21ネッサXR

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ネッサCI4の後継モデル、ネッサXRの記事です。ダイワのオーバーゼアAIRあたりがライバルになるロッドです。
今回はネッサXRの技術特性や性能について触れ、他のロッドや前モデル(ネッサCI4)と比較して何が優れるかを考察していきます。
サーフ用ロッドの選択の一助になれれば幸いです。

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目次

サーフでの釣りに付いて

堤防や磯場は定番の釣りスポットです。
構造物が多く、魚の居住環境的に非常に優れます。一方、サーフはただっ広く、一見して魚が釣れなさそうに思えます。

しかし、サーフでも川が隣接していたりゴロタがあったりと、意外にも構造物があります。
また、何も無さそうな場所であってもベイトが接岸し、フィッシュイーターが付く事もあります。

堤防や地磯と違ってエリアが広く釣り人も少ないため、時間や場所にとらわれにくい釣り場がサーフです。

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サーフ用ロッドに必要な性能

  • 10フィート以上のレングス
  • 程々の強さ(M前後)

ポイントを探るのが重要なサーフでは、探れる範囲を広げるために長いロッドが有利になります。
具体的に言うと10フィート以上です。
ドン深のところは別として、ルアーが届く範囲だと水深もたかが知れています。
そのためジグの出番は少なく、キャスト性能に重きを置きたいところ。

また、ヒラスズキ用のミノーを投げたりすることもあり、硬すぎるロッドは逆に投げにくくなります。
M前後の硬さが丁度いいです。

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ネッサXRの技術特性

  1. スパイラルXコア
  2. ハイパワーX
  3. スクリューロックジョイント
  4. 前モデル3ピース仕様
  5. カーボンモノコックグリップ

1,2はロッドの強さ、パワー向上に関わる技術特性です。
3はジョイント部の外しやすさ、4は可搬性に優れる技術特性です。
5のカーボンモノコックグリップは感度を向上させる技術特性です。
シマノ公式から引用。こんな構造で、穂先のアタリがリアグリップ部で増幅されるとの事!

シマノ ネッサXR S106MH (ヒラメ マゴチ ロッド サーフロッド)

ネッサXRのスペック表

 以下数値はシマノ公式から抜粋。全て3ピースモデルです。
 見るとわかりますが、ひっそりとベイトモデルが存在しますw

スクロールできます
品番全長(ft)仕舞(cm)自重(g)ジグ(g)プラグ(g)PE(号)
S104M10’4″110170MAX428~360.8~2
S108M+10’8″113.3172MAX488~420.8~2
S112M+11’2″118.3180MAX488~420.8~2
S106MH10’6″111.6175MAX5610~500.8~2
S100MH+10’0″106.6167MAX6510~561~2.5
B104M+10’4″110175MAX5010~451~2

ライバルロッドとの比較

ダイワのオーバーゼアAIRが用途・性能・値段的に競合機種と言えるでしょう。
オーバーゼアと比較したときのネッサXRのメリットは以下のとおり。

メリット

  • 感度
  • 可搬性の良さ
    オーバーゼアAIRは2ピースモデルであるため、仕舞寸は最低でも150cmあります。
  • ロッドジョイント部の外しやすさ
  • ベイトモデルがある点(優れているというよりは差別化ポイント)

釣りをする上での性能に関しては、カーボンモノコックグリップによる感度のみ優れていると言えそうです。
それ以外は利便性に関するところ。
個人的に可搬性は凄く重要な要素の一つと思っています。
運びやすいって、本当に素晴らしい。保管しやすいし、送料安い。

また、ベイトモデルがある点も注目です。
サーフ用のロッドでベイトモデルがあるものはほとんどなく、現状はおそらくネッサXR一択と思われます。
ただし在庫があまり無さそう…^^;

デメリット

デメリットというと大げさですが、オーバーゼアAIRよりも少し高いです。
実売価格差にして4,5千円程度でしょうか。
2ピースモデルが良ければオーバーゼアAIRを選ぶのもアリです。

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下位モデルとの比較

下位モデルにネッサBBがあります。
ネッサBBは廉価モデルの位置にあるロッドですが、基本的なスペックは十分である上、3ピースモデルにもなっています。
巻きの釣りがメインで感度が重要であるならばXR、そうじゃなければBBでも良いかもしれません。
技術特性の違いは以下のとおり。

あくまで私の場合ですが、ネッサBBの1002Mで十分かな、とか思います。

  • スパイラルXコアの有無(BBには無い)
  • カーボンモノコックグリップの有無(BBには無い)
  • スクリューロックジョイントの有無(BBには無い)

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上位モデルとの比較

一つ上位のロッドにネッサXTUNEがあります。XRに無い技術特性は以下のとおり。

  • Xガイド(トラブルレス、キャスト性能UP)
  • ナノピッチ(強度UP)
  • Gクロスプロテクター(継ぎ目強度UP)
  • マットラバーコーティング(利便性UP)
  • セットポジションマーク(利便性UP)

実売価格は2万円程上がりますが、値段なりの差異はあるように思えます。
ただしこの価格差を高いと思うか否かは、サーフに対しどれだけ熱意を持っているかによるでしょう。
サーフで大物がよくかかるエリアなら、XTUNEを選んでも後悔が無いと思います。

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前モデルとの比較

前モデルであるネッサCI4との技術特性の差は以下のとおり。

  • スパイラルX(CI4)⇔スパイラルXコア(XR)
  • カーボンモノコックグリップの有無(CI4には無し)
  • スクリューロックジョイントの有無(CI4には無し)

そもそもネッサCI4の在庫自体ほとんど無いみたいですが、これならネッサBBでもいいぐらいですね。
まあ、ネッサCI4よりは断然ネッサXRの方が優れていそうです。

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