エントリーモデルとして大人気の18レガリスがモデルチェンジします!
海外では先にモデルチェンジされていましたが、日本でのモデルチェンジは別物です。
実売価格は1万円前後と思われ、初心者にお勧めのリールとなっています。
18レガリスは低価格帯ながらも自重と巻き出しの軽さに定評があり、人気を博していました。
23レガリスはZAION Vボディ、ZAION Vエアドライブローターによりその両方が強化され、剛性も上がり、さらにはねじ込み式ハンドル化!
何気に、1つ上位の21フリームスよりも軽い。
と言う事で、詳細を見ていきましょう。
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23レガリスのテクノロジ
前モデル、上位・下位モデルと比較してみましょう。
項目 | 23レガリス | 21フリームス(上位) | 20レブロス(下位) | 18レガリス(旧) |
---|---|---|---|---|
エアドライブ デザイン | ○ | ー | ー | ー |
ベール形状 | 2ピース | 1ピース | 1ピース | 1ピース |
ボディ材質 | ZAION V | ZAION V | DS4 | DS5 |
ローター素材 | ZAION V | ZAION V | DS4 | DS4 |
タフデジギア | ○ | ○ | ○ | ○ |
ハンドル | ねじ込み式 | ねじ込み式 | 供回り | 供回り |
EVAラウンドノブ | 4000以上 | 4000以上 | ー | ー |
マグシールド | ー | ○(ピニオン部) | ー | ー |
LC-ABS | ○ | ○ | ○ | ○ |
ドラグ | ATD TYPE-L | ATD | ATD | ATD |
最小番手 :自重(g) | LT1000S :175 | FC LT1000S :180 | LT1000S :200 | LT1000S :185 |
最大番手 :自重(g) | LT-6000D-H :310 | LT6000D-H :325 | LT6000D-H :340 | LT-5000D-CXH :250 |
メーカー 希望本体価格 | \11,600 ~\15,100 | \17,100 ~\21,300 | \8,500 ~\10,500 | \12,210 ~\14,190 |
エアドライブデザインについて
光るのはやはりエアドライブデザインを搭載している点です。
ただし高価格帯のエアドライブデザインとは異なるようです。
ダイワ公式を見ると分かりますが、おおよそこんな感じみたい。
- エアドライブデザインを名乗るのに必須なのはエアドライブローター。
- 23レガリスはエアドライブローターとエアドライブベール搭載。
※エアドライブスプール、シャフトは非搭載。
巻き出しの軽さに大きいのはローター材質・設計によるものでしょうから、無いよりはずっと良いですね。
旧モデルの18レガリスLTだけではなく、なんなら一つ上の21フリームスにも無かった機構です。
ただ残念なのが…ベールがエアベール(1ピース式)ではなくなった事です。それにより2ピース式のベールになった訳ですが、小型番手が売りのリールでこれはちょっとキツい。
エアドライブベールは無くても、エアベール(疑似1ピース式)であってほしかったですね。
ごめんなさい!
勘違いしてましたが、18レガリスも2ピース式ではあったようです。
ただし形状は1ピース式に似ており、ベールの継ぎ目の隙間は限りなく細くなっていました。
ちなみに価格的にライバルになる22ミラベルも2ピース式のベールで、自重はほぼ同等です。
ツイストバスターIIだと自重が少し増すのだとしたら、ライバルに負けない自重にするためにもベールを…とかね。
因みにですが、海外のレガリスにはエアドライブデザイン非搭載です(23年7月時点)。
今後搭載されるとは思いますが、それがレガリスという名前になるか否かはわかりませんな。
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ボディ材質について
ZAION Vになった事で自重が軽くなり、さらに剛性アップしています。
これは素直に喜べますね。
20レブロスになるとDS4となり、さすがに大きな差があります。
ローター素材について
これは下位・旧モデル(DS4)とは大きな差がありますね。
4000番以上ではサイズの大きな魚をかける事もあると思うので、ローター剛性は重要です。
小型番手ならさして気にしなくていいんですけどね。
タフデジギアはいつもの仕様?
ここがちょっとわからないんですが、ダイワ公式には以下の表記がありました。
TOUGH DIGIGEARリールの心臓ともいえるドライブギヤは、設計思想・加工技術・ギヤ素材の3要素により成り立ちます。タフデジギヤは不意の力が掛かることによって引き起こされる噛み合わせへの影響まで緻密に計算に入れた最新の設計思想と、冷間鍛造で高強度に仕上げた素材に超精密なマシンカットをほどこす「冷間鍛造PLUSマシンカット」の加工技術に厳選された素材を掛け合わせた、回転性能と回転耐久性を実現する技術です。
↓に修正されてますね。※23年8月16日追記
過酷な環境に耐え抜くにはリールを支える強靭な心臓部が必要です。滑らかな回転がより長く続く「タフデジギア」。
冷間鍛造っていうとジュラルミン系の素材に使われる加工方法のようですが…
値段から考えて、まず亜鉛かと思います。
さすがにね…!
