22ステラが出ていたため23ヴァンキッシュが出る事を予想していた方は多いと思います。
また、使われるテクノロジも22ステラを踏襲したものである事も、予想された事でしょう。
実は、23ヴァンキッシュは19ヴァンキッシュから自重は変わりません。
そのため「19モデルで良くね？」なんて思う方が多いのも事実。
しかし数字には表れない部分での進化があり、個人的には欲しいリールの一つになり得ました。
（私はどちらかというと軽さよりもタフさ重視）
23ヴァンキッシュは「軽くてタフい」リールが好きな人に向いているリールです。
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23ヴァンキッシュの良い所
軽い！！
これは以前のモデルから共通している事ですが、とにかく軽い！
自重の軽さだけではなく、ローターの軽さからくる巻き出しの軽さも売りポイント。
いわゆるシマノのクイックレスポンスシリーズで、トップを張るリールです。
自重の詳細はスペック表に載せますが、十分すぎるほどに軽いです。
必要十分な耐久性！
Mg（マグネシウム）とCI4+（カーボン系素材）のハイブリッドハガネボディで、軽さを武器とするリールでは必要十分な耐久性を誇ります。
大型番手のC5000XGは主にサーフで使われるリールだと思いますが、まさにサーフに打ってつけのスペックです。
サーフ用のロッドは強度と軽さの両立を図ったものが多いため、そういったロッドに合わせるのが良いでしょう。
なお、19モデルと比べてギアが大口径化しているとの事で、耐久性がアップしていると思われます。
この部分が数字には出ていない進化ポイントで、個人的にすごく嬉しい部分でもあります。
※参考）黒田氏のblog
ダイワはMQによりギアの大口径化をしていましたが、別にMQじゃなくてもこんなに大きくなるんか！っていう。
というか、公式はこのポイントをもっと大きく扱うべきかと！
耐久性重視の人は私以外にもたくさんいると思います。
超密巻きによる飛距離アップ！
22ステラでも採用されていた超密巻きですが、23ヴァンキッシュにも採用されました。
これにより何が良くなるかというと、飛距離がアップします。
やはりサーフで嬉しい部分です。
軽さが売りのリールなので小型番手が活きると思いきや、4000XGやC5000XGの使い勝手もアップしています。
技術特性・スペックについて
技術特性
では技術特性をみてみましょう。
比較のため、19モデルのも載せます。
大きな変更点は、22ステラで新たに採用された技術があるか否かですね。
やはり私はサーフ基準で考えちゃうんですが、サーフ基準だとXGを使う場面が多く、インフィニティドライブの搭載は嬉しいですね。
| 項目 | 19モデル | 23モデル |
|---|---|---|
| HAGANEギア | ○ | ○ |
| MMII | ○ | ○ |
| X-SHIP | ○ | ○ |
| HAGANEボディ | ○ | ○ |
| インフィニティループ | ー | ○ |
| インフィニティクロス | ー | ○ |
| インフィニティドライブ | ー | ○ |
| DURAクロス | ー | ○ |
| サイレントドライブ | ○ | ○ |
| MGL | ○ | ○ |
| アンチツイストフィン | ー | ○ |
| Xプロテクト | ○ | ○ |
| Gフリーボディ | ○ | ○ |
| AR-Cスプール | ○ | ○ |
| ロングストロークスプール | ○ | ○ |
| CI4+ | ○ | ○ |
| リジッドサポートドラグ | ○ | ○ |
| SA-RB | ○ | ○ |
| ワンピースベール | ○ | ○ |
スペック表
公式より主要スペックのみ抜粋。
ベアリングは全て11/1です。
19モデルからそうですが、まあ軽い。
値段はステラよりは安いですが、実売価格は5万円ぐらい。
ただし間違いなくモノは良いので、釣りにハマりこんでる人にはお勧めなリール。
特に感度を重視する釣りでは、ヴァンキッシュはトップクラスの性能を誇ります。
| 品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (Kg) | 自重(g) | 糸巻量PE (号-m) | 最大巻上長 (cm) | ハンドル長 (mm) | 本体価格 (円) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1000SSSPG | 4.6 | 3 | 140 | 0.3-120 0.4-90 | 58 | 35 | 65,300 |
| C2000S | 5.1 | 3 | 145 | 0.6-150 0.8-110 1-80 | 69 | 40 | 65,300 |
| C2000SHG | 6 | 3 | 145 | 0.6-150 0.8-110 1-80 | 81 | 45 | 65,300 |
| C2500S | 5.1 | 3 | 150 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 70 | 45 | 65,300 |
| C2500SXG | 6.3 | 3 | 150 | 0.6-200 0.8-150 ,1-120 | 87 | 45 | 65,300 |
| 2500S | 5.1 | 4 | 165 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 75 | 50 | 66,400 |
| 2500SHG | 5.8 | 4 | 165 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 86 | 55 | 66,400 |
| C3000SDH | 5.1 | 99 | 175 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 75 | 45 | 67,500 |
| C3000SDHHG | 5.8 | 9 | 175 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 86 | 45 | 67,500 |
| C3000MHG | 5.8 | 9 | 170 | 1-190 1.2-150 1.5-120 | 86 | 55 | 66,400 |
| C3000XG | 6.4 | 9 | 170 | 1-400 1.5-270 2-200 | 94 | 55 | 66,400 |
| 3000MHG | 5.7 | 9 | 185 | 1-190 1.2-150 1.5-120 | 84 | 55 | 67,500 |
| 4000MHG | 5.7 | 11 | 205 | 1.2-250 1.5-200 2-150 | 93 | 55 | 67,500 |
| 4000XG | 6.2 | 11 | 205 | 1-490 1.5-320 2-240 | 101 | 55 | 67,500 |
| C5000XG | 6.2 | 11 | 220 | 1.5-400 2-300 3-200 | 101 | 57 | 68,500 |
19モデルとの差について
自重は19モデルと同等です。
じゃあ何が変わるんや！って話ですよね。
ざっくり書くと、パワーや耐久性、ドラグ性能がアップしています。
根拠は、インフィニティループ、インフィニティドライブ、インフィニティクロス、デュラクロス。
あとは黒田氏のblog。
大きいのはギア大口径化とインフィニティドライブで、それにより耐久性とパワーが向上しています。
小型番手への恩恵は何とも言えないですが、3000、4000、C5000のXGでは大きな進化だと思います。
サーフ用にめっちゃ欲しい。シーバス、ティップランあたりでも大活躍しそうです。
まとめ
- 23ヴァンキは軽さとタフさを求める方にお勧め！
- 19モデルと比べ、ギア径アップ、インフィニティ系技術追加、デュラクロス追加！
耐久性、パワー、ドラグ性能がアップ。 - サーフ、シーバス、ティップランなどで大活躍しそう。
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