21エメラルダスMXが登場して以来、22年モデル(69XUL-S・N、76UL-S・N)に続き、23年は5ピースモデルが登場します!!(84ML-5・N、84M-5・N)
これでエメラルダスMXのラインナップ数は合計14となり、自身に合ったモノを探しやすいロッドと言えるでしょう。
ちなみに私は21年モデルの711MLM-S・Nを使っており、不満無くエギングをしております。
ぶっちゃけエギングはこの価格帯のものでも十分!
23年追加モデルについて
冒頭にも書いたとおり5ピースモデルが登場します!
近年は釣りブームによって釣り場が混み、思ったように釣り出来ない事がよくあります。
そこで地磯や離島遠征を考える方もいると思います。
そんな人に向いているのが5ピースモデルです!
今回追加される84ML-5・Nと84M-5・Nはいずれも仕舞寸61cmとなっており、小さなロッドケースに収納し、背負えるぐらいのサイズになっています。
しかもそれでいて自重は84ML-5・Nが97g、84M-5・Nが100gと、十分な軽さを備えています。
私個人の意見としては、硬さはMLで十分かと思います。
Mを選ぶのは、4号エギを多用するエリアを主とする人かな。
5ピースモデルのメリット
- 携帯性に優れる。
→地磯歩き、遠征に向いています。 - 折れた際の金銭的ダメージが2ピースモデルよりもマシ。
→折れた場合は基本的にピース単位で取り寄せ。ピースごとのサイズが小さいため。
5ピースモデルのデメリット
- 準備・片付けが面倒。
→地磯や遠征に行かない人は2ピースモデルが無難!ソリッドティップモデルもあるし!
22年追加モデルについて
ダイワエギングロッドのミドルクラスに追加モデル(69XUL-S・N、76UL-S・N)が登場しました。
小型エギに適した性能になっており、ケンサキイカやヤリイカ等のツツイカ系を狙う方にお勧めです。
もちろん、アオリイカ(特に秋の数釣り)にも使えます!
ダイワ(Daiwa) エメラルダスMX 76UL-S を Amazonで探す
ダイワ(Daiwa) エメラルダスMX 76UL-S を 楽天市場で探す
21年発売モデルについて(使用の感想)
私が使っているのは711MLM-S・Nです。
レングスは2.41mと、エギングロッドとしてはやや短い部類に入ります。
自重は86gで、上位モデルに迫る程の軽さです。
このロッドを使っての感想をまとめるとこんな感じ↓。
- 片手で楽々しゃくれる!使いやすい!
- ソリッドティップ最高!感度抜群です。
- 飛距離は思ったほど気にならない。
扱いやすさについて
ロッド自体が短く軽いので、しゃくるのが本当に楽です。
以前は飛距離重視で9フィートぐらいのロッドを使っていましたが、使いやすさには雲泥の差があります^^;
大抵の場合、エギングロッドは扱いやすさ最重視で良いと思います。
感度について
ティップがメガトップ(カーボンソリッド)であり、持ち前の軽量性ゆえにエメラルダスMX全ラインナップの中で屈指の感度だと思います。
実際、使っていて感度は十分だと感じています。
ソリッドティップは通常仕様(チューブラー)と比べ、テンションがかかると曲がりやすく、ティップ部分での目感度が抜群に上がります。
沖でティップランエギングをする方なんかは、このありがたみが凄くわかると思います。
もしこのモデルにしないにしても、ソリッドティップ仕様のものは本当にお勧め!
飛距離について
このモデルを買うにあたり一番気になるのが飛距離でしょう。
なんせ短めのロッドなので、あまり飛ばないんじゃないか?という疑念は持ってしかるべきかと。
結論、ほぼ気にならないです。
もしかしたら他モデルよりも1,2メートルぐらい飛距離が落ちてるのかもしれないですが、実釣にはほぼ影響無いかと。
イカって目が良いので、多少離れたところにエギが落ちても追ってくれますからね。
多少飛距離が落ちてでも、エギングロッドは操作性を重視した方が良いと思います。
基本性能
技術面
以下、公式から抜粋。上位モデル(AIR AGS)との差はV-ジョイント有無とガイドです。
また、リールの固定方式も異なります(MXはアップロック、AIR AGSはダウンロック)。
ブランクス性能自体はさほど差が無いように思えますね。
逆に、下位モデルとはブランクス性能にかなり差があります。
- X45
- メガトップ(-Sモデルのみ、今回追加分を含む)
- エアセンサーシート
- HVFナノプラス
エメラルダスMX | エメラルダス AIR AGS | エギングX | エメラルダスX |
---|---|---|---|
X45 | X45 | ブレーディングX | ブレーディングX |
HVFナノプラス | HVFナノプラス | ー | ー |
エアセンサーシート | エアセンサーシート | FUJI VSS | FUJI VSS |
ー | V-ジョイント | ー | ー |
メガトップ(-Sモデル) | メガトップ(-Sモデル) | ー | ー |
Kガイド(全SIC) | AGS | Kガイド | ー |
アップロック | ダウンロック | アップロック | アップロック |
エメラルダスAIR AGS (Amazon)
エメラルダスX(Amazon)
スペック表
21年発売モデル分も含め、公式から抜粋します。
品名 ※追加番手太字 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | エギ (号) | PE (号) |
---|---|---|---|---|---|---|
83ML・N | 2.52 | 2 | 130 | 92 | 1.8-3.5 | 0.4-1.0 |
