先日、シマノ公式がX(旧Twitter)で新製品情報をポストしていましたね。
目玉は24ストラディックSWと24オシアコンクエストCTで、青物狙いの人にはうはうはの情報でしたね。
という訳で、今回の記事では24ストラディックSWが20ストラディックSWからどう変わったのかについて、見ていきましょう。
24ストラSWはどんな人に向いてる?これからショアジギを始める方!
まずは結論から。
24ストラディックSWをお勧めするのはこんな人です。
- これからショアジギングを始める方
- 下位モデルや汎用リールからステップアップしたい方
逆に、こんな人にはお勧めしません。
- 20ストラディックSWを持っている方
では何故そうなのか、詳しく書いていきます!
20・24ストラディックSWのスペックと違いについて
技術特性の差について
まずは技術特性の差を見ていきましょう。
ちなみに24・20モデルともに4000番のみ、汎用リールであるストラディックベースとなっています。
そのため汎用モデルに搭載されていたマイクロモジュールギアIIなど、5000番以上にはない技術特性が4000番台に搭載されています。
技術特性 | 24モデル (4000番) | 20モデル (4000番) | 24モデル (5000番~) | 20モデル (5000番~) |
---|---|---|---|---|
HAGANEギア | ○ | ○ | ○ | ○ |
MMギアII | ○ | ○ | ー | ー |
HAGANEボディ | ○ | ○ | ○ | ○ |
X-SHIP | ○ | ○ | ○ | ○ |
インフィニティクロス | ○ | ー | ー | ー |
インフィニティドライブ | ○ | ー | ○ | ○ |
サイレントドライブ | ○ | ○ | ー | ー |
アンチツイストフィン | ○ | ー | ー | ー |
Xシールド | ー | ー | ○ | ○ |
Xプロテクト | ○ | ○ | ○ | ○ |
Xタフドラグ | ー | ー | ○ | 14000XGのみ |
Gフリーボディ | ○ | ○ | ○ | ○ |
AR-Cスプール | ○ | ○ | ○ | ○ |
ロングストロークスプール | ○ | ○ | ー | ー |
見ると分かりますが、4000番台こそインフィニティドライブなどの技術特性が追加されていますが、5000番以上はXタフドラグが追加されるのみ。
技術特性の進化がほとんど無いのは少々痛いところ。
20ストラディックSWを持っている方が買い替えなくて良いと思う理由一つめ!
ラインナップの差について
ラインナップはほぼ同じですが、20モデルにはあって、24モデルに無い番手が二つあります。
24モデルには5000PGと14000XGがありません。
そもそも20モデルでも14000XGが登場したのは2021年でしたから、ちょっと遅れて登場しています。
果たして24モデルでも14000XGが出てくるのか否か、気になるところではありますね。
5000PGは需要があまり無かったのかもしれないですね。
ただ個人的には、このグレードのリールだと5000〜6000番のラインナップは充実していて欲しいですね。
24モデル | 20モデル |
---|---|
4000HG(300g) | 4000HG(300g) |
4000XG(300g) | 4000XG(300g) |
ー | 5000PG(430g) |
5000XG(440g) | 5000XG(430g) |
6000PG(450g) | 6000PG(440g) |
6000HG(450g) | 6000HG(440g) |
6000XG(450g) | 6000XG(440g) |
8000PG(670g) | 8000PG(650g) |
8000HG(665g) | 8000HG(645g) |
10000HG(675g) | 10000HG(660g) |
ー | 14000XG(700g) |
とまあ20モデルにある番手は全て24モデルにもあるという話でした。
20ストラディックSWを持っている方が買い替えなくて良いと思う理由二つめ!
SWリールだけど4000番のボディサイズは?汎用モデルと同じ!
ツインパワーSWやステラSWは4000番でもボディサイズは5000番と同じです。
ストラディックSWも同様なのかというと、そうではありません。
上の技術特性や自重を見ると分かりますが、汎用モデル4000番と同サイズであり、ボディサイズが異なるのです。
せめて4000番も5000番台と同じボディサイズになってくれれば、4000番の需要が上がったと思うのですけどね。
20ストラディックSWを持っている方が買い替えなくて良いと思う理由三つめ!
ただし実売2万円台で買えるリールでは最もバランスが良い!
ちょっとネガティブな書き方をしましたが、忘れてはいけないのが、そもそもストラディックSWは20モデル時点でとてもバランスが良いリールだったという事です。
それなりに剛性があり、防水性のレベルが高く、使用上のクセが無い。
それに加え20モデルの弱点だったドラグが強化されているので、より一層、選びやすくなったと思います。
特に6000番台のラインナップは厚く、自身の釣り環境に合わせて選べますね。
と言うわけで、これからショアジギを始める方や、1万円台のリールからステップアップを考えている人には超おすすめのリールです。
2万円台の他のリールは?大型番手は剛性を重視せよ!
一応10000HGまである24ストラディックSWですが、大型青物を狙うのに最適かと言うと、私はそう思いません。
防水性やギア強度こそ劣りますが、剛性だけで見ればダイワのカルディアSWの方が上です(アルミモノコックボディ)。
また、海外メーカーのリールですが、PENNのSLAMMER IVなんかも良いです。
PENNのSLAMMER IVは通常版・DX版ともに所持していましたが、がっしり感は流石と言わざるを得ない。
ローターまで含め、フルアルミボディ。通常版は真鍮製のギアで、DX版はステンレス製のギア搭載。
以前は一部のコアなファンのみが使うリールという印象でしたが、Amazonなどでも販売されるようになって、だいぶ認知されてきましたね。
巻きの重さだけが唯一の欠点。
巻きごこちを気にするならストラディックSWかカルディアSWですが、気にしないのならSLAMMERも検討してみてはいかがか!
で、24ストラディックSWは買いなのか?6000番までは文句なし!
同価格帯において、6000番までは他メーカー含め、24ストラディックSWが最もおすすめです。
それ以上の番手は何を重視するかで選びましょう。
とにかくタフさを求めるならSLAMMER IVを、剛性重視だけど巻き心地も欲しいならカルディアSWを、剛性はそれなりで防水性や巻き心地も重視するなら24ストラディックSWを!
ということで、今回の記事はここまで。
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