シマノのサーフロッド、ネッサBBが生まれ変わります。
22ネッサBBは軽さにこだわって設計されたとの事で、前作である17ネッサBBよりも操作性が向上していると思われます。
17ネッサBBでも初心者におすすめできるロッドでしたが、今作はよりいっそうお勧めできるロッドになったと言えるでしょう。
では、具体的にどのような理由でお勧めするのかを解説していきます!
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22ネッサBBが初心者にお勧めな理由とは?
ルアー系ロッド全般に言える事ですが、軽くて適切な重心のロッド程使いやすいです。
その点に関して、22ネッサBBは拘って設計されています。
では、いったいどのような工夫がなされているでしょうか。
自重の軽さ
前モデルの17ネッサBBも185g~200gと、程々の自重に抑えられていました。
ラインナップに若干の差はあるものの、22ネッサBBは176g~192gと10g弱軽量化しています。
ロッドの強度を保ちつつ自重を下げるのには、ハイパワーXや適切な調子設定など、技術的な要素が絡んでいます。
サーフ用ロッドの自重について
サーフ用のロッドは10フィート(約3m)以上のものがほとんどです。
ロッドが長くなればなるほど、使われる素材の量が増え、重くなります。
ショアジギロッドと比べるとシャープですが、シーバスロッドよりは太めなものがほとんど。
感度が重要な釣りなので、自重が軽い方が有利です。
ロッドとしてはMHぐらいまでラインナップされる事が多いですが、M程度のロッドが使いやすいです。
青物などもかかる事があるため「パワーも必要!」と思いがちです。
そう考えるとMHなどの硬めのものを選びがちですが、青物を狙うか否か、切り分けた方が良いです。
たま~にかかる大物相手に普段の使い心地を犠牲にするのは、お勧めしません。
大型魚が連発するような離島などは話が変わりますが、大半の人は該当しないでしょう。
ちなみに青物狙いの場合、ショアジギ・プラッキング用のロッドならMHと言わずもっとゴツイのがあります。
適切な調子設定
22ネッサBBは3ピースロッドです。
ティップ、ベリー、バット部分に分かれており、それぞれが役割を持っています。
ティップ(#1)
ルアーの操作性を高めるよう設計されています。
このパーツが太すぎるとルアーの操作性が悪化するため、柔らかめの設定と思われます。
ベリー(#2)
一言で表すなら「繋ぎ」のパートとなります。
バット部はパワー重視でティップ部は操作性重視の設計であるため、その間を自然につなぐのがこのパートの役割です。
バット(#3)
このパートはパワー重視の設計であるため、ショアジギロッドを思わせる太さになっています。
大型魚がかかっても耐えることができるのは、このパートのパワーがあってこそです。
性能について
22ネッサBBが初心者におすすめな理由についてざっくりと解説しましたが、では具体的な性能はどうなっているでしょうか。
見ていきましょう。
技術特性
初心者用モデルではありますが、基本はしっかりと押さえていますね。
CI4+はリールシートに使っているのかな?
- ハイパワーX
- CI4+
- ステンレス製フレーム/Kガイド
スペック表
継数はすべて3(3ピースロッド)なので表からは省略。
自重についてはシマノ公式ではなくAmazonの商品販売ページから抜粋。
品番 | 全長 (m) | 仕舞寸 (cm) | 自重 (g) | 先径 (mm) | ジグ (g) | プラグ (g) | PE | 適合リール |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S104M | 3.15 | 110 | 176 | 2.1 | MAX42 | 8~36 | 0.8~2 | C3000XG |
S108M+ | 3.25 | 113.3 | 185 | 2.4 | MAX48 | 8~42 | 0.8~2 | 4000XG |
S112M+ | 3.4 | 118.3 | 192 | 2.5 | MAX48 | 8~42 | 0.8~2 | 4000XG |
S106MH | 3.2 | 111.6 | 186 | 2.6 | MAX56 | 10~50 | 0.8~2 | C5000XG |
S100MH+ | 3.05 | 106.6 | 176 | 2.8 | MAX65 | 10~56 | 1~2.5 | C5000XG |
どの番手がおすすめ?
私的にはS104M(感度重視)もしくはS112M+(遠投性重視)がおすすめです。
汎用的に使いたい!という方はS108M+です。
それ以上の硬さの番手は…ショアジギ・プラッキングロッドでいいんじゃない?と思ってしまいます。
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S104M
22ネッサBBのラインナップの中で最もライトな仕様です。
なおかつ、初心者に最もお勧めなモデル。
程よい長さで軽いので、一番扱いやすいです。
また、先径の細さについても2.1mmと繊細であるため、感度を重視したい方にもおすすめです。
リール番手はC3000XGがベストマッチで、せっかくなら感度重視の軽量なリールがおすすめ。
このロッドの価格帯(2万円台)に合わせるなら20ヴァンフォードあたりが良いでしょう。
初心者の方で、安く済ませたい!とお考えの場合は22ミラベルもアリです。
ただしミラベルはC3000XGが無いので、C3000HGになります。
S108M+
ある程度の感度が欲しいし、そこそこの遠投性能も欲しい…という方が選ぶ番手。
汎用性の高さが売りの番手です。
いろんな所で釣りを楽しみたい!という方にお勧めの番手ですね。
合わせるリールは4000XGがベストマッチということで、無難な選択肢はやはり20ヴァンフォード。
LSJとの兼用を考えているなら剛性も必要であるため、21ツインパワーXDもアリ。
S112M+
22ネッサBBのラインナップの中で最も長いモデル。
遠投性を重視する方にお勧めのモデルです。
近場に遠浅のサーフしかないような方は、このモデルを選ぶのがおすすめです。
長い分ルアーがよく飛びますが、操作性は犠牲になります。
そのためショアジギとの兼用を考えている人は選ばないほうが良いでしょう。
サーフオンリーであればリーリングメインの”巻きの釣り”となるので、操作性は気にしなくてもいいです。
ベストマッチは4000XGで、S108M+と同じような選択になると思います。
ただしショアジギとの兼用はほぼ無いと思うので、ヴァンフォードあたりが無難でしょう。
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S106MH
22ネッサBBのラインナップの中では2番目に強いモデル。
青物にも対応可能な仕様です。
私的には、青物狙いならショアプラッキング用のロッドをおすすめします。
ちょっと選びにくい番手と言えるでしょう。
S100MH+
22ネッサBBのラインナップの中では1番強いモデル。
こちらもやはり106MHと同じですね。
青物狙いならショアプラッキング用のH以上のロッドを選びます。
中途半端で選びにくい番手です、、、
上位モデルとの差
上位モデルにはネッサXRがあります。
ネッサXRではスパイラルXコアによるパワー向上と、カーボンモノコックグリップによる感度向上が図られています。
さらに一部のモデルではティップ部が柔らかくなっており、ソリッドティップ並みの感度になっています。
サーフ用のロッドとして22ネッサBBよりも一回り以上高スペックなんですが、お値段もなかなか!
実売価格は3万円台です。
初心者が使うには高スペックすぎるので、ひとまず22ネッサBBで経験を積み、ステップアップとして購入するのをおすすめします。
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まとめ
- 22ネッサBBは前モデル(17ネッサBB)から使い心地がよくなっている!
- 実売価格は2万円前後。
- 感度重視ならS104Mがおすすめ!合わせる番手はC3000XG。
- 遠投性重視ならS112M+がおすすめ!合わせる番手は4000XG。
- 汎用性重視ならS108M+がおすすめ!合わせる番手は4000XG。
- 上位モデルは少し高いので、初心者はネッサBBで十分!
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