一時期は層の薄かったダイワ・シマノ5000・6000番リールの選択肢が、今になって豊富になってきました。
恐らくはライトショアジギング~ややガチ目なショアジギング、沖でのライトジギングにこの番手を検討する方が多いと思います。
そこで今回、価格帯別にどのような選択肢があるかを紹介します。
※楽天やAmazonでの価格をベースとしています。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 21 スフェロス シリーズ
リールの選び方
安さ重視で選ぶ方
「釣りに行く頻度少ないし、とりあえず何回か使えればOK!」と思う方は、1万円未満のリールをお勧めします。
正直なところ、高いものと比べ耐久性や自重が犠牲になっている事が多いです。
しかし余程の事がない限り1回、2回の使用でダメになる事はありません。
ワンシーズン以上使えればラッキーと思う事にしましょう。
コスパ重視で選ぶ方
5000番、6000番でコスパ重視だと、1万円台もしくは2万円台のリールがお勧めです。
まあ21スフェロスSWか20ストラディックSWなんですが、20ストラディックSWはなかなか在庫が復活しないようです。
狙っている方は、在庫が見つかり次第はやめに買う事をお勧めします。
パフォーマンス重視で選ぶ方
リールの耐久性、信頼性を重視するならば、5万円以上のリールがお勧めです。
耐久性だけではなくドラグ性能や巻き心地も良かったりします。
磯や離島などでのガチ目なショアジギング、オフショアでのライトジギングですと大型魚がかかる可能性があります。
その辺の用途を検討している方も、多少高くてもパフォーマンス重視をお勧めします。
<デザインで選ぶ方>
デザインで選ぶと言っても、高級感や配色等、見方は様々です。
この価格帯がおすすめ!というのはありません。
強いて言うならば、高級感を求めると高いものになりがち…という所でしょうか。
1万円未満
ダイワ 16BG 3500H (現番手表記…5000に相当)
↑22/7/18追記…すみません、ちょっと超してますね(;^_^A
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 16 BG 3500H (2016モデル)
1万円未満のド定番ですね。
メタルボディで高い剛性になっています。
また、スプールは肉抜き無しのデザインになっており、マグシールドが無いものの防水性が考慮されたモデルになっています。
海外ではBGMQなるモノコック化したBGが登場しており、日本でも近い将来登場してくると予想しています。ただしそうなった場合、値段は1万円以上になると思われ、1万円未満のポジションにはいなくなると思われます。
17セドナ 6000
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 セドナ 6000 ジギング 初心者向け
シマノの低価格帯汎用リールです。
樹脂ボディなので剛性はダイワの16BGよりも劣ります。
しかしギアはHAGANEギア(超々ジュラルミン)でこちらが上です
総評(1万円未満)
お勧めはやはり16BGです。
しかしモデルチェンジが近いと思われる点、1万円台前半で超コスパリール(21スフェロスSW)が登場した点を考えると、この価格帯のリールを選択するのは逆に決心が要りそうです。
SW用のリールは、ちょっと無理をしてでも1万円台以上のものがお勧めです。
1万円台
21スフェロスSW 6000HG
「安いもので済ませたいけど何を買えばいいかわからん!」て人は、このリールを選んでおけば間違いないです。
ここ最近ではNo.1のコストパフォーマンスと言って良いリールでしょう。
HAGANEボディ、HAGANEギア、Xプロテクト、Xシールド等の技術が採用されており、剛性・防水性共に高いレベルになっています。
さらにインフィニティドライブにより高い巻き上げ力も◎!これらの技術特性は20ストラディックSWとほぼ同じです。
違うのはベール形状とハンドルノブ形状、BB数など。
ワンピースベール、ラウンドノブが良い人は20ストラディックSWが良いでしょう。
また、BB数が少ないのが欠点なので、追加してあげると使い心地が良くなります。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 21 スフェロス SW 6000HG (Amazon)
19レグザ 6000D-H
シルバーっぽい見た目が好きならアリなリールだと思います。
アルミ半プラボディなので、剛性で言えば21スフェロスSWと同程度と思われます。
ただしギアは亜鉛性。
ダイワの同価格帯リールにフリームスLTがあります。
しかしフリームスLTはZAION Vボディなので、アルミボディであるこっちの方が無難と言えます。
総評(1万円台)
21スフェロスSWの完成度が高く、BBさえ追加できれば2万円台のリールすら霞んでしまいます。
BGMQが超々ジュラルミンギアになって登場すれば21スフェロスSWの対抗馬になり得そうですが…どうなる事でしょうな。
カルディアSWや海外のBGMQが亜鉛製ギアである事を考えると、厳しい気がします。
2万円台
20ストラディックSW
21スフェロスSWのベールとハンドルノブを良くし、BB数を増やしたものと思ってもらってOKです。
価格差と使い心地を天秤にかけて選ぶと良いです。
ちなみにスフェロスSWを買って「後からラウンドノブを付けよう!」と思っている方がいるかもしれません。
しかしそうするぐらいなら、最初からストラディックSWを買うのをお勧めします!