※これがもしジュラルミン系だったら、ボディ・ローター素材の剛性UPと合わせて超絶強化になっちゃうので、まず無いと思います。2つ上のクラス(カルディア)でも亜鉛ですからね。
ハンドル、ハンドルノブについて
ねじ込み式ハンドルになったのと、4000番~でEVAラウンドノブが付くのはかなり大きいです。
とはいえ、最近は低価格帯でもねじ込み式のものが増えましたからね。
リールとしては間違いなく良くなってますが、相対的に見るとここは外せないところ。
マグシールドについて
23レガリスはマグシールド非搭載です。
ただし、個人的にはあまり気にしなくて良いと思っています。
マグシールドが無くとも、海水に水没でもさせない限り一気にダメなる事なんてそうそう無いし、逆に水没させたら21フリームスの防水性ではダメになります。
高価格帯のリールはピニオン部に加えてドライブギア両端、ラインローラー部にもあったりするので、そこまでマグシールド化されていれば大きな差となりますけどね。
自重について
23レガリスは、この価格帯にしては優秀すぎるほどの軽さです。
LT1000Sは175gと、フリームスLTの同番手よりも5g軽いです。
18レガリスも同番手185gとかなり軽いんですが、総合的に見て23レガリスの方が遥かに優れています。
やっぱ、ねじ込み式ハンドル化とエアドライブローターになったのは大きい。
スペック表
以下、ダイワ公式から引用です。
小型番手中心のラインナップですね。
LT4000-CXH以上の番手からEVA製のラウンドノブになります。ただ、その分ちょっと高いみたい。
アイテム | 自重 (g) | 巻取長 (cm) | ギア比 | ナイロン (lb-m) | PE (号ーm) | ハンドル長 (mm) | BB | 最大 ドラグ (kg) | ハンドルノブ | メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LT1000S | 175 | 64 | 5.2 | 2-120 2.5-100 3-70 | 0.2-210 0.3-200 0.8-70 | 40 | 5/1 | 5 | HG-Iライト | 11,600 |
LT2000S-P | 175 | 63 | 4.8 | 2.5-200 3-150 4-100 | 0.4-200 0.5-170 0.6-150 | 45 | 5/1 | 5 | HG-Iライト | 11,600 |
LT2000S-XH | 175 | 81 | 6.2 | 2.5-200 3-150 4-100 | 0.4-200 0.5-170 0.6-150 | 45 | 5/1 | 5 | HG-Iライト | 11,600 |
LT2500D | 190 | 75 | 5.3 | 8-220 10-190 12-150 | 1-360 1.2-300 1.5-230 | 50 | 5/1 | 10 | HG-T | 12,600 |
lt2500S-XH | 185 | 87 | 6.2 | 4-150 5-120 6-100 | 0.6-200 0.8-190 1.0-140 | 50 | 5/1 | 5 | HG-Iライト | 12,600 |
LT3000D-C | 195 | 80 | 5.3 | 10-260 12-200 16-150 | 1.2-430 1.5-300 2-230 | 50 | 5/1 | 10 | HG-T | 13,100 |
LT3000-CXH | 200 | 93 | 6.2 | 8-150 10-120 12-100 | 1-200 1.2-190 1.5-170 | 55 | 5/1 | 10 | HG-T | 13,100 |
LT2500S-DH | 200 | 75 | 5.3 | 4-150 5-120 6-100 | 0.6-200 0.8-190 1-140 | 90 | 5/1 | 5 | HG-Iライト | 13,600 |
LT4000-CXH | 225 | 99 | 6.2 | 10-190 12-150 14-130 | 1.2-310 1.5-200 2-170 | 60 | 5/1 | 12 | パワーライトタイプ EVA(M) | 13,600 |
LT5000-CXH | 245 | 105 | 6.2 | 10-330 14-230 20-150 | 1.5-430 2-300 2.5-260 | 60 | 5/1 | 12 | パワーライトタイプ EVA(L) | 14,100 |
LT6000D-H | 310 | 101 | 5.7 | 14-310 20-250 30-150 | 2.5-420 3-300 4-220 | 65 | 5/1 | 12 | パワーライトタイプ EVA(L) | 15,100 |
値段によっては21フリームスもアリ?
21フリームスはエアドライブデザインこそ搭載されていないものの、ツイストバスターIIは搭載されています。
また、21フリームスはメーカー希望小売価格からの値下げ幅が結構大きいので、1万円ちょっとぐらいで手に入る事も。
多少重くてもエアベール(1ピース式)が良い!って方は、価格次第では21フリームスを選ぶのもアリだと思います。
もしセールとかで1万切ってたら、レガリスよりも優先する価値があるかもしれません。
まとめ
- 18モデルから剛性アップ、軽量化、ねじ込み式ハンドル化と大幅進化!
- 一つ上位のフリームスは1ピース式のベールなので、価格次第ではフリームスを買うのもアリ。
- 低価格帯では、マグシールドは無くても気にしなくていい。
- 一つ下位の20レブロスとは価格差の割に差が大きい。
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