23年7月、ダイワからエントリーショアジギロッド“ドラッガー X”が発売されます。
実売価格は1万円台半ば~2万円ぐらいで、初心者~中級者向けのロッドといったところか。
ML~Hのラインナップがあり、ライトショアジギングから割と本格的なショアジギング・プラッキングまで楽しめてしまいます。
これからショアジギを始める方の試しの一本としては十分すぎるロッドです。
エントリークラスのロッドですので、まずはショアジギングはどんな釣りなのかを把握し、このロッドの特徴やスペックについて見ていきましょう。
そもそもショアジギングって?
メタルジグというルアーを使った釣りの事です。
材質は鉛、鉄、アルミ、タングステンなどです。
メタルジグの重量によって、おおよそ以下のように分類されます。
ただし明確な区切りは無いので、あくまで目安程度と思って頂ければ。
ジグ重量 | 分類 |
---|---|
~30g | スーパーライトショアジギング |
~60g | ライトショアジギング |
60g~ | ショアジギング |
ターゲットは青物(ブリ、ヒラマサ、カンパチ等)で、強烈な引きを味わうことができる人気の釣りです。
青物が回遊しているときはあっさり釣れ、そうじゃない時は修行のような釣りになります^^;
因みに私が住んでいる所では、夏場はハガツオが釣れたりします。
ハガツオは傷むのが早いですが、トロとカツオの間のような身質でとても美味。
釣り人の特権なんて言われたりしますが、ショアジギングではそういった魚を狙えるのです。
なおメタルジグではなく、プラグと呼ばれるプラスチック製の大きなルアーを使う事もあります。
その釣り方は「プラッキング」や「キャスティング」と呼ばれ、青物の中でも大型魚を狙う釣りです。
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ショアジギングに適したロッドは?
他の釣りと比べて比較的重いルアーを使うのと、青物の強烈な引きに耐えるだけのパワーが要ります。
また、ルアーの飛距離を稼ぐため、ロッドのレングスも短すぎない事が重要です。
とは言え30~40cm程度の青物であればそこまで引かないのと、パワー・長さがあるロッドはそれだけ重いです。
そのため、ターゲットの幅を広げすぎない事と、ターゲットに見合ったパワー・長さのロッドを選ぶことが重要です。
数字や表記で表すなら、おおよそ以下のイメージです。
分類 | ロッド |
---|---|
スーパーライトショアジギング | 9フィート台のL~ML |
ライトショアジギング | 9フィート台のML~MH |
ショアジギング | 9フィート台のMH~ |
ショアプラッキング | 10フィート台のH~ |
10フィート台のロッドでもショアジギは可能ですが、使うシーンは選ぶことになると思います。
例えばサーフで巻きメインの釣りをする場合ですね。
飛距離最重視の場合であれば、10フィート台もありです。
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ドラッガーXについて
じゃあドラッガーXはショアジギロッドとしてどうなのか?という所ですね。
結論から書きますと、記録級のビッグフィッシュを狙わない限り、ほぼ問題ないです。
ただし10フィートのモデルが大部分を占めていますので、店に余ってるのが10フィートのやつだけだったから…という理由で安易に決めないようにしましょう。
上でも書いてますが、私がショアジギでお勧めするのは9フィート台ですからね。
テクノロジー
フラッグシップモデルのように真新しいものはありませんが、以下が採用されています。
- ブレーディングX
- Kガイド
- エアセンサーシート(ML~MH)
ブレーディングXはロッドのバット部を補強するもので、カーボンテープをX状に締め上げたものです。
この技術が使われているロッドを私も使っていますが、強度的には不足を感じたことは無いです。
(まあ記録級の魚をかけた事が無いという事でもありますが!)
また、これまでエントリーモデルとなっていたジグキャスターなんかには、そういった特筆すべき補強が為されていませんでしたので、そういった意味ではちょっとお得な感じがしますね。
Kガイドはライントラブルが減るので、やはりあった方がいいでしょう。
スペック
以下、ダイワ公式から引用です。
見ると分かりますが、9フィート6インチのモデルと10フィートのモデルに分けられます。
また、継数が3のものは3ピースモデルです。
スクロールできます引用元:ダイワ公式
品名 全長
(m)継数
(本)仕舞
(cm)自重
(g)先径
/元径
(mm)ルアー
重量
(g)ジグ
重量
(g)PE
(号)カーボン
含有率
(%)96ML 2.9 2 149 217 2.3/14.3 10~45 10~50 1~2 93 100ML 3.05 2 157 225 2.3/15.1 10~45 10~50 1~2 93 96M 2.9 2 149 255 2.3/14.3 15~60 20~70 1.5~2.5 95 100M 3.05 2 157 262 2.3/15.1 15~60 20~70 1.5~2.5 95 96MH 2.9 2 149 268 2.4/14.3 20~80 30~90 2~3 96 100MH 3.05 2 157 280 2.4/15.1 20~80 30~90 2~3 96 100H 3.05 2 157 307 2.5/15.7 30~100 40~110 3~4 95 100M-3 3.05 3 107 264 2.3/15.9 15~60 20~70 1.5~2.5 95 100MH-3 3.05 3 107 276 2.4/15.9 20~80 30~90 2~3 91 100H-3 3.05 3 107 309 2.5/16.8 30~100 40~110 3~4 93
ライトショアジギングにお勧めの番手は?
96MLか96Mですね。
96MLでも自重217gあるので、MLと言えども結構ガッシリしたロッドだと思います。
96Mは255gと、やはりこれもガッシリしている。
扱いやすさを選ぶならML、タフさを求めるならMですね。
ショアジギングにお勧めの番手は?
96MHですかね。
というか9フィート台でガッチリしたモデルがこれしかない^^;
96Hとかもあれば、そっちをお勧めするところですが…
もしかすると今後のドラッガーシリーズと番手が被らないようにしているのか?
ショアプラッキングにお勧めの番手は?
100Hか100H-3でしょう。
3ピースモデルだと仕舞寸が短くなりますが、セッティングの手間は少し増えます。
かと言ってリュックにおさまる程の仕舞寸でもないので、車内のスペースで決めて良いんではないでしょうか。
3ピースモデルの方が少しだけ高いので、私なら2ピースモデルを選ぶかな~。
合わせるリールは?
ライトショアジギングであれば4000番ぐらいがベストマッチです。
ショアジギングであれば4000~6000かな。
ショアプラッキングであれば8000~14000ぐらい。
ロッドがエントリーモデルなので、同じぐらいのグレードで合わせるなら23BGSWが選びやすいでしょう。
新しく出るリールを合わせるなら、23レグザもアリ。
確実性を取るなら22カルディアSWでしょうかね。
まとめ
- 使うジグの重さに応じて呼び名が分かれている!
- ショアジギングには9フィート台、プラッキングには10フィート台をお勧め!
- 合わせるリールはLSJで4000、ショアジギで4000~6000、プラッキングで8000~14000がお勧め!
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