サードパーティ製のラウンドノブなら安いですが、純正は高い^^;
18ブラストLT 6000D
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 18 ブラスト LT6000D-H (2018モデル)
アルミボディにアルミギア。
18年にこのリールが発表された当初、釣りユーザー達が騒めいたのを覚えています。
当時、6000番で2万円台のリールは16ブラストや16バイオマスターがありました。
16ブラストは亜鉛ギア、16バイオマスターは半プラ(14スフェロスSWがベース)であり、2万円台のリールでも剛性・耐久性の面で妥協しなきゃいけない点がありました。
半プラボディは今でこそ問題ないという認識になっていますが、当時は不安視する声が多かったのも事実。そんな中、フルアルミボディにアルミギアの18ブラストLTが登場したため、釣り人達が驚いた訳です。
ダイワ好きな人であれば、選ぶに足るリールだと思います。
総評(2万円台)
防水面を考えると20ストラディックSWが良さそうです。
21スフェロスSWとは価格差と機能面を天秤にかけ、選び分けると良いです。
3万円台
現在、5000、6000番でこの価格帯のリールはありません。
4万円台
19セルテートLT 5000D-XH
アルミモノコックボディに超々ジュラルミンギアと、文句のない性能を誇っています。
しかも巻き心地が非常に良く、ステラ並とも言われています。
ライトショアジギング、ライトジギングで大いに使えるリールでしょう。
ただしもう少しお金を出せるなら、セルテートSWも検討するべきです。
5万円台
21ツインパワーSW 6000HG
技術特性は19ステラSWとほぼ同じです。
フルアルミか否かであったり、細かなパーツ材質が違ったりします。
余程な拘りがない限りはこのリールで十分!
というより、ライトショアジギング用途だとオーバースペック感さえあるリールです。
21セルテートSW 6000-H
アルミモノコックボディにZAIONローター、G1ジュラルミンギアと、申し分ないスペックになっています。
モノコックボディのおかげで自重が軽く、ライトショアジギングでも大活躍間違いなしです!!
総評(5万円台)
このクラスになると、どちらを選んでも非常に満足度が高いです。
防水性ならばツインパワーSW、巻上力ならばセルテートSWでしょうか。好みで選んで良いと思います。
6万円以上
19ステラSW(20ステラSW) 6000HG
これを選んでおけば何も不満はありません。
もし不満が出るとすれば、用途が間違っているという事になります。
私は6000PGをライトジギング用に購入しましたが、さすがと言わざるを得ません。
フルアルミボディ、アルミローター、HAGANEギア、アルミラウンドノブ、Xプロテクト、Xシールド等々、シマノが誇る最高級モデルです。高級感あふれる見た目もGood!!
17ソルティガBJ 4000SH(現番手表記…6000)
廃版
16セルテートHDのモノコックボディがベースとなり、ハイパーデジギア仕様になっています。
16キャタリナや15ソルティガの陰に隠れていたリールですが、使用者の間では絶大な評価を得ていたリールです。
そんなリールも発売から4年経ち、今ある在庫が掃けたら入手が困難になると思われます。
ギア素材においてはハイパーデジギア>G1ジュラルミンです。
つまりセルテートSWよりも強いリールと思われます。
ギア素材に拘りがある方は、在庫があるうちに購入する事をお勧めします!
総評(6万円以上)
ステラSWが良いリールである事は周知の事実です。
ソルティガは今でこそ8000番以上のみですが、そのうち5000番、6000番台も追加されるのではないでしょうか。
もしくはソルティガBJのモデルチェンジとして登場してくるかですね。
記事の最後に。
5000番、6000番リールの紹介をしましたが、いかがだったでしょうか?
数年前まではラインナップがスカスカな番手でしたが、ここ1,2年で一気に補充されましたね。
しかも、それまでの性能と価格のバランスを一気に崩すような、超コスパリールが続々と!!
自身のお財布事情と相談し、満足のいく選択をしてもらえたらと思います!!
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