数人乗りのインフレータブルボートを買っても、椅子板は一人分しか付属していない事がほとんど。
私が買ったアキレスのLF-297WBも、椅子板は一人分しか付属していませんでした。
知人を乗せる際に欲しいな~と思ってネットショップなどで検索する…たかだか板一枚で1万円以上も!
安く抑えようと自作した結果、おおよそ半額近くになったと記憶しています。
どうしても部分的に純正のものを買わざるを得ないのですが、手間をかけてでも節約したい方にはお勧めです。
同行者の椅子板は必要か?
同行者を連れていくなら必須だと思います。
理由は以下2点。
- 乗り心地と安全性
- フロア素材の破損
乗り心地と安全性
例えばクーラーボックス等をフロアに置き、そこに座ってもらうとしましょう。
インフレータブルボートは波による揺れが大きいため、安定性に欠いてしまいます。
その結果、同行者がボート上で転び、ケガを負うリスクも。
最も最悪なのは同行者が海に落ちてしまう事。
もしそれが冬であれば、ボートに上がりきれず…という事も考えられます。
滅多にないと思いますが、同行者の安全のためにも椅子板は準備してあげましょう。
逆に乗せてもらう側の人は、自分から用意するのも良いでしょう。
フロア素材の破損
ウッドフロアの方は特にこれを気にしましょう。
というより私の実体験です。
インフレータブルボートを買って間もないころの事です。
知人をボートに乗せた時、知人に椅子板を使ってもらい、自分はクーラーボックスに座りました。
釣り中、特に何もなかったのですが…
片付け中に板をよく見ると、クーラーボックスを置いていた部分だけ亀裂が入っているではありませんか!!
クーラーボックスに座ると局所的に力がかかってしまうため、亀裂が入ってしまったのでしょう。
それがあったため、2枚目の椅子板が要る!!というふうに思ったのでした。
椅子板作成に必要なもの
アキレス
アキレスボートへの座板取付に必要なパーツです。
座板を作るにはこれを2個買わないといけないので注意!
※これを買っても、この棒きれみたいなのが1個しか入ってません!
座板に取付け↓画像の赤丸位置にはめ込むものです。
ジョイクラフト
ジョイクラフトのボートも同様のものがあります。
ジョイクラフトは製品によって以下の2タイプがあるみたいです。
↑こちらはアキレスのものとほぼ同じ形です。それだけに、互換性があるとか。
ちなみにこちらは2枚組。
後述しますが、ビスの取付けは腰掛ストッパーの方がわかりやすい。
↑こちらは、ストッパーをボートのバンド部分に差し込みタイプのもの。
ボートがそのタイプの場合、椅子を増やそうと思ったらコレが必須ですな。
共通品
メーカー問わず必要になるのが以下の工具、材料です。
ビスの太さは製品の指定があれば、それに従います。
工具
- 定規(寸法決め、下穴位置決めなど)
- マジック(穴あけ位置を分かりやすくするため)
- キリもしくは木材用ドリル(ビスの太さに合わせる)
- プラスドライバ-(ビス取付け)
材料
- 板
- ビス
- コーキング材(任意)
- 塗料
工程
寸法確認
高さ
まず高さですが、座って破損する事のない強度を考える必要があります。
ただし個人レベルで厳密な計算をするのは困難なので、材質にもよりますが、30mm以上のものを選んだほうが無難です。
多少厚くても、やや重くなること以外困る事はありません。
しかし壊れてしまっては困るでしょう。
奥行
プラフレーム、腰かけストッパー・スライダーの長さに合わせて決めると良いです。
ちなみに、私が持っているアキレス純正の座板は、プラフレームよりも板のほうが数ミリ長いように見えます。
大体同じぐらいでOKです。
横幅
これはボートに寄りけりです。
もし純正のものがあるならば、それと同じ幅にすればOKです。
ただしピッタリのサイズの木材はまず見つからないので、次の工程でカットする事を前提としましょう。
木材カット
木材カットしてくれるホームセンターでカットしてもらいましょう。
自身でせっせとノコギリでやると、大体少しズレます。
カット代は店次第です。
私が行った店だと1カット50円~100円ぐらいでした。
数カット必要でしたが、それでも500円玉1枚で収まる範囲だったと記憶しています。
下穴あけ
まずは下穴をあける位置にマーキングしましょう。
マーキングした位置にキリやドリルで下穴を空けましょう。
こうしておくことで、ビスを取り付ける際に板が割れにくくなります。
塗装
釣りで使う以上、座板は水・湿気にさらされる事が多いです。
そのため、防水性を上げるための塗装は必須です。
色は任意ですが、炎天下で熱くなりやすい黒系は避けたほうが良いでしょう。
あと当然ですが、「防水」と書いてあるものを選びましょう。
ビスで部品取り付け
ビス取り付け部分の防水性が心配な方は、下穴にコーキング材を打ち込んでおきましょう(任意)。
しなくても大丈夫かもしれませんが、私は心配性なのでやった!!
座板ではないけど、ドーリー取り付け部分にもやったからね!
アキレスとジョイクラフトでビスを取り付ける向きが違います。
図で説明するとこんな感じ。
アキレスは板側からビスを差し込み、プラフレームを固定します。
つまり、ビスの長さは板の厚さ+数mmにしておく必要があります。
私の場合、板の厚さ+5mm程度にした記憶があります。
あまり長すぎるとプラフレームを突き抜けますからね。
ジョイクラフトの場合は腰かけストッパー・スライダー側からビスを差し込みます。
こちらの場合、ビスの長さはは板を突き抜けなければOKなので、アキレスよりは少し簡単かな。
ボートの底板も自作可能!!
こちらに記事を書いております。
ボートの底板は座板よりも大変ですが、一応自作可能です。
ちなみに、底板は買うと数万しますが、自作すれば1万でお釣りが来ます。
節約する意味では、座板よりもあるかも?
艤装品はBMO製品が鉄板。ちょっと高いけど。
最後にその他の艤装について。
色々と手作りするのもアリですが、わたしはBMO製のものをいくつか買っています。
まずはロッドホルダー。
地味に高いんですが、買って満足はしていますね。
自作のロッドホルダーだと固定するのが大変なので。
あと、魚探マウントですね。
アーム有・無を選べるみたいです。
私が買ったのはアーム無しのほう。
魚探を固定したい場合に必要になります。
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