海水を被ると濡れてしまいますし、ファスナーが錆びたりします。
岩場にリュックを置くと底面がほつれ、破けたり。
釣り用のリュックは海水がかかるのを前提としてつくられているので、濡れないし錆に強いです。
また、底面に丈夫な生地を使っているので耐久性にも優れます。
何回か使う程度なら普通のリュックでも良いかもしれないですが、ガッツリ磯で釣りをする方は釣り用のリュックを買う事をお勧めします!!
おすすめリュック・バッグ
どんな釣りをするかで必要なスペックが変わってきます。
磯での釣りのしかた | お勧め容量 |
---|---|
エギング | 15~30L。あまり大きくても無駄になるでしょう。 |
青物、スズキ(リリース) | ~40L。釣行時間にもよりますが、やはり大きすぎると無駄です。 |
青物、スズキ(持ち帰り) | 40L~。大型魚が釣れた時に悲しい事にならないよう、大き目がお勧め。 |
リュックは調べれば調べるほど選択肢が出てきますが、今回、私が良いな~と思ったもののみを紹介。
mazume×AIMS ウォータープルーフバックパック II MZBK-319-01 ブラック 70L
こちら、青物狙いをする上で凄く良いな~!と思ったリュックです。
商品名に“ウォータープルーフ”と付くことから分かるように撥水性に優れ、なおかつ容量70Lと超大きいです。
最近はモバイルロッドなどのコンパクトなロッドが増えていますが、モバイルと言えどもそこそこの仕舞寸になります。
そんなロッドでも、このリュックであれば収まるかもしれない!
仮に収まらなくてもサイドにロッドホルダーがあるので、磯場で両手を空けて移動することが可能!!
という事で個人的に超ほしい一品。
2馬力ボートメインじゃなければ間違いなく即買いしてるかな。
オーナー(OWNER) 磯バッグ 撃投タフクライムバッグ65
こちらはオーナー(OWNER)の商品で、またも大容量の65L!!
高耐久の底面、撥水性に加え、メンテナンス性(洗いやすさ)も考慮された万能品!
ただしロッドホルダーは無い?っぽいです。
リュック内におさまるモバイルロッドなら文句ないですね。
DAIWA Spectra® バックパック(A)
続いてはダイワのリュックです。
18Lモデルと30Lモデルがあります。
底面などに耐久性に優れる素材を使っており、傷みにくいです。
また、撥水性も考慮されています。
エギングでの磯歩きであれば18Lで事足りるかもしれません。
ただ、どちらかで迷う方は“大は小を兼ねる”という事で30Lモデルを選べば良いと思います。
ちなみに30Lは「少し大き目なリュック」ぐらいのサイズ感です。
ワタチャンプ(WATA CHAMP) 釣り リュック
さて、こちらは最近Amazonでよく見るワタチャンプのリュックです。
このリュックのポイントは何と言ってもコストパフォーマンスの高さ。
30Lの容量に加え撥水性にも優れ、機能性にも優れています。
Amazonの商品ページを見るとリュック両サイドの収納に優れるようで、振出式のロッドなんかは横にしまえるようです。便利!以下画像はAmazon商品ページから抜粋。
他、磯歩きに必須なもの
磯靴
事故防止に磯靴は必須です。
岩場でこけると大けがを負う事が少なくありません。
打ちどころや時期が悪ければ死ぬこともあり得ます。
当然ですが、被害は体だけではなくロッドやリールに及ぶことも…。
ある程度名のあるメーカのものでも1万円を切ってたりするので、磯に行くなら絶対に一つはもっておきましょう。
命あっての釣りですからね!!
ライフジャケット
こちらも磯靴に並んで大事なものです。
海に滑落するとパニックに陥り、上も下もわからなくなることがあるそうです。
例えそうなったとしても、水面に浮かび続けるか否かの差は非常に大きいでしょう。
特に冬では水温が下がり、泳ぐことがままならなくなります。
ライフジャケットを着るか否かで生き死にが変わるかもしれません。
こちらも磯靴と並んで最重要品です。
場合によって必要なもの
タモ、ギャフ
磯だと荷物減らしのためにギャフやタモは省略される事もあります。
フィールド次第では岩場にそのままずりあげられたりしますからね。
ただしそのような場所が無い場合は一つ持っておきましょう。
堤防ではないので3mのものでも十分かもしれません。あなたのフィールドにあったものを選ぶと良いでしょう。
ウェーダー
水に浸かるような場所を通るならウェーダーが必要になる事も。
ただし時期によっては蒸れるので、絶対に透湿仕様のものが良いです。
安さ重視で非透湿のものを選ぶと絶対に後悔します(私の実体験!)。
まあ、透湿であろうと移動しにくくなるののは間違いないので、そうそう必要にならないと思いますが。
地磯歩きにお勧めのロッドは?
やはり最近流行りのモバイルロッドですね。
ショアジギ・プラッキングだったらコルトスナイパーXR MBだったり、それ以外ならばタカミヤ(リアルメソッド)のモビリティーゲーム、ダイワのルアーニスト、シマノのMB仕様のものがお勧め。ただ、モビリティーゲームは最近欠品続きです。
まとめ
- 地磯歩きは混雑しにくい!根魚などの高級魚が狙える!
- 釣り用リュックは撥水性や底面の耐久性に優れる!ファスナーが錆びにくいものも!
- 青物の大物狙いにはmazumeのリュックがおすすめ!
- 他、用途に合わせてリュックを選ぶと良いです。リリースするなら大きすぎないものを選ぶのが吉!
- 磯ではリュックのほかに磯靴とライフジャケットが必須!
- 最近はモバイル仕様のロッド選択肢が豊富!両手をフリーにして歩きたいなら仕舞寸が短いモノを選ぼう!
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