86ML-S・N | 2.59 | 2 | 134 | 93 | 1.8-3.5 | 0.4-1.0 |
86ML・N | 2.59 | 2 | 134 | 95 | 1.8-3.5 | 0.4-1.0 |
711MLM-S・N | 2.41 | 2 | 125 | 86 | 1.8-4.0 | 0.4-1.0 |
83M・N | 2.52 | 2 | 130 | 95 | 2.5-4.0 | 0.5-1.0 |
86M-S・N | 2.59 | 2 | 134 | 95 | 2.5-4.0 | 0.5-1.0 |
86M・N | 2.59 | 2 | 134 | 95 | 2.5-4.0 | 0.5-1.0 |
89M・N | 2.67 | 2 | 138 | 101 | 2.5-4.0 | 0.5-1.0 |
75MMH-S・N | 2.26 | 2 | 117 | 85 | 2.5-4.0 | 0.6-1.2 |
86MH・N | 2.59 | 2 | 134 | 105 | 3.0-4.5 | 0.6-1.2 |
69XUL-S・N | 2.06 | 2 | 107 | 66 | 1.5-2.0 | 0.2-0.4 |
76UL-S・N | 2.29 | 2 | 118 | 78 | 1.5-2.5 | 0.2-0.5 |
84ML-5・N | 2.54 | 5 | 61 | 97 | 1.8-3.5 | 0.4-1.0 |
84M-5・N | 2.54 | 5 | 61 | 100 | 2.5-4.0 | 0.5-1.0 |
競合ロッドについて
23年追加モデル(4ML-5・N、84M-5・N)の競合品
価格帯的に競合となるのはシマノのフリーゲームXTのS86MLとS86Mでしょう。
フリーゲームXTはシマノのエギングロッド“セフィア”シリーズではないため、見逃している方が多いかもしれませんね。
レングスは5cm程度の差(86MLと86Mは2.59m)です。
しかし自重差は10g以上あります。
この辺が、エギング専用モデルであるエメラルダスMXと、汎用モデルであるフリーゲームXTの差かもしれませんね。
↓エメラルダスMXとフリーゲームXTの比較表です。
モデル | 全長 (m) | 継数 | 自重 (g) | エギサイズ | PE (号) |
---|---|---|---|---|---|
エメラルダスMX 84ML-5・N | 2.54 | 5 | 97 | 1.8-3.5 | 0.4-1.0 |
エメラルダスMX 84M-5・N | 2.54 | 5 | 100 | 2.5-4.0 | 0.5-1.0 |
フリーゲームXT S86ML | 2.59 | 5 | 115 | 2-3.5 | 0.4-1.2 |
フリーゲームXT S86ML | 2.59 | 5 | 125 | 2.5-4 | 0.5-1.5 |
価格帯が違うモノも含めるなら、シマノのセフィアエクスチューン MBがありますが、これはフラッグシップですからね。
どう考えてもフラッグシップに分があるので、比較はしません!!
22年追加モデル(69XUL-S・N、76UL-S・N)の競合品
22年に追加された69XUL-S・N、76UL-S・Nは、ワンランク下のエギングX、ワンランク上のエメラルダス AIR AGSに存在しない番手です。
最も下位のエメラルダスXには611UL-Sがあり、MXの69XUL-S・Nとやや似ています。
シマノを含めればセフィアBB S76SUL-SやセフィアXR S73SUL-S、S76UL-Sあたりも競合となります。
競合するロッドのスペックを以下にまとめます。
品番 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | エギ (号) | PE (号) |
---|---|---|---|---|---|---|
エメラルダスX 611UL-S | 2.11 | 2 | 109 | 85 | 1.5-1.8 | 0.15-0.4 |
セフィアBB S76SUL-S | 2.29 | 2 | 118 | 95 | 1.5-2.5 | 0.2-0.5 |
セフィアXR S73SUL-S | 2.21 | 2 | 114 | 89 | 1.5-2.5 | 0.2-0.5 |
セフィアXR S76UL-S | 2.29 | 2 | 118 | 89 | 1.5-3 | 0.2-0.6 |
値段的にはエメラルダスX≦セフィアBB<エメラルダスMX<セフィアXRで、中間ぐらいの価格設定です(実売価格2万円台)。
ただし自重に関して、これらの中で最も軽いです。
そのため軽さを求める人にとっては、現状では唯一無二のロッドと言えそうですね。
シマノ 22 セフィア BB S76SUL-S を楽天市場で探す
シマノ 22 セフィア BB S76SUL-S をAmazonで探す
シマノ 21 セフィア XR S73SUL-S を楽天市場で探す
シマノ 21 セフィア XR S73SUL-S をAmazonで探す
まとめ
23年追加モデル
- 84ML-5・Nと84M-5・Nは地磯歩き、遠征にお勧め!基本的にはMLの方を選べばOK!
- 地磯歩きや遠征をしないのであれば通常モデル(2ピース)がお勧め!
22年追加モデル
- ヤリイカ、ケンサキイカなどのツツイカ系にお勧め!
- 競合ロッド(エメラルダスX、セフィアシリーズ)よりも自重面で優れる!
- 実売価格は2万円台そこそこと、初心者にも手が出しやすい価格設定!
ダイワ(Daiwa) エメラルダスMX 69XUL-S を Amazonで探す
ダイワ(Daiwa) エメラルダスMX 69XUL-S を 楽天で探す
コメント