23年5月、ジギング・キャスティング用のロッドがダイワから発売されます。
安い割には軽くて強いので、初心者の方に打ってつけのロッドとなっています。
これからオフショアジギング、キャスティングを始める方の最初の一本に最適と言えるでしょう。
ジギングとは?
ジギングには陸でやるショアジギングと、沖でやるオフショアジギングに分けられます。
それらはさらに、ジグの重さや釣り方によって細分化されます。
アウトレイジBRが該当するのは↓のとおりです。
- 陸のジギング
- ショアジギング
- ライトショアジギング
- スーパーライトショアジギング
- ショアキャスティング(プラッキング)
- 沖のジギング
- キャスティング←アウトレイジBR該当
- ライトキャスティング←アウトレイジBR該当
- (オフショア)ジギング←アウトレイジBR該当
- ライトジギング
- スーパーライトジギング
- スロージギング
- マダイジギング
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ターゲット魚種と釣り方について
釣り方は、水面を狙うか、底から高速でアクションさせるかです。
プラグ系の大きなルアーで水面を狙うのをキャスティングと言います。
軽めのプラグで中型魚まで狙うのをライトキャスティングなんて言ったりしますが、キャスティングにまとめられることもしなしばあります。
あとは文字どおりですが、メタルジグを海に沈め、アクションさせるのをジギングと言います。
スローに誘うのをスロージギング、軽めのジグでジギングするのをライトジギング、更に軽いジグだとスーパーライトジギングと言います。
キャスティング・ジギングのターゲットは主に青物です。
青物御三家(ブリ、ヒラマサ、カンパチ)はもちろん、カツオやサワラなども釣れます。
キャスティングではキハダなどのマグロ系の魚も狙う事ができます。
いずれにせよ強烈に引くので、それに見合った性能が求められます。
ジギングロッドに求められるモノ
まず最も重要なのがロッドパワーです。
青物の強烈な引きに耐える必要があるため、想像つきますよね。
細く繊細なロッドでは、青物の強烈な引きに耐えることができず、のされてしまいます。
貧弱なロッドでリール・PEがゴツいと、目も当てられない結果になります^^;
次に重要なのが扱いやすさです。
ただしこれは色々な要素を含みます。
ロッドの自重、長さ、バランスなど、総合的に使いやすいかどうかが重要になります。
自重はロッドパワーに影響する部分もあるため、軽ければ良い!とは一概には言えません。
長さやバランスについては、キャストするか否かが大きく関わります。
キャスティングでは飛距離も求められるため、ジギングモデルと比べて1フィート~ぐらい長めの事が多いです。
ジギングはフルキャストする事がほぼ無いため、ジグのしゃくり易さが(=ショーとレングス)が求められます。
ざっくりですが、
キャスティングモデルは7フィート~8フィートぐらいのものが多いです。
ジギングモデルは5フィート~6フィートぐらい。
今回のアウトレイジBRも、おおよそそのぐらいのスペックになっています。
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テクノロジ・スペックについて
23アウトレイジBRは、おそらくブラストの後継モデルです。
22アウトレイジよりも安価で、ブラストの情報が公式HPから消えてました。
比較のため、22アウトレイジの情報も載せます。
テクノロジ
テクノロジ、ラインナップ、価格について比較します。
まずテクノロジですが、ブランクスの粘りなどに関わるHVFナノプラス有無が異なります。
ただし、HVFでも十分パワーはあるので、そこまで問題視しなくていいです。
あとはキャスティングモデルでのV-ジョイント有無ですね。
V-ジョイントのほうが継ぎ目部分がキレイに曲がります。
これも…まあ気にしなくて良いです。
最も大きな違いだと思うのが、キャスティングモデルのラインナップ幅の違いですね。
23アウトレイジBRはC81-5までですが、22アウトレイジはC82-8まであります。
C81-5の5や、C82-8の8は強度を表す数字であり、22アウトレイジの方がより巨大な魚を狙える番手が揃っているという事になります。
ただし、近海で釣れる魚種はC81-5でも十分なため、ガチユーザ以外はやはり気にしなくていいです。
冒頭の動画にもありますが、10kgオーバーのヒラマサでも釣れてしまいます。
(テスターの方が釣り慣れている…というのもあるかもしれませんが!)
