22年9月~10月頃に、ダイワのサーフ・堤防用の新モデルが発売されます。
その名も”オバーゼアグランデ(サーフモデル)”です。
20オーバーゼアAIRの後継的なモデルで、ロッド自重が軽く感度に優れた仕様になっています。
オーバーゼア無印とオーバーゼアAGSの中間に位置するロッドです。
実売価格は3万円台になると見られ、サーフにはまり込んでいる方にお勧めのロッドとなります。
ちなみに21オーバーゼアグランデ(ショアジギングモデル)とは名前が同じなだけで完全に別仕様。
間違えないようにお気をつけください!!
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 109ML/M 22年モデル(楽天)
サーフ用のロッドに求められるモノ
大きな点を書くと以下2点です。
- レングス
- 感度
レングス
サーフは堤防と違い、足元からある程度の水深が期待できるところではありません。
またフィールド自体が広大です。
そのため遠投性が重視されています。10フィート台のロッドがスタンダードです。
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 109ML/M 22年モデル(楽天)
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 103M 22年モデル(楽天)
感度
サーフでの釣りは所謂「巻きの釣り」です。
ワームやミノーなどを投げては巻き、フィッシュイーターを狙います。
ただしフィッシュイーターはどこにでも居るわけではなく、やはり”変化”があるところに居ることが多いです。
ロッドの特性としては、ルアーをキャストできる程度のパワーはありつつも、ある程度の繊細さが必要です。
スタンダードなのはM程度の硬さで、中にはMLやMHのものもあります。
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 1010M/MH 22年モデル(楽天)
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 103MH 22年モデル(楽天)
オーバーゼアグランデ(サーフモデル)の性能について
上位・下位モデルと比較し、それぞれどのような方に向いているかを考察してみましょう。
ちなみにオーバーゼア無印はもともとサーフ向けのみのラインアップでしたが、22年4月に堤防・磯向けのモデルが追加されています。
今回はサーフ向けのモデルのみで比較します。
テクノロジ比較
価格差の分だけ採用テクノロジにも差が出ている印象。
意外なのは、22グランデが最も軽量だという事。
SVFナノプラスの方がHVFナノプラスよりも密度が高いので、そのせいかもしれません。
X45Xになる事でも自重が増しているのかもしれません。
項目 | 無印(サーフ向けのみ) | 22グランデ | AGS |
---|---|---|---|
ガイド | アルコナイト トップのみSiC | SiC | AGSガイド |
ブランクス① | HVF | HVFナノプラス | SVFナノプラス |
ブランクス② | X45 | X45 | X45X |
継ぎ目 | ー | V-ジョイント | V-ジョイント |
リールシート | ダイワオリジナル オーバルリールシート | AIRセンサーシート | AIRセンサーシート |
自重 | 97M(172g) ~1010M/MH(200g) | 97M(153g) ~1010M/MH(180g) | 97M(172g) ~1010M/MH(189g) |
価格帯 | \23,000 ~25,000 | \40,100 ~41,000 | \66,000 ~68,000 |
選択基準について
それぞれの特徴をまとめると、以下のようなイメージです。
以下を踏まえ、価格差と天秤にかける事になります。
ロッド | 特徴 |
---|---|
無印 | とりあえずサーフで使える、長いロッド。 |
22グランデ | ロッド自重の軽さで感度を追求するロッド。 |
AGS | AGSガイド、ブランクス性能により感度を追求するロッド。パワーもある! |
サーフへの情熱次第なんですが、価格を抑えて感度を求めるならば、22グランデが良いでしょう。
オーバーゼアAGSは実売価格5万円台なので、サーフを極めたい方向けですね。サーフメインの方ならばアリ!
無印は感度に特化している訳ではないので「たまにサーフやります」ぐらいの人にちょうどいいと思います。
スペック表
硬さ表記がML/Mのようにスラッシュで区切られているものは、MLのティップにMのバットという意味です。
品名 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | ルアー (g) | ジグ (g) | PE (号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
109ML/M | 3.28 | 2 | 168 | 162 | 7-45 | 7-50 | 0.8-2.0 |
97M | 2.92 | 2 | 150 | 153 | 10-45 | 10-50 | 0.8-2.0 |
103M | 3.12 | 2 | 160 | 159 | 10-45 | 10-50 | 0.8-2.0 |
98MMH | 2.95 | 2 | 152 | 165 | 12-50 | 12-60 | 1.0-2.0 |
911M/MH | 3.02 | 2 | 155 | 163 | 10-60 | 10-70 | 1.0-2.5 |
1010M/MH | 3.3 | 2 | 169 | 180 | 10-60 | 10-70 | 1.0-2.5 |
103MH | 3.12 | 2 | 160 | 177 | 15-60 | 15-70 | 1.2-2.5 |
番手の選び方について
以下を基準として選んだら良いと思います。
- メインの釣り場が堤防かサーフのどちらか
- 感度と遠投性のどちらを優先するか
堤防メインの場合
LSJが主になると思うので9フィート台が良いです。
具体的に書くならば97Mもしくは98MMHが使いやすいと思います。
私は楽に扱えるロッドが好きなので97Mがお勧めかな。
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 97M 22年モデル(楽天)
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 98MMH 22年モデル(楽天)
堤防・サーフどちらも同じぐらいの比率の場合
短すぎず、長すぎず。また、柔すぎず硬すぎず。
という事で911MMHがお勧め。
ただちょっと中途半端な仕様なので、堤防用とサーフ用でロッドを分けたいところ。
サーフメインの場合
遠投性が求められるため10フィート台がお勧め。
さらに感度を重視するか否かで硬さを決めたら良いと思います。
ただしほとんどの人が感度(もしくは汎用性)を重視すると思うので、選ぶのは自ずと決まりそう。
私なら109ML/Mを選ぶかな。
感度を重視するなら109ML/M
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 109ML/M 22年モデル(楽天)
汎用性を求めるなら103M
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 103M 22年モデル(楽天)
遠投性を重視するなら1010M/MHもしくは103MH
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 1010M/MH 22年モデル(楽天)
ダイワ(Daiwa) 22 オーバーゼア グランデ 103MH 22年モデル(楽天)
合わせるリールについて
ある程度剛性があり、なおかつ巻き出しの軽さに特化したものが良いです。
ロッドのグレードも考慮すると、それなりに良いリールがマッチします。
ダイワ機なら20ルビアスLT以上のリールがお勧め。
シマノ機なら21ツインパワー以上あたりがお勧め。
ダイワ(Daiwa) 20 ルビアス LT4000-CXH(楽天)
ダイワ(Daiwa) 20 ルビアス LT 各種(Amazon)
シマノ(SHIMANO) 21 ツインパワー XD 4000XG(楽天)
シマノ(SHIMANO) 21 ツインパワー XD 各種(Amazon)
番手は4000番のエクストラハイギアで良いと思います。
LSJメインならハイギアでもOKかと!
コメント