秋と言えばショアジギ!
数釣りが狙える初秋から、大物が混じる晩秋まで、秋は青物を狙うのにベストなシーズンです。
青物狙いの楽しさは、青物のパワフルな引きにあります。
引きずり出されるドラグ、根ズレするんじゃないかというスリル。
世の中のアングラーを魅了し続ける釣りであり、タックル選びがとても重要な釣りでもあります。
そこで今回は、ショアジギングで青物を狙ってみたい人に向け、お勧めのタックルを紹介したいと思います。
そもそもショアジギングって?
メタルジグというルアーを使った釣りの事です。
材質は鉛、鉄、アルミ、タングステンなどです。
メタルジグの重量によって、おおよそ以下のように分類されます。
ただし明確な区切りは無いので、あくまで目安程度と思って頂ければ。
ジグ重量 | 分類 |
---|---|
~30g | スーパーライトショアジギング(略称:SLSJ、SSJ) |
~60g | ライトショアジギング(略称:LSJ) |
60g~ | ショアジギング |
ターゲットは青物(ブリ、ヒラマサ、カンパチ等)で、強烈な引きを味わうことができる人気の釣りです。
青物が回遊しているときはあっさり釣れ、そうじゃない時は修行のような釣りになります^^;
因みに私が住んでいる所では、夏場はハガツオが釣れたりします。
ハガツオは傷むのが早いですが、トロとカツオの間のような身質でとても美味。
釣り人の特権なんて言われたりしますが、ショアジギングではそういった魚を狙えるのです。
なおメタルジグではなく、プラグと呼ばれるプラスチック製の大きなルアーを使う事もあります。
その釣り方は「プラッキング」や「キャスティング」と呼ばれ、青物の中でも大型魚を狙う釣りです。
それでは、ショアジギングの種類別にお勧めのタックルを紹介します。
以下の順で紹介しますので、自身が見たい部分を閲覧頂けたらと思います。
スーパーライトショアジギング
ロッドに求められるモノ
お勧めは9フィート台のLもしくはMLぐらいの硬さのロッド。
なおかつシーバス用、エギング用ではなくショアジギ専用ロッド(SLSJ、LSJ専用)。
- 軽いジグを軽快に扱える操作性の良さ
- ほど良く飛ばせるキャスト性能
- 青物がかかっても耐えられるバットパワー
SLSJのターゲットは青物(~40cm程度)、イサキ、根魚など。
投げるジグは軽めで、そこまで大きな魚を狙う事はありません。
そのためロッドに過度なパワーは必要ありません。
とはいえ、青物がかかった時に耐えられるだけのバットパワーは必要です。
エギングロッドの9フィート台MHでSLSJをしたときに、おそらく50cm前後の青物だと思うのですが、なすすべなくブチ切られた経験があります。
テトラだったので地形的に難しいのもあったんですが、そのときにバットパワーの重要さを理解しましたね。
価格帯別スーパーライトショアジギング向けロッド
メジャークラフト ソルパラ SPX-942SSJ(実売価格1万円未満)
以下のスペック表はメジャクラ公式から引用しています。
Model | 全長(ft) | 継数(pcs) | ルアー(g) | PEライン(号) | アクション |
---|---|---|---|---|---|
SPX-902SSJ | 9’0″ | 2 | 5-30 | 0.4-1.2 | RF |
SPX-942SSJ | 9’4″ | 2 | 15-40 | 0.6-1.5 | RF |
ソルパラSSJモデルはメジャークラフトから発売されている、名前のとおりSSJ専用ロッド。
自重は非公開ですが、レビューを参考にすると180gとの事。
ルアーは15g~40g程ですが、レビューを見ていると20g前後を使うのがベター。
というか40gのジグ使うならLSJのロッドでOKです。
9フィートジャストの長さのモデルもありますが、9’4″でも別に操作性は悪くないと思うので、こちらの長さのものを挙げました。
テイルウォーク MICRO SHORE JIGGING マイクロショアジギング SSD 96(実売価格1万円台)
以下、テイルウォーク公式を基にスペック表を載せています。
LENGTH (ft.in) | PIECE | CLOSED LENGTH (cm) | ROD WEIGHT (g) | LURE WEIGHT (g) | LINE WEIGHT (PE) |
---|---|---|---|---|---|
8’4″ | 2 | 131 | 110 | MAX20 | MAX0.8 |
8’9″ | 2 | 137 | 127 | MAX20 | MAX0.8 |
9’6″ | 2 | 148 | 135 | MAX30 | MAX0.8 |
3つのラインナップの内9フィート台のものは9’6″のみ。
自重は135gなのでかなり軽いです。
ジグはMAX30gまで。
メジャークラフト トリプルクロス TCX-942SSJ(実売価格1万円台)
以下のスペック表はメジャクラ公式から引用しています。
Model | 全長(ft) | 継数(pcs) | ルアー(g) | PEライン(号) | アクション |
---|---|---|---|---|---|
TCX-902SSJ | 9’0” | 2 | 5-30 | 0.4-1.2 | RF |
TCX-942SSJ | 9’4” | 2 | 15-40 | 0.6-1.5 | RF |
スーパーライトショアジギング用のモデルは2つラインナップされています。
その中でも、やや長さに勝る942をお勧めします。
トリプルクロスはバット部に4軸カーボンが搭載されており、さらにカーボンテープで締め込むことにより優れたバットパワーを持っています。
価格は1万円台後半と初心者でも手が出せる価格でありながら、ブランクス性能はとても優れています。
ロッド自重は公開されていませんが、ジグはMAX40gとの事なので、20g前後を使うのが良いでしょう。
そのぐらい軽いジグだとPEも細いほうが良いので、まあ1号ぐらいですかね。
ジャッカル BRS-S93M-SL(実売価格2万円台)
以下、ジャッカル公式から主要スペックを抜粋。
自重は139gと、上に挙げた2モデルよりもかなり軽いです。
ルアーのMAX重量も30gとかなり軽め。
10g~20gの本当に小さなジグがメインになるとの事。
Name | Length(ft/m) | 継数 | Power | Weight | Lure Weight | Line |
---|---|---|---|---|---|---|
BRS-S88ML+SL | 8’8”(2.65m) | 2本 | Medium Light | 130g | MAX 30g | PE MAX#1.0 |
BRS-S93M-SL | 9’3”(2.83m) | 2本 | Medium | 139g | MAX 30g | PE MAX#1.0 |
ジャクソン(Jacson) サーフトライブ STSLS-9062L+(実売価格3万円台)
- レングス…290cm/9’6″
- ルアーウェイト…MAX30g
- アクション…fast
- 仕舞寸…148cm
- PE…0.4~1.0号
- 自重…148g
自重は148gとかなり軽めで、なおかつ飛距離を重視したモデルとの事。
ジグを前提としたモデルではあるものの、ミノーやシンキングペンシル、ジグヘッドなど様々な用途を想定。
3万円台とそこそこお高いロッドで、その価格に見合う性能を備えたロッドです。
ゼスタ ランウェイSLS S94 スーパーロングシューター(実売価格3万円台)
こちらはゼスタから販売されているSLSJ専用モデルのロッドです。
ランウェイSLSシリーズは4つのモデルがラインナップされており、最も汎用的なモデルがこのS94です。
ラインウェイSLSシリーズは4つのモデル全てが特徴のある仕様になっています。
汎用性よりも尖った性能を重視する方は、他のモデルを選ぶのもありでしょう。
操作性ならS84、ソリッドティップの目感度を重視するならS91-S、運搬性を重視するならモバイルロッドのS90 MOBILEです。
以下、ゼスタ公式を基にしたスペック表です。
規格 | 全長 | 仕舞 | 自重 | 先径 | 元径 | 適合ジグ |
---|---|---|---|---|---|---|
S84 | 8’4″ft 2.54m | 131 cm | 103g | 1.6 mm | 10.5 mm | 5~20g |
S94 | 9’4″ft 2.84m | 146 cm | 121g | 1.6 mm | 11.8 mm | 7~30g |
S91-S | 9’1″ft 2.78m | 142 cm | 125g | 1 mm | 12.1 mm | 3~30g |
S90 [mobile] | 9’0″ft 2.74m | 63 cm (5本継) | 138g | 1.6 mm | 11.3 mm | 7~30g |
スーパーライトショアジギング用リールに求められるモノ
- そこそこのボディ剛性(できれば金属製、次点でカーボン系)
- 操作性の良さ(自重、巻きの軽さ)
- 適度な巻取り長(80cm以上)
メタルボディのC3000~4000番程度のリールがお勧めです。
ギア比はHGぐらいが使いやすいでしょう。
ロッドのレングスが10フィート近ければXGもあり。
ちなみに使うラインはPEの1.0号前後で、糸巻き量は200mはあったほうが良いと思います。
価格帯別スーパーライトショアジギング向けリール
リアルメソッド ノーヴ 3500(実売価格1万円未満)
この価格帯では、メタルボディのリールはほとんどありません。
2大メーカーに拘らないのであれば、リアルメソッド(釣具のポイントのブランド)のノーヴ3500がお勧め。
3500番未満は巻取長がちょっと短いので、お勧めできません。
ちなみにセールだと8000円ぐらいで買えますが、巻き心地は素晴らしいです。
シマノ、ダイワのミドルクラスと遜色ない巻き心地。
ちなみにメタルボディ、ステンレスギア軸、アルミラウンドノブ搭載。
コストパフォーマンスは抜群です。
以下、スペック表です。
品番 | ギア比 | ドラグ (kg) | 自重 (g) | PE 号-m | 巻上 | BB |
---|---|---|---|---|---|---|
1000 | 5.2 | 4 | 225 | 0.8-360 | 62 | 9/1 |
2000 | 5.2 | 4 | 273 | 1.0-320 | 68 | 9/1 |
2500 | 5.2 | 4 | 295 | 1.0-400 | 73 | 9/1 |
3000 | 5.2 | 8 | 323 | 1.5-320 | 77 | 9/1 |
3500 | 5.2 | 8 | 332 | 2.0-320 | 83 | 9/1 |
ダイワ 23レグザ LT3000-XH(実売価格1万円台)
メタルボディ、ねじ込み式ハンドル、ラウンドノブ(3000番以上)と、安価ながらも抑えるべきところをキッチリ抑えています。
また、軽くて強いと評判のエアドライブローターが搭載されており、操作性・強度ともに必要十分。
SLSJに大事な要素を兼ね備えている、使い勝手のいいリールです。
以下、ダイワ公式から3000、4000番のみ抜粋。
PE1号を200m巻ける3000番、ギア比はXHが良いでしょう。
LSJに近い釣りが良いのならPE1.5号を200m巻ける4000番もありです。
品名 | 巻取長 (cm) | ギア比 | 自重 (g) | 最大 ドラグ (kg) | PE (号-m) | ハンドル長 (mm) | ベアリング (ボール/ローラー) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LT3000 | 77 | 5.2 | 245 | 10 | 1-200 | 60 | 5/1 |
LT3000-XH | 93 | 6.2 | 245 | 10 | 1-200 | 60 | 5/1 |
LT4000-C | 82 | 5.2 | 255 | 12 | 1.5-200 | 60 | 5/1 |
LT4000-CXH | 99 | 6.2 | 255 | 12 | 1.5-200 | 60 | 5/1 |
シマノ 19ストラディック C3000HG(実売価格1万円台)
今は23ストラディックがあるので1世代古いリールです。
しかしながら、旧世代となった事でやや値下がり傾向にあります。
タイミング次第では1万円台半ばほどで買えることも。
HAGANEボディ、HAGANEギア、マイクロモジュールギア、Xプロテクトなど、1万円台ならば贅沢すぎるほどの性能を誇っています。※技術特性は他にもあります。
シマノ 23 ストラディック C3000HG(実売価格2万円台)
技術特性は前モデル(19ストラ)で持っていたものをすべて継承。
さらにインフィニティドライブ、インフィニティクロス、アンチツイストフィン、デュラドラグが追加されました。
インフィニティドライブで巻上力、インフィニティクロスでギアの耐久性、アンチツイストフィンでライントラブルレス性、デュラドラグでドラグの耐久性が向上。
追加された技術特性のほとんどは、スーパーライトショアジギングに役立つものです。
2万円出せるのであれば、極力19モデルではなく23モデルを選びましょう。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (Kg) | 最大ドラグ (Kg) | 自重 (g) | 糸巻量PE (号-m) | 最大巻上長 (cm) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C3000 | 5.1 | 3.5 | 9 | 225 | 1-400, 1.5-270, 2-200 | 75 | 55 | 6/1 |
C3000HG | 5.8 | 3.5 | 9 | 225 | 1-400, 1.5-270, 2-200 | 86 | 55 | 6/1 |
C3000XG | 6.4 | 3.5 | 9 | 225 | 1-400, 1.5-270, 2-200 | 94 | 55 | 6/1 |
3000MHG | 5.7 | 3.5 | 9 | 245 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 | 84 | 55 | 6/1 |
ダイワ 20 ルビアス LT3000-XH(実売価格2~3万円台)
発売されて時間が経過しているため最新リールの陰に埋もれがちですが、20ルビアスは間違いなく良いリールです。
ZAIONモノコックボディ、ZAIONエアローター、冷間鍛造の超々ジュラルミン製ドライブギアと、汎用リールながらも剛性は高いです。
ZAIONはカーボン系の素材であるものの、重量比強度は金属であるマグネシウムを上回ります。
本来は3万円台のリールですが、値下がり傾向のため2万円台で入手可能。
コストパフォーマンスは高いです。
以下、ダイワ公式から3000、4000番のみスペックを抜粋。
レグザと同じく、PE1号を200m巻ける3000番、ギア比はXHが良いでしょう。
LT3000はノーマルギアで巻取長がやや短いです。
LT-3000-CとLT3000S-CXHはコンパクトボディなので、1サイズ小さいです。
コンパクトボディじゃなくとも充分軽いので、通常サイズで良いでしょう。
LSJに近い釣りが良いのならPE1.5号を200m巻ける4000番もありです。
品名 | 巻取長 (cm) | ギア比 | 自重 (g) | 最大 ドラグ (kg) | 糸巻量 PE (号-m) | BB | ハンドル長 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LT3000-C | 77 | 5.2 | 180 | 10 | 1.0-200 1.2-190 1.5-170 | 9/1 | 55 |
LT3000S-CXH | 93 | 6.2 | 180 | 10 | 0.8-200 1.0-190 | 9/1 | 55 |
LT3000 | 77 | 5.2 | 205 | 10 | 1.0-200 1.2-190 | 9/1 | 60 |
LT3000-XH | 93 | 6.2 | 205 | 10 | 1.2-190 | 1.0-2009/1 | 60 |
LT4000-C | 82 | 5.2 | 215 | 10 | 1.5-200 2.0-170 | 9/1 | 60 |
LT4000-CXH | 99 | 6.2 | 215 | 10 | 1.5-200 2.0-170 | 9/1 | 60 |
シマノ 21ツインパワーXD C3000HG(実売価格3万円台)
17ツインパワーXDがメジャーすぎたために影が薄い21ツインパワーXD。
クイックレスポンスシリーズであるものの、ボディ素材はアルミとCI4+でできています。
自重も軽ければ巻き出しも軽く、それでいてボディ剛性は必要十分。
スーパーライトショアジギングにピッタリのリールです。
私はC3000XGを使っておりますが、ミドルクラスのリールとは一線を画す使い心地だと思っています。
以下、シマノ公式から主要スペックを抜粋。
4000番でも充分軽いですが、糸巻量が過剰なのでC3000番で良いでしょう。
ギア比はXGでも問題ありませんが、汎用的に使えるHGの方をお勧めします。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ力(Kg) | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C3000HG | 6 | 3.5 | 9 | 200 | 1.5-270 2-200 | 1-40089 | 55 | 10/1 |
C3000XG | 6.4 | 3.5 | 9 | 200 | 1-400 1.5-270 2-200 | 94 | 55 | 10/1 |
4000PG | 4.4 | 6 | 11 | 245 | 1-490 1.5-320 2-240 | 72 | 57 | 10/1 |
4000HG | 5.8 | 6 | 11 | 245 | 1-490 1.5-320 2-240 | 95 | 57 | 10/1 |
4000XG | 6.2 | 6 | 11 | 245 | 1-490 1.5-320 2-240 | 101 | 57 | 10/1 |
C5000XG | 6.2 | 6 | 11 | 245 | 1.5-400 2-300 3-200 | 101 | 57 | 10/1 |
シマノ 23ヴァンキッシュ C3000XG(実売価格5万円台)
シマノのクイックレスポンスシリーズ最上位のリールです。
ボディ素材はマグネシウムとCI4+でできており、非常に軽量なリールです。
剛性は21ツインパワーXDに分がありますが、その分こちらの方が軽いです。
C3000番で自重30gの差がありますので、実感できる差があるでしょう。
以下、C3000XG以降の番手のみシマノ公式からスペックを抜粋。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (kg) | 最大ドラグ (kg) | 自重 (g) | 糸巻量PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/1回転) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C3000XG | 6.4 | 3.5 | 9 | 170 | 1.5-270 2-200 | 1-40094 | 55 | 11/1 |
3000MHG | 5.7 | 3.5 | 9 | 185 | 1-190 1.2-150 1.5-120 | 84 | 55 | 11/1 |
4000MHG | 5.7 | 6 | 11 | 205 | 1.2-250 1.5-200 2-150 | 93 | 55 | 11/1 |
4000XG | 6.2 | 6 | 11 | 205 | 1-490 1.5-320 2-240 | 101 | 55 | 11/1 |
ダイワ 23エアリティ PC LT3000-XH(実売価格5万円台)
5万円台でイグジスト並みの性能を備えており、評判が非常に良いリールです。
めちゃくちゃ軽く、それでいて強い。
- マグネシウム製モノコックボディ
- ZAION製エアドライブローター
- 冷間鍛造超々ジュラルミン製ドライブギア(マシンカット仕上げ)
- エアドライブシャフト
- 等々、他省略
等々、超豪華な仕様です。
さらにPC LT3000-XHには、ソルティガ等で実績がる高強度ピニオンが採用されています。
スーパーライトショアジギングのためにあるかのようなリールですね。
以下、ダイワ公式から3000番、4000番のスペックのみ抜粋。
4000番でも200g…軽すぎる。
ただ4000番で1号だと下巻きが多くなってしまうので、やはりPC LT3000-XHが良いでしょう。
品名 | 巻取長 (cm/1回転) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ (kg) | 標準糸巻量 PE(号-m) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LT3000-H | 85 | 5.7 | 175 | 10 | 1-200 | 55 | 11/1 |
PC LT3000 | 77 | 5.2 | 185 | 10 | 1-200 | 60 | 11/1 |
PC LT3000-XH | 93 | 6.2 | 185 | 10 | 1-200 | 60 | 11/1 |
LT4000-XH | 99 | 6.2 | 200 | 10 | 1.5-200 | 60 | 11/1 |
ライトショアジギング
ライトショアジギング用ロッドに求められるモノ
お勧めは9フィート台、硬さMのロッド。
一番メジャーなのは9’6″ですね。
- 40g前後のジグを軽快に扱える操作性の良さ
- ほど良く飛ばせるキャスト性能
- 青物がかかっても耐えられるバットパワー
SLSJと同様に、ジグを軽快に扱うための操作性が重要です。
ただしSLSJよりもややパワー重視。
また青物メインであるため、より水深のある所にキャストできる事も重要です。
そのため、より遠くに飛ばせるようある程度のキャスト性能も必要。
これらを総合すると、9’6″ぐらいの硬さMのロッドがあらゆる場面で活躍でき、お勧めです。
9フィート未満だとキャスト性能に乏しく、10フィート以上だと操作性が損なわれます。
価格帯別ライトショアジギング向けロッド
メジャークラフト ソルパラ SPX-962LSJ(実売価格1万円未満)
1万全前後の価格帯は、メジャークラフトは本当に強いです。
1万円未満であれば、ソルパラが無難な選択肢でしょう。
以下、メジャクラ公式から引用。
Model | 全長(ft) | 継数(pcs) | ルアー(g) | PEライン(号) | アクション |
---|---|---|---|---|---|
SPX-902LSJ | 9’0″ | 2 | 40±20 | 1.0-2.5 | RF |
SPX-962LSJ | 9’6″ | 2 | 40±20 | 1.0-2.5 | RF |
SPX-1002LSJ | 10’0″ | 2 | 40±20 | 1.0-2.5 | RF |
私がお勧めするのはSPX-962LSJですね。
何度も書きますが9’6″は使い勝手が良いので、どれを選べば良いかわからないなら、とりあえずで選んでいいと思います。
キャスト性能もあり、操作性も問題無し。
メジャークラフト クロスライド1G XR1-962M/LSJ(実売価格1万円台)
23年に登場したばかりの新しいロッド。
高コスパと名高いクロスライド5Gの廉価モデルです。
以下、メジャクラ公式から引用。
Model | 全長(ft) | 継数(pcs) | ルアー(g) | PEライン(号) | アクション |
---|---|---|---|---|---|
XR1-942ML/LSJ | 9’4″ | 2 | 15-40 | 0.6-1.5 | RF |
XR1-962M/LSJ | 9’6″ | 2 | 15-50 | 0.8-2.0 | RF |
XR1-1002M/LSJ | 10’0″ | 2 | 15-50 | 0.8-2.0 | RF |
ソルパラと同様にやはりレングスは9’6″をお勧めします。
XR1-942ML/LSJも良さそうですが、PEがMAX1.5号までなのでSSJ向けに近いですね。
因みにジグだけではなくバイブレーション、ミノー、ダイビングペンシルなども操作可能な設計になっています。
汎用的に使える良いロッドですね。
シマノ 23コルトスナイパーBB LSJ S96ML(実売価格1万円台)
実売価格1万円台前半ながらもハイパワーXが採用されており、コストパフォーマンスは非常に高いです。
以下、シマノ公式から主要スペックを抜粋しています。
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | ジグウェイト(g) | 適合ラインPE(号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S96L | 9’6″ | 2.9 | 2 | 148.5 | 177 | MAX 42 | MAX 2 |
S100L | 10’0″ | 3.05 | 2 | 156 | 188 | MAX 42 | MAX 2 |
S96ML | 9’6″ | 2.90 | 2 | 148.5 | 182 | MAX 50 | MAX 2 |
S100ML | 10’0″ | 3.05 | 2 | 156 | 199 | MAX 50 | MAX 2 |
S96MLは自重は177gと、かなり軽いです。
LSJならPEは1.5号ぐらいが使いやすいですね。
ジグは30g~40gぐらいがメインになりそうですね。
SSJに近い釣りをするならS96L、サーフならS100LかS100MLです。
メジャークラフト クロスライド5G XR5-962M/LSJ(実売価格2万円台)
ミドルクラスのLSJロッドといったらコレです。
2万円台の価格ながらも高性能ブランクス素材T1100Gが使われており、ブランクスを補強するR360構造が採用されています。
上位グレードのロッドと比較しても決して劣らないです。
軽くて強い、本当に良いロッドだと思います。
以下、メジャクラ公式のスペック表を引用しています(自重は通販サイトから引用)。
モデル | 全長 | 自重(g) | 継数 | ルアー | PEライン | アクション |
---|---|---|---|---|---|---|
XR5-942ML/LSJ | 9’4”ft | 127 | 2pcs | 15-40g | 0.6-1.5号 | RF |
XR5-962M/LSJ | 9’6”ft | 151 | 2pcs | 15-50g | 0.8-2.0号 | RF |
XR5-1002M/LSJ | 10’0”ft | 155 | 2pcs | 15-50g | 0.8-2.0号 | RF |
お勧めするのは汎用的な長さ・硬さのXR5-962M/LSJです。
XR5-962M/LSJでも自重151gとかなり軽い。
それでいて50gまでのジグをキャストできます。
PEは2.0号までですが、LSJで使うなら1.5号ぐらいが良いでしょう。
ちなみにLSJモデルではなくショアジギモデルのXR5-962Mもありますが、XR5-962Mは結構ガチ目なショアジギロッドです。
LSJ目当てなら間違わないよう注意してくださいね。
ジャッカル BRS-S96ML-LSJ(実売価格2万円台)
BRSシリーズの中でLSJモデルは2つあり、96MLをお勧めします。
自重は200gと、かなり軽いです。
自重だけなら90Lが175gでさらに軽いですが、レングスは9’とやや短め。
汎用性をとるならやはり9’6″でしょう。
このロッドは軽さだけではなく、デザインも良いですね。
以下、ジャッカル公式から引用(LSJモデルのみ)。
Name | Length(ft/m) | 継数 | Power | Weight | Lure Weight | Line |
---|---|---|---|---|---|---|
BRS-S90L-LSJ | 9’0″(2.75m) | 2本 | Light | 175g | MAX40g | PE MAX2.0号 |
BRS-S96ML-LSJ | 9’6″(2.90m) | 2本 | Medium Light | 200g | MAX50g | PE MAX2.0号 |
ライトショアジギング用リールに求められるモノ
メタルボディの4000~C5000番がお勧めです。
ギア比はHGもしくはXGですね。
PEは1.5号を200m巻ければOKかと思います。
価格帯別ライトショアジギング向けリール
リアルメソッド ノーヴ 3500(実売価格1万円未満)
SLSJでも選んでいましたが、1万円未満ではやはりこれです。
この価格帯では、メタルボディのリールはほとんどありません。
2大メーカーに拘らないのであれば、リアルメソッド(釣具のポイントのブランド)のノーヴ3500がお勧め。
3500番未満は巻取長がちょっと短いので、お勧めできません。
ちなみにセールだと8000円ぐらいで買えますが、巻き心地は素晴らしいです。
シマノ、ダイワのミドルクラスと遜色ない巻き心地。
ちなみにメタルボディ、ステンレスギア軸、アルミラウンドノブ搭載。
コストパフォーマンスは抜群です。
以下、スペック表です。
品番 | ギア比 | ドラグ (kg) | 自重 (g) | PE 号-m | 巻上 | BB |
---|---|---|---|---|---|---|
1000 | 5.2 | 4 | 225 | 0.8-360 | 62 | 9/1 |
2000 | 5.2 | 4 | 273 | 1.0-320 | 68 | 9/1 |
2500 | 5.2 | 4 | 295 | 1.0-400 | 73 | 9/1 |
3000 | 5.2 | 8 | 323 | 1.5-320 | 77 | 9/1 |
3500 | 5.2 | 8 | 332 | 2.0-320 | 83 | 9/1 |
ダイワ 23レグザ LT4000-CXH(実売価格1万円台)
こちらもまた登場、23レグザです。
ダイワのSW機エントリークラスにBGSWがありますが、用途がLSJであれば操作性で上回るこちらが良いでしょう。
メタルボディ、ねじ込み式ハンドル、ラウンドノブ(3000番以上)と、安価ながらも抑えるべきところをキッチリ抑えています。
また、軽くて強いと評判のエアドライブローターが搭載されており、操作性・強度ともに必要十分。
SLSJに大事な要素を兼ね備えている、使い勝手のいいリールです。
以下、ダイワ公式から4000番以降の番手のみスペックを抜粋。
PE1.5号を200m巻ける4000番、ギア比はXHが良いでしょう。
場所次第ではPE2号を使うかもしれませんが、その場合は5000番もありです。
品名 | 巻取長 (cm) | ギア比 | 自重 (g) | 最大 ドラグ (kg) | PE (号-m) | ハンドル長 (mm) | ベアリング (ボール/ローラー) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LT4000-C | 82 | 5.2 | 255 | 12 | 1.5-200 | 60 | 5/1 |
LT4000-CXH | 99 | 6.2 | 255 | 12 | 1.5-200 | 60 | 5/1 |
LT5000-C | 87 | 5.2 | 280 | 12 | 2-300 | 60 | 5/1 |
LT5000-CXH | 105 | 6.2 | 280 | 12 | 2-300 | 60 | 5/1 |
LT6000D-H | 101 | 5.7 | 365 | 12 | 3-300 | 65 | 5/1 |
シマノ 19スフェロスSW 4000HG(実売価格1万円台)
シマノのSW機エントリーモデルです。
21スフェロスSWとは別物で、採用されている技術特性が異なります。
それでもHAGANEボディ、HAGANEギアを搭載しており、LSJをする分には必要十分な耐久性を備えています。
以下、シマノ公式からスペック表を引用。
糸巻量は3000XGでも問題ないですが、ギア比が低くとも巻上長が長い4000HGが使いやすいでしょう。
ベアリング数が少ないので、少しでも巻き重りを無くした方が良いですね。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (Kg) | 最大ドラグ (Kg) | 自重 (g) | 糸巻量 PE(号-m) | 最大巻上長 (cm/1回転) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3000XG | 6.2 | 3.5 | 9 | 255 | 1-400 1.5-270 2-200 | 91 | 55 | 3/1 |
4000HG | 5.8 | 6 | 11 | 280 | 1.5-320 2-240 | 1-49093 | 55 | 3/1 |
4000XG | 6.2 | 6 | 11 | 280 | 1-490 1.5-320 2-240 | 99 | 55 | 3/1 |
シマノ 23ストラディック 4000MHG(実売価格2万円台)
こちらもまた登場、23ストラディックです。
技術特性は前モデル(19ストラ)で持っていたものをすべて継承。
さらにインフィニティドライブ、インフィニティクロス、アンチツイストフィン、デュラドラグが追加されました。
インフィニティドライブで巻上力、インフィニティクロスでギアの耐久性、アンチツイストフィンでライントラブルレス性、デュラドラグでドラグの耐久性が向上。
ライトショアジギングは青物が主のターゲットなので、インフィニティドライブ、インフィニティクロス、デュラドラグは非常にありがたいですね。
まるでSW機のような仕様…!
同じぐらいの価格に20ストラディックSWがありますが、20ストラディックSW4000番台はインフィニティドライブ非搭載です。※もちろん、インフィニティクロス、アンチツイストフィン、デュラドラグも非搭載。
そのため今4000番台を選ぶなら20ストラディックSWよりも23ストラディックですね。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ力(Kg) | 最大ドラグ力(Kg) | 自重(g) | 糸巻量PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4000 | 5.3 | 6 | 11 | 275 | 1-490 1.5-320 2-240 | 87 | 55 | 6/1 |
4000MHG | 5.7 | 6 | 11 | 275 | 1.5-200 2-150 | 1.2-25093 | 55 | 6/1 |
4000XG | 6.2 | 6 | 11 | 275 | 1-490 1.5-320 2-240 | 101 | 57 | 6/1 |
C5000XG | 6.2 | 6 | 11 | 290 | 1.5-400 2-300 3-200 | 101 | 57 | 6/1 |
ダイワ 22カルディアSW 4000-CXH(実売価格2万円台)
ダイワのカルディアSWはドライブギアこそ亜鉛製タフデジギアであり超々ジュラルミン製には及ばないものの、アルミ製のモノコックボディで剛性は抜群です。
以下、ダイワ公式から4000番、5000番のみスペック表を抜粋しています。
PE1.5号を200m巻ける4000-CXHがよく、これ以上の番手は下巻きが多くなってしまいます。
品名 | 巻取長 (cm/1回転) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ (kg) | 標準巻糸量 PE(号-m) | BB | ハンドル長 (mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4000-CXH | 99 | 6.2 | 290 | 12 | 1.5-200 | 1.2-3106/1 | 60 |
4000D-CXH | 99 | 6.2 | 290 | 12 | 1.5-430 2-300 | 6/1 | 60 |
5000-CXH | 105 | 6.2 | 295 | 12 | 1.5-430 2-300 | 6/1 | 60 |
5000D-CXH | 105 | 6.2 | 295 | 12 | 2-350 2.5-300 | 6/1 | 60 |
20ツインパワー 4000MHG(実売価格3万円台)
シマノの汎用リールですが、まるでSW機のようなパワー仕様です。
- アルミボディ(片側CI4+)
- アルミローター
- HAGANEギア
- X-プロテクト
- リジッドサポートドラグ
- 等々。※他省略。
ボディ剛性だけではなくギア耐久性、防水性、ドラグ性能にも優れています。
それでいてこのクラスのリールになると、使っていて不満が出る事はほぼ無いです。
それどころか使っていて「凄く使いやすい!」と思えるでしょう。
同じぐらいの価格帯で21ツインパワーXDもありますが、LSJになると青物が主のターゲットになるため、20ツインパワーの方をお勧めします。
以下、シマノ公式から4000番以上の番手を抜粋。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (Kg) | 最大ドラグ (Kg) | 自重 (g) | PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/1回転) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4000 | 5.3 | 6 | 11 | 255 | 1-490 1.5-320 2-240 | 87 | 55 | 9/1 |
4000PG | 4.4 | 6 | 11 | 260 | 1-490 1.5-320 2-240 | 72 | 57 | 9/1 |
4000MHG | 5.8 | 6 | 11 | 255 | 1.5-200 2-150 | 1.2-25095 | 55 | 9/1 |
4000XG | 6.2 | 6 | 11 | 260 | 1-490 1.5-320 2-240 | 101 | 57 | 9/1 |
C5000XG | 6.2 | 6 | 11 | 260 | 1.5-400 2-300 3-200 | 101 | 57 | 9/1 |
シマノ 21ツインパワーSW 4000XG(実売価格4万円台)
21ツインパワーSWは最小番手の4000XGでも350gあります。
番手こそ4000ですが、4000番相当なのはスプール・ローターだけで、ボディサイズは5000・6000番と同じです。
そのため汎用リールの4000番とは一線を画すパワーを秘めています。
実際にこのリールを所持しており、汎用リール4000番とのパワー差は大きいと感じています。
ただその分重いので、Mクラスぐらいのロッドに合わせると良いでしょう。
LSJ~ショアジギのきわどい境目ぐらいの釣りをするときにベストマッチなリールです。
使うジグの重さでいくと、40g~60gを主に使う場合かな。
- アルミボディ(片側CI4+)
- アルミローター
- HAGANEギア
- X-プロテクト
- リジッドサポートドラグ
- インフィニティドライブ
- 等々。※他省略。
以下、シマノ公式から6000番までを抜粋。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (Kg) | 最大ドラグ (Kg) | 自重 (g) | PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/1回転) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4000XG | 6.2 | 7 | 11 | 350 | 1.5-320 2-240 | 1-490101 | 60 | 9/1 |
5000HG | 5.7 | 8 | 13 | 415 | 2-350 3-240 4-170 | 97 | 65 | 10/1 |
5000XG | 6.2 | 8 | 13 | 415 | 2-350 3-240 4-170 | 105 | 65 | 10/1 |
6000PG | 4.6 | 8 | 13 | 420 | 2-440 3-300 4-210 | 83 | 65 | 10/1 |
6000HG | 5.7 | 8 | 13 | 420 | 2-440 3-300 4-210 | 103 | 65 | 10/1 |
6000XG | 6.2 | 8 | 13 | 420 | 2-440 3-300 4-210 | 112 | 65 | 10/1 |
ダイワ 21セルテートSW 5000-H(実売価格5万円台)
こちらも最小番手で自重385gと、LSJリールとしては重め。
とにかくタフなリールで、21ツインパワーSWのライバル機です。
ボディ剛性で選ぶなら21セルテートSW、防水性・ローター剛性で選ぶなら21ツインパワーSWが良いのかなと思います。
- アルミモノコックボディ
- ZAIONローター
- G1ジュラルミンギア
- 等々。※他省略。
フルアルミボディというだけでも高剛性ですが、さらにモノコックボディですからね。
その上G1ジュラルミンギアが積まれており、耐久性は凄まじいの一言。
ローターはZAION製ですが、15ソルティガでも実績のある仕様で、実用性は抜群です。
以下、ダイワ公式から5000・6000番のみ抜粋。
品名 | 巻取長 (cm/1回転) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ (kg) | PE (号-m) | BB | ハンドル長 (mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5000-H | 96 | 5.7 | 385 | 15 | 3-210 | 2.5-30010/1 | 65 |
5000-XH | 104 | 6.2 | 385 | 15 | 2.5-300 3-210 | 10/1 | 65 |
6000-P | 86 | 4.9 | 375 | 15 | 3-300 4-220 | 10/1 | 65 |
6000-H | 101 | 5.7 | 375 | 15 | 3-300 4-220 | 10/1 | 65 |
6000-XH | 110 | 6.2 | 375 | 15 | 3-300 4-220 | 10/1 | 65 |
ダイワ 23エアリティ LT4000-XH(実売価格5万円台)
5万円台ですが、性能はイグジスト並みです。
4000番でも200gと、圧倒的な軽さが売りのリールです。
そして軽いだけではなく、マグネシウムボディ・ZAION製ローターと、それなりの剛性も兼ね備えています。
フラッグシップであるイグジストと遜色ない性能ですので、買って損はしないでしょう。
- マグネシウム製モノコックボディ
- ZAION製エアドライブローター
- 冷間鍛造超々ジュラルミン製ドライブギア(マシンカット仕上げ)
- エアドライブシャフト
- 等々、他省略
以下、ダイワ公式から4000番以上のみ抜粋。
LT5000D-CXHはボディサイズはLT-4000XHと同じです。
それでいて5000番だと下巻きが増えそうなので、LSJ用に買うなら4000番が良いです。
品名 | 巻取長 (cm/1回転) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ (kg) | PE (号-m) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LT4000-XH | 99 | 6.2 | 200 | 10 | 1.5-200 | 60 | 11/1 |
LT5000D-CXH | 105 | 6.2 | 205 | 10 | 2.5-300 | 60 | 11/1 |
ショアジギング
ライトショアジギングと違い、大型の青物をターゲットにする釣りです。
そのため、ロッドのパワーが最重要です。
時点で操作性、キャスト性のバランス(9フィート台である事)。
今回お勧めするのは大は小を兼ねるという意味で、より硬い方にしています。
実際には、使用する環境(場所、季節など)で必要なスペックが変わります。
近い番手のスペックも載せていますので、自身の釣り環境に合ったものを選ぶと良いです。
ショアジギングロッドは高価なものほどパワーがある傾向にあります。
しかし近年、1万円台のものでもかなり本格的なものが出てきています。
という事で、1万円台のロッドから紹介です。
ショアジギング用ロッドに求められるモノ
お勧めは9フィート台、硬さH以上のロッド。
- 80g~のジグを使っても疲れにくく、ある程度飛距離を出せるレングス
- 5kg~の青物がかかっても耐えられるだけのロッドパワー
ターゲットは大物の青物なので、ロッドのパワーが最も重視されます。
ただしあくまでメタルジグをアクションさせる釣りですので、操作性を考慮する必要があります。
そのためレングスは10フィート未満に抑えるのがベター。
10フィート以上、硬さH以上のロッドでショアジギをするとすぐにバテます。(パワーで解決する民は別!)
ちなみにMHもアリっちゃアリなんですが、個人的にはあまりお勧めしません。
理由は中途半端だからです。
MHは重い割にそこまで強くなく、かといって軽くもないです。
価格帯別ショアジギング向けロッド
シマノ 21コルトスナイパーBB S96H(実売価格1万円台)
21コルトスナイパーBBは非常に高コスパのショアジギングロッドです。
1万円台のロッドながら、ハイパワーXを搭載しています。
ラインナップはS96MLからS100H-3までの13モデルもあり、その中でガチ目なショアジギングに向くのはS96MHかS96Hでしょう。
ただ、MHを買って「もう少し強度が欲しかった…」と思う様なら、最初からS96Hを買っておいた方が良いです。
「もっと軽いロッドが欲しい!」と思うならLSJ向けのロッドを選べば良いですからね。
以下、シマノ公式からS96MHとS96Hの主要スペックを引用。
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | ジグウェイト(g) | プラグウェイト(g) | 適合ラインPE(号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S96MH | 9’6″ | 2.9 | 2 | 149.3 | 280 | MAX 80 | MAX 65 | MAX 3 |
S96H | 9’6″ | 2.9 | 2 | 149.3 | 294 | MAX 100 | MAX 85 | MAX 4 |
「重ければ良い」と一口には言えないですが、ショアジギロッドはロッド自重がパワーを測る目安になります。
1万円台のロッドではロッド自重が200g台半ばのものが大半ですが、21コルトスナイパーBBのS96Hは294gとかなりのガチ仕様。
ダイワ 22ショアジギングX 96H(実売価格1万円台)
ダイワのショアジギングXは実売価格1万円ジャストぐらいですが、良い意味で価格に見合わないスペックです。
ラインナップは4つですが、全て200g台後半のガチムチさ。
しかもただ重いだけではなく、ブレーディングXによりロッドが補強されています。
ブレーディングXを搭載しているロッドはこれまで数本使用してきましたが、バットパワー抜群で、普通に使えます。
お勧めは96Hで、自重はなんと292g。
96Mや96MHもかなりゴツい仕様ですが、コルトスナイパーBBの場合と同じく、より硬い方をお勧めします。
10’台のロッドはショアジギングというよりは、ショアプラッキング向きでしょう。
以下、ダイワ公式から引用です。
品名 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | ルアー 重量(g) | ジグ 重量(g) | ライン PE(号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
96M | 2.9 | 2 | 150 | 275 | 10~50 | 15~60 | 1~2 |
96MH | 2.9 | 2 | 150 | 280 | 15~65 | 20~80 | 1.5~3 |
100MH | 3.05 | 2 | 157 | 290 | 15~65 | 20~80 | 1.5~3 |
96H | 2.9 | 2 | 150 | 292 | 20~80 | 30~100 | 2~4 |
メジャークラフト クロスライド5G XR5-962MH(実売価格2万円台)
軽い割に強い!と評判の超コスパロッドです。
ロッドの自重でパワーを測ると書きましたが、このロッドは軽い割に強いです。
高性能ブランクス素材のT1100GとR360構造によるものですね。
私はXR5-962MをLSJ用にと思って買ったのですが、完全に選択ミスでした^^;
XR5-962Mでもかなりゴツいショアジギロッドです。
ただし大物狙いのショアジギであれば、少しでも硬いXR5-962MHをお勧めします。
以下、メジャクラ公式から引用(自重はネット通販参照)。
モデル | 全長 | 自重 | 継数 | ルアー | PEライン | アクション |
---|---|---|---|---|---|---|
XR5-962M | 9’6”ft | 200 | 2pcs | 20-60g | 1.0-2.5号 | RF |
XR5-962MH | 9’6”ft | 204 | 2pcs | 60±20g | 1.0-3.0号 | RF |
シマノ 20コルトスナイパーXR S98XH(実売価格3万円台)
コルトスナイパーXRも非常にコストパフォーマンスが高いと評判のロッドです。
実売価格は3万円ちょっと。
え?3万円台のロッドでコスパが高い??と思うでしょう。
もう一度書きます、コストパフォーマンスは非常に高いです。
何故なら、以前は本格ショアジギロッドというとハイエンドクラスのもののみで、5万円以上するものが大半だったからです。
コルトスナイパーXRはロッド補強技術としてスパイラルXコアとハイパワーX、ナノピッチが採用されています。
これらは最上位モデルであるコルトスナイパーリミテッドにも採用されているものです。
また、ラインナップの内9フィート台のものでも、MHから300gを超えてきます。
最上位モデルにも搭載されている技術特性があってこの重さなので、下位クラスのロッドとは一線を画すパワーを持っています。
これが、コスパが高いと言われる所以です。
以下、シマノ公式から9フィート台のモデルのみ引用しています(主要スペックのみ)。
品番 | 全長 (ft.) | 全長 (m) | 継ぎ方式 | 継数 (本) | 仕舞寸 (cm) | 自重 (g) | ジグ (g) | プラグ (g) | 適合 PE(号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S96M | 9’6″ | 2.9 | 逆並継 | 2 | 149.5 | 275 | MAX 70 | MAX 56 | MAX 3 |
S96MH | 9’6″ | 2.9 | 逆並継 | 2 | 149.5 | 307 | MAX 90 | MAX 70 | MAX 4 |
S96H | 9’6″ | 2.9 | 並継 | 2 | 149.5 | 315 | MAX 120 | MAX 100 | MAX 5 |
S98XH | 9’8″ | 2.95 | 並継 | 2 | 151.8 | 327 | MAX 150 | MAX 120 | MAX 6 |
ダイワ オーバーゼア グランデ(ショアジギングモデル)99H(実売価格3万円台)
このロッドもコルトスナイパーXRに負けず劣らずのガチ仕様。
X45X、HVFナノプラス、V-ジョイント搭載。
X45XとHVFナノプラスは、ダイワショアジギロッドのフラッグシップであるドラッガーブレイクスルーにも搭載されています。
それでいて実売価格は3万円台半ば。
ただしオーバーゼアシリーズのコンセプトが「はるか沖へ、彼方へ」との事なので、ラインナップは10フィート台のものがメイン。
そんな中、唯一9フィート台なのが99Hです。
ちなみに自重は335gと、なかなかにゴツいです
以下、ダイワ公式から9フィート台のスペックのみ抜粋。
アイテム | 標準 全長(m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 標準 自重(g) | プラグ 重量(g) | ジグ 重量(g) | 適合 ラインPE (号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
99H | 2.97 | 2 | 153 | 335 | 20-80 | 30-100 | 2-4 |
3万円台を超すと、ほとんどが各ロッドメーカーのハイエンドになります。
ハイエンドになると大体5万~はかかりますね。
という事で、特に拘りが無ければ3万円台までのショアジギロッドをお勧めします。
「俺はとにかく大物を釣りたいんだ!」って方は、ショアプラッキングに移行することをお勧めします。
一応、ハイエンドクラスのショアジギロッドも今後掲載予定です。
ショアジギング用リールに求められるモノ
メタルボディの8000番がお勧めです。
ギア比はHGが良いです。
重いジグを使いますので、XGだと巻き重りが気になります。
そのためギア比はHGにとどめておくのをお勧めします。
場合によってはPGもあり。
また、合わせるロッドがH以上の硬さだと、ロッドの自重が重くなってしまいます。
ロッドに比べて軽いリールを使ってしまうと持ち重りの原因になってしまうので、バランスを考えてリールを選ぶ必要があります。
結果、8000番のHGが最も無難な選択肢と言えるでしょう。
価格帯別ショアジギング向けのリール
ダイワ 23BG SW 8000-H(実売価格1万円台)
ダイワSW機のエントリーモデルです。
低番手こそ汎用リールであるレグザに食われてしまった感があるものの、やはりSW機の真髄は6000番以上でしょう。
23BGSWの良い所は、実売価格1万円台でありながらフルメタルボディで、ねじ込み式のハンドルも付いている点です。
ドライブギアは亜鉛製ですが、まあこれは価格を考えれば仕方ないでしょう。
それでも瞬間的なパワーは充分で、初めて本格ショアジギングをするのであれば充分でしょう。
4000番からのラインナップですが、6000番以上のみをダイワ公式から抜粋。
6000番台は自重が400g以下と軽量なため、ガチムチなショアジギロッドには合わないでしょう。
かといって18000番までいくと大きすぎです。
ショアジギングは基本的にある程度水深があるところでしますので、PEは3号、太くても4号程度でしょう。
8000番が妥当ですね。
品名 | 巻取長 (cm) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ (kg) | PE (号-m) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6000D-P | 86 | 4.9 | 385 | 12 | 3-300 4-220 | 65 | 5/1 |
6000D-H | 101 | 5.7 | 385 | 12 | 3-300 4-220 | 65 | 5/1 |
8000-P | 94 | 4.9 | 605 | 15 | 3-400 4-300 | 75 | 5/1 |
8000-H | 110 | 5.7 | 605 | 15 | 4-300 | 3-40075 | 5/1 |
10000-H | 121 | 5.7 | 620 | 15 | 4-400 5-300 | 75 | 5/1 |
14000-H | 122 | 5.7 | 620 | 15 | 5-400 6-300 | 75 | 5/1 |
18000 | 125 | 5.3 | 820 | 20 | 6-400 8-300 | 85 | 5/1 |
シマノ 20ストラディックSW 8000HG(実売価格2万円台)
実売2万円台ながらもとても完成度が高いリールです。
技術特性の主だったところを挙げると以下のとおり。
- HAGANEボディ
- HAGANEギア
- X-プロテクト
- インフィニティドライブ(4000番除く)
- 等々。他省略
20ストラディックSWが発売された当時、インフィニティドライブが採用されているのは18ステラSWと20ストラディックSWだけでした。
そのためもあってか、注目度は非常に高かったですね。
今も有力な選択肢の一つです。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (kg) | 最大ドラグ (kg) | 自重 (g) | PE (号-m) | 最大巻上長 (cm) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6000PG | 4.6 | 7 | 12 | 440 | 2-440 3-300 4-210 | 83 | 60 | 6/1 |
6000HG | 5.7 | 7 | 12 | 440 | 2-440 3-300 4-210 | 103 | 60 | 6/1 |
6000XG | 6.2 | 7 | 12 | 440 | 2-440 3-300 4-210 | 112 | 65 | 6/1 |
8000PG | 4.9 | 9 | 13 | 650 | 3-410 4-300 5-250 | 94 | 75 | 6/1 |
8000HG | 5.6 | 9 | 13 | 645 | 4-300 5-250 | 3-410107 | 75 | 6/1 |
10000HG | 5.6 | 9 | 13 | 660 | 4-400 5-300 6-250 | 116 | 75 | 6/1 |
14000XG | 6.2 | 9 | 15 | 700 | 6-300 8-200 10-165 | 134 | 80 | 6/1 |
ダイワ 22カルディアSW 8000-H(実売価格2万円台)
アルミモノコックボディによる剛性が売りのリールです。
ローターやギア素材こそ廉価モデルとあまり変わりませんが、そのボディ剛性の高さでギア素材の弱点を補っています。
値段が高い分、剛性の高さはBGSWを上回るでしょう。
カルディアSWは4000番からのラインナップですが、6000番以上のスペックをダイワ公式から抜粋します。
こちらは6000番で430g程度と軽すぎず、重すぎずといったところ。
しかしH以上のショアジギロッドに対しては、やはりバランスが良いとは言えません。
ストラディックSWでも書きましたが、ショアジギはある程度深い所でするものであり、地磯などと比べて根ズレの可能性は低いです。
そのためPEは3号、太くても4号程度となります。
そうなると糸巻き量的に見て、やっぱり8000番ですね。
品名 | 巻取長 (cm/1回転) | ギア比 | 自重 | 最大ドラグ (kg) | PE (号-m) | BB | ハンドル長 (mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6000S-H | 101 | 5.7 | 430 | 12 | 2-300 2.5-260 | 6/1 | 65 |
6000D-H | 101 | 5.7 | 425 | 12 | 3-300 4-220 | 6/1 | 65 |
8000-P | 94 | 4.9 | 635 | 15 | 3-400 4-300 | 6/1 | 75 |
8000-H | 110 | 5.7 | 630 | 15 | 4-300 | 3-4006/1 | 75 |
10000-P | 103 | 4.9 | 650 | 15 | 4-400 5-300 | 6/1 | 80 |
10000-H | 121 | 5.7 | 645 | 15 | 4-400 5-300 | 6/1 | 75 |
14000-H | 122 | 5.7 | 640 | 15 | 5-400 6-300 | 6/1 | 75 |
18000 | 125 | 5.3 | 845 | 20 | 6-400 8-300 | 6/1 | 85 |
PENN SLAMMER IV 5500(実売価格2~3万円台)
2万円台そこそこの値段ながらも国内5万クラスのリールと遜色ない剛性を誇ります。
フルメタルのボディ、サイドプレート、ローターに真鍮製ドライブギア。
防水性はIPX6あります。
そしてPENNリールはドラグ性能も優秀です。
そして撥水ラインローラーベアリング。
怪しい国の怪しいリールではなく、米国の大手釣り具メーカーのリールです。
海外のリールだからといって侮る事なかれ!
日本国内にも愛用者がたくさんいるリールです。
剛性に関しては間違いなくコスパNo.1でしょう。
以下、ピュアフィッシングジャパン公式よりスペック表を抜粋(※PENN販売代理店のHP)。
5500番であればギア比5.6で巻き重りも少なく、なおかつ巻上長98cm、自重629g、PE3号300mとショアジギにはちょうどいいスペックです。
PE4号主体なら6500です。
8500番以上は…さすがに大きすぎですね!
番手 | 自重(g) | ギア比 | 最大ライン 巻取(cm) | 最大ドラグ (Kg) | BB | PE |
---|---|---|---|---|---|---|
3500 | 400 | 6.2 | 94 | 13 | 8/1 | 2.5号 250m |
4500 | 425 | 6.2 | 100 | 13 | 8/1 | 2.5号 300m |
4500HS | 425 | 7.0 | 116 | 13 | 8/1 | 2.5号 350m |
5500 | 629 | 5.6 | 98 | 18 | 8/1 | 3号 300m |
6500 | 687 | 5.6 | 106 | 18 | 8/1 | 4号 300m |
6500HS | 687 | 6.2 | 121 | 18 | 8/1 | 5号 300m |
8500 | 869 | 4.7 | 106 | 22 | 8/1 | 8号 300m |
8500HS | 869 | 5.3 | 127 | 22 | 8/1 | 8号 350m |
10500 | 1215 | 4.2 | 107 | 27 | 8/1 | 12号 300m |
PENN SLAMMER IV DX 5500(実売価格3万円台…タイミングによる!)
23年9月に日本でも販売が開始された、SLAMMER IVの強化版。
SLAMMER IVのドライブギア・ピニオンギア素材がステンレスになっています。
ステンレスは防腐性、防錆性に優れ、さらにとても硬いです。
硬度は超々ジュラルミンや真鍮よりも上とされています。
そのため加工が難しく加工コストが高くなり、リール用のギアにはあまり用いられてこなかったと言われています。
次に紹介するAUTHORITYもドライブギア・ピニオンギアがステンレス製です。
SLAMMER IVとSLAMMER IV DX、AUTHORITYの選び分けは下表を見てもらえたらと思います。
リール名 | 防水性 | BB | ドライブギア ピニオンギア素材 | スペアノブ 素材 | 実売価格(目安) |
---|---|---|---|---|---|
SLAMMER IV | IPX6 | 8/1 | 真鍮 | EVA | 2万円台 |
SLAMMER IV DX | IPX6 | 9/1 | ステンレス | ハイパロン | 3万円台 |
AUTHORITY | IPX8 | 12/1 | ステンレス | ハイパロン | 5万円前後 |
IPXの等級については以下を参照。
IPX6でも防水性は非常に高いことが分かります。
等 級 | 保護の程度 |
---|---|
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形) |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形) |
IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形) |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形) |
番手 | 自重 (g) | ギア比 | 巻取長 (cm) | 最大ドラグ (Kg) | BB | PE (号-m) | メーカー 希望価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3500 | 394 | 6.2:1 | 94 | 13 | 9/1 | 2-250 | ¥30,000 |
4500 | 425 | 6.2:1 | 100 | 13 | 9/1 | 2.5-300 | ¥32,000 |
5500 | 629 | 5.6:1 | 98 | 18 | 9/1 | 3-300 | ¥33,000 |
6500 | 686 | 5.6:1 | 106 | 18 | 9/1 | 4-300 | ¥34,000 |
7500 | 814 | 4.7:1 | 98 | 22 | 9/1 | 5-300 | ¥36,000 |
8500 | 867 | 4.7:1 | 106 | 22 | 9/1 | 8-300 | ¥36,000 |
PENN AUTHORITY 5500(実売価格4~5万円台)
PENNのSW向けスピニングのフラッグシップモデルです。
SLAMMER IVをさらに進化させたような仕様です。
防水性は驚異のIPX8で、当然のようにフルメタルボディ・サイドプレート・ローターです。
しかもステンレス製のCNCドライブギア・ピニオンギアを積んでいます。
ステンレス製ギアの頑丈さは超々ジュラルミン製ギアのそれを上回ります。
もちろん撥水ラインローラーベアリングも搭載です。
なおシマノSWリール(21スフェロスSW~19ステラSW)は全てIPX8との事で、シマノのSW機と同レベルの防水性能である事が分かります。
IPX6でも充分凄いですが、頑丈、堅牢の極みって感じのリールですね。
以下、ピュアフィッシングジャパンから抜粋。
この中でショアジギに一番向いているのは5500ですね。
やや重いもののギア比5.2、巻取長91cm、PE3号300mと十分な性能だと思います。
番手 | 自重(g) | ギア比 | 最大ライン 巻取(cm) | 最大ドラグ (Kg) | BB | PE |
---|---|---|---|---|---|---|
3500 | 405 | 5.7 | 86 | 13 | 12/1 | 2.5号 250m |
4500 | 425 | 5.7 | 93 | 13.6 | 12/1 | 2.5号 300m |
4500HS | 425 | 7.0 | 114 | 1.6 | 12/1 | 2.5号 300m |
5500 | 669 | 5.2 | 91 | 18.1 | 12/1 | 3号 300m |
6500 | 720 | 5.2 | 99 | 18.1 | 12/1 | 4号 300m |
6500HS | 720 | 6.2 | 121 | 18.1 | 12/1 | 4号 300m |
8500 | 882 | 4.7 | 106 | 18.1 | 12/1 | 8号 300m |
8500HS | 882 | 5.3 | 127 | 18.1 | 12/1 | 8号 300m |
シマノ 21ツインパワーSW 8000HG(実売価格5万円台)
ショアプラッキング
ショアプラッキング用のロッドに求められるモノ
お勧めは10フィート台の硬さH以上のロッド。
- 大型青物がかかっても耐えられるだけのロッドパワー
- プラグをできるだけ遠くに飛ばすだけのレングス
ショアプラッキングはショアジギングほど軽快なアクションはしません。
また、ロッドアクション時は水面に穂先が近いほどやりやすいのもあり、そこそこ長めのレングスが良いです。
飛距離も伸びますからね。
また、プラグは同じ重さのジグよりも体積が大きいのもあってか、食ってくる魚のサイズは大型が多いです。
そのためロッドパワーがあるにこしたことはありません。
価格帯別ショアプラッキング向けロッド
ショアプラッキング用のロッドも、数年前まではハイエンドか否かで大きな隔たりがありましたが、近年は安価なものでも実用性の高いものが出てきています。
という事で、1万円台からの紹介です。
ダイワ 23ドラッガーX 100H
ダイワのショアジギ・プラッキングロッドの最新エントリーモデルです。
ブランクスの補強技術としてはブレーディングXが搭載されており、パワーロスに繋がるネジレが抑制されるようになっています。
ラインナップ数は96ML~100H-3まで10となっており、その中でも10フィートのものが7つあります。
そのためショアジギングロッドというよりも、ショアプラッキングロッドの印象が強いロッドですね。
また、3ピースモデルがあるのも特徴の一つでしょう。
3ピースモデルは携帯性に優れ、遠征や、岩場などの移動で2ピースモデルよりも楽ができます。
移動だけではなく、家や車内で省スペースになるというのも大きなメリットですね。
マルチピースモデルのデメリットは、2ピースモデルと比べパワーがやや落ちます。
そのため今回は2ピースモデルをお勧めします。
以下、ダイワ公式より10フィート台、MH以上のスペックを抜粋。
品名 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | ルアー 重量 (g) | ジグ 重量 (g) | 適合 ラインPE(号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100MH | 3.05 | 2 | 157 | 280 | 20~80 | 30~90 | 2~3 |
100H | 3.05 | 2 | 157 | 307 | 30~100 | 40~110 | 3~4 |
100M-3 | 3.05 | 3 | 107 | 264 | 15~60 | 20~70 | 1.5~2.5 |
100MH-3 | 3.05 | 3 | 107 | 276 | 20~80 | 30~90 | 2~3 |
100H-3 | 3.05 | 3 | 107 | 309 | 30~100 | 40~110 | 3~4 |
メジャークラフト クロスライド1G XR1-1002HH(実売価格1万円台)
メジャークラフトのエントリー向けショアジギングロッド、クロスライド1Gです。
こちらも23年に発売された最新のモデルです。
LSJ~ショアジギ向けのラインナップで、ラインナップ数は全部で9つあります。
その中でショアプラッキングに向いているのはXR1-1002HかXR1-1002HHでしょう。
その2モデルのスペックをメジャクラ公式から抜粋。
Model | PRICE (税込) | 全長 (ft) | 継数 (pcs) | ルアー (g) | PEライン (号) | アクション |
---|---|---|---|---|---|---|
XR1-1002H | ¥18,000 | 10’0″ | 2 | 80±20 | 1.5-3.5 | RF |
(¥19,800) | ||||||
XR1-1002HH | ¥18,500 | 10’0″ | 2 | 100±20 | 1.5-4.0 | RF |
(¥20,350) |
シマノ 21コルトスナイパーBB S100H(実売価格1万円台)
21年に発売されたシマノのエントリー向けショアジギロッド。
ブランクスの補強技術としては、安価ながらもハイパワーXを積んでいます。
ハイパワーXにより、キャスト・ファイト時のネジレが抑制されます。
発売から2年経っているものの、このクラスでは未だに主要な選択肢足りえる性能を誇っています。
ラインナップ数はS96ML~S100H-3までの13もあり、状況に合わせた細かな選択が可能になっています。
その中でショアプラッキングに向いているのは10フィート以上、MH以上のモデルですね。
該当するモデルのみをシマノ公式から抜粋します。
MHでも290g以上あり、エントリーモデルにしてはゴツい性能である事が分かります。
品番 | 全長 (ft.) | 継数 (本) | 仕舞寸 (cm) | 自重 (g) | ジグ (g) | プラグ (g) | PE (号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S100MH | 10’0″ | 2 | 157 | 293 | MAX 80 | MAX 65 | MAX 3 |
S106MH | 10’6″ | 2 | 164.4 | 309 | MAX 80 | MAX 65 | MAX 3 |
S100H | 10’0″ | 2 | 157 | 307 | MAX 100 | MAX 85 | MAX 4 |
S100MH-3 | 10’0″ | 3 | 109.7 | 290 | MAX 80 | MAX 65 | MAX 3 |
S100H-3 | 10’0″ | 3 | 109.7 | 300 | MAX 100 | MAX 85 | MAX 4 |
メジャークラフト クロスライド5G XR5-1002HH(実売価格2万円台)
LSJ、ショアジギの項目でも散々紹介してきた、メジャクラのクロスライド5Gです。
高性能ブランクスであるT1100Gを搭載し、ブランクス補強技術R360構造により、軽い割に強いと評判のロッドです。
私が持っているのはクロスライド5Gの962Mですが、評判どおり軽い割に強い。
地磯からの青物狙いであれば、十分な強度を持っているロッドです。
このクラスでは断トツお勧めの一本です。
Model | 全長 | 継数 | 自重 | ルアー | PE | アクション |
---|---|---|---|---|---|---|
XR5-1002H | 10’0″ | 2 | 224 | 80±20 | 1.5-3.5 | RF |
XR5-1002HH | 10’0″ | 2 | 260 | 100±20 | 1,5-4.0 | RF |
テイルウォーク MANBIKA Ver.2 105XXH(実売価格2万円台)
続いて紹介するのがテイルウォークのオキナワマンビカVer.2です。
オキナワマンビカシリーズは価格の割にとにかく強い事で有名で、このVer.2の105XXHも例外ではありません。
ロッドの特徴としては、ブランクスの補強のためXラッピングがトップセクションまで施されています。
ラインナップは100XH~105XXH PLUGGING SPまでの7モデルで、その全てが強力なパワーを持ち、10フィート以上のロング仕様。
沖磯・離島で記録級の魚を狙う際、できるだけ価格を抑えたいならこのロッドでしょう。
以下、テイルウォーク公式からスペック表を抜粋。
一番軽い100XHでも365gとヘビーな仕様。
というか100XH以上は全て400g以上の超ガチムチスペックです。
MODEL | LENGTH (ft.in) | PIECE | 仕舞寸 (cm) | 自重 (g) | ルアー (g) | ドラグ (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|
100XH | 10’0″ | 2 | 155 | 365 | max 100 | max 8 |
110XH | 11’0″ | 2 | 175 | 395 | max 100 | max 8 |
100XXH | 10’0″ | 2 | 155 | 425 | max 140 | max 13 |
110XXH | 11’0″ | 2 | 175 | 430 | max 140 | max 13 |
120XXH | 12’0″ | 2 | 185 | 480 | max 140 | max 13 |
126XXH | 12’6″ | 3(B) | 160 | 495 | max 140 | max 13 |
PLUGGING SP | 105XXH10’5″ | 2 | 163 | 455 | max 150 | max 13 |
シマノ 20 コルトスナイパー XR S106H/PS(実売価格3万円台)
実売価格3万円台ながら、本格ショアジギ・プラッキングが楽しめるシマノのコルトスナイパーXRです。
ブランクスの補強技術としては、ハイパワーXだけではなくスパイラルXコア、ナノピッチまで搭載されています。
さらにスクリューロックジョイントによる利便性も兼ね備えています。
かなりのハイパワー仕様であるものの、自重は300g台前半におさまっており、扱いやすさも考慮されています。
また、3ピースモデルやベイトモデルなどラインナップが豊富で、自身の釣りにマッチするものを選びやすくもなっています。
ショアプラッキングに向いている10フィート以上、硬さMH以上のモデルをシマノ公式から抜粋します。
MHクラスでも300gを超えており、下位グレードとは一線を画すパワーを持っています。
その中でもショアプラッキングに特にお勧めなのがS106H/PSですね。
品番 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞寸 (cm) | 自重 (g) | ジグ (g) | プラグ (g) | PE (号) | 最大ドラグ (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S100MH | 3.05 | 2 | 157 | 313 | MAX 90 | MAX 70 | MAX 4 | 5 |
S106MH/PS | 3.2 | 2 | 164.4 | 306 | MAX 90 | MAX 70 | MAX 4 | 5 |
S100H | 3.05 | 2 | 157 | 330 | MAX 120 | MAX 100 | MAX 5 | 7 |
S106H/PS | 3.2 | 2 | 164.4 | 330 | MAX 120 | MAX 100 | MAX 5 | 7 |
S100MH-3 | 3.05 | 3 | 116.4 | 310 | MAX 90 | MAX 70 | MAX 4 | 5 |
S100H-3 | 3.05 | 3 | 116.4 | 317 | MAX 120 | MAX 100 | MAX 5 | 7 |
S100XH-3 | 3.05 | 3 | 116.4 | 335 | MAX 150 | MAX 120 | MAX 6 | 9 |
B100MH | 3.05 | 2 | 157.1 | 307 | MAX 90 | MAX 70 | MAX 4 | 5 |
B100H | 3.05 | 2 | 157.1 | 315 | MAX 120 | MAX 100 | MAX 5 | 7 |
ダイワ 21 オーバーゼアグランデ 100HH(実売価格3万円台)
ダイワの本格ショアジギ・プラッキング向けのロッドです。
オーバーゼアシリーズはサーフ用というイメージがあるかもしれません。
しかしながらオーバーゼアグランデは完全なショアプラッキング向けモデルです。
実売価格3万円台ながらもX45X。HVFナノプラス、V-ジョイントとかなりのