19コルトスナイパーSS 考察

2021-07-122024-01-15

24コルトスナイパーSSの記事はこちら

コルトスナイパーXRやXTUNEはロッドの重量があり、Hクラス以上が重視されるロッドです。
しかしSSはそれらと比べると軽めになっており、扱いやすさが重視されています。
沖磯等でのガチなショアジギよりは、堤防等のライトなショアジギに向いています。

ちなみに2021年春に振出モデルが追加されています。遠征等で持ってくのにピッタリな仕舞寸になっています。

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スパイラルXとハイパワーXで武装！

　基本的には重い＝強いロッドです。冒頭に「軽め」と書いたため弱いロッドと思うかもしれません。しかしSSには技術特性のスパイラルXとハイパワーXが採用されており、軽くても強さのあるロッドになっています。

スペック表

　一つ上位のXRと比較します。まずはSSのスペック表です。「-T」が付くのは振出モデルです。

スクロールできます

品番	全長 (m)	継数 (本)	仕舞 (cm)	自重 (g)	ジグ (g)	プラグ (g)	PE (号)
S96M	2.90	2	149.5	225	60	45	2.5
S100M	3.05	2	157.0	240	60	45	2.5
S106M	3.20	2	164.0	245	60	45	2.5
S96MH	2.90	2	149.5	248	80	65	3
S100MH	3.05	2	157.0	260	80	65	3
S106MH	3.20	2	164.0	265	80	65	3
S96H	2.90	2	149.5	270	100	85	4
S100H	3.05	2	157.0	280	100	85	4
S106H	3.20	2	164.0	285	100	85	4
S100M-T	3.05	3	117.6	255	60	45	2.5
S100MH-T	3.05	3	117.6	288	80	65	3

↑コルトスナイパーSS スペック表

スクロールできます

品番	仕舞 (cm)	自重 (g)	ジグ (g)	プラグ (g)	PE (号)	最大ドラグ
S96ML	149.5	222	56	45	2.5	3
S100ML	157	232	56	45	2.5	3
S96M	149.5	275	70	56	3	4
S100M	157	282	70	56	3	4
S106M/PS	164.4	270	70	56	3	4
S96MH	149.5	307	90	70	4	5
S100MH	157	313	90	70	4	5
S106MH/PS	164.4	306	90	70	4	5
S96H	149.5	315	120	100	5	7
S100H	157	330	120	100	5	7
S106H/PS	164.4	330	120	100	5	7
S98XH	151.8	327	150	120	6	9
S100MH-3	116.4	310	90	70	4	5
S100H-3	116.4	317	120	100	5	7
S100XH-3	116.4	335	150	120	6	9

↑コルトスナイパーXRスペック表

　見比べると、ほぼ全てのモデルで40g～50g程の差があります(SSの方が軽い)。例えばS96Mでは50gもの差があります。基本的にS96Mはライトショアジギングに用いられると思いますので、強度よりも扱いやすさを重視すべきです。この番手ばらば、私ならSSを選びます。
　逆に、Hクラスの場合は硬さ・パワーが求められます。磯場等のハードな環境メインで使うならば、より強いXRに分があります。
　ちなみに、SSの振出モデルは3ピースとなっています。振出というと、ファミリー釣り具セットにあるような節がたくさんあるロッドを想像するかもしれません。しかし、他の3ピースモデル同様、ショアジギをするのに足る強度を持っています。遠征やリセールを考える方にはお勧めですね。

このロッドの位置づけ

　やはりライトショアジギング向けのロッドと思います。ライトショアジギングであれば、一番のお勧めはS96Mです。サーフでするならS100MもしくはS106Mあたり。Mクラスは、プラグで大物を狙うのには向いていません。
　もし磯場で大物を狙うのであればHクラス一択です。できる限りXR（もしくはXTUNE）を買った方が良いですが、予算の都合上SSまでしか買えないのであれば、S96H～S106Hとなります。ジグとプラグどちらがメインかで長さを決めたら良いと思います。

↓コルトスナイパーS96M