23アウトレイジBR | 22アウトレイジ |
---|---|
X45 | X45 |
HVF | HVFナノプラス |
エアセンサーシート ※ジギングスピニング LCモデルのみ | エアセンサーシート ※スピニングのみ |
ー | V-ジョイント ※キャスティングのみ |
J60S-2.5~J60S-5 J60B-2.5~J60B-4 | J63S-2.5~J61S-5 J62B-2.5~J60B-4 |
LC73-2~LC70-2.5 C80-3~C81-5 | C76-2~C82-8 |
実売2万円台 | 実売3万~4万円台 |
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スペック
ダイワ公式から抜粋。
継数は全て2本で、バットジョイントです。
品名 | 全長 (m) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | ルアー MAX(g) | ジグ MAX(g) | PE MAX |
---|---|---|---|---|---|---|
J60S-2.5 | 1.83 | 132 | 160 | – | 160 | 2.5 |
J60S-3 | 1.83 | 132 | 170 | – | 180 | 3 |
J60S-4 | 1.83 | 130 | 179 | – | 220 | 4 |
J60S-5 | 1.83 | 130 | 189 | – | 260 | 5 |
J60B-2.5 | 1.83 | 127 | 188 | – | 160 | 2.5 |
J60B-3 | 1.83 | 127 | 190 | – | 180 | 3 |
J60B-4 | 1.83 | 127 | 192 | – | 220 | 4 |
LC73-2 | 2.21 | 176 | 180 | 50 | – | 2 |
LC76-2 | 2.29 | 184 | 185 | 50 | – | 2 |
LC70-2.5 | 2.13 | 166 | 180 | 55 | – | 2.5 |
C80-3 | 2.44 | 186 | 220 | 60 | – | 3 |
C80-4 | 2.44 | 184 | 256 | 80 | – | 4 |
C81-5 | 2.46 | 185 | 323 | 100 | – | 5 |
23アウトレイジBR全体的に言える事で、22アウトレイジよりもやや短めの設定のものがほとんど。
それでいて自重はほぼ同じか、やや重いぐらい。
これが何を表しているかというと…ロッドを短くする事で、自重を抑えつつも強度を保つ…という事ではないでしょうか。
カーボン含有率までは公式から抜粋していませんが、23アウトレイジよりも22アウトレイジのほうがカーボン含有率が高いです。
22アウトレイジに近い粘りを出すために、レジンの量を調整しているかもしれませんね(推測!)。
ちなみにライトキャスティング用の番手は「LC」が付くものです。
今回初めて登場した表記で、22アウトレイジのキャスティング最小う番手C76-2(自重215g)よりもかなり軽いです。
中型青物やサワラ、カツオなんかを狙うのに適したロッドなのだと思います。
なおキャスティング最大番手であるC81-5は323gとかなりガチムチな仕様になっており、メータークラスの青物も狙える仕様と言えるでしょう。
現に、冒頭の動画で釣ってますしねw
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合わせるリールについて
スピニングかベイト、どちらにする?
私の主観ですが、水深で決めたら良いと思います。
水深50mまでであれば、汎用性が高いスピニングモデル+スピニングリールをお勧めします。
それ以上の深さだと巻き重りが酷いので、ベイトモデルをお勧めします。
番手選びについて
ジギング(スピニング)
番手については、スピニングであれば基本は6000~のパワーギアです。
ショアでは巻取り速さ重視でHはXHを選びますが、オフショアでは巻上力重視でパワーギアを選ぶのが吉!
一番選ばれるのは8000-Pとかだと思います。
ジギング(ベイト)
ダイワのベイトリールは製品によって番手表記が異なります。
そのため、いくつかあるジギングリールから自分に合ったものを選ぶのが良いです。
カウンタがあるのを選ぶか、自重が軽いのを選ぶか、コスパを重視するのか、など。
キャスティング
キャスティングはスピニングモデルのみです。
ライトキャスティングなら6000番、キャスティングなら8000番以上。
ジギングとは違い、ギア比はH以上が主になります。
プラグを使う場面では、糸ふけの回収量が多いほうが良いですからね。
まとめ
- 23アウトレイジBRは実売価格2万円台でコスパ抜群のジギング・キャスティングロッド!
- 10kgクラスの青物でも戦えるスペック!
- ラインナップ幅が広く、用途に応じて番手を選び分けられる!
- スピニングモデルで安く抑えるなら、23BGSWを合わせるのがお勧め!
- ベイトモデルで安く抑えるなら19キャタリナがお勧め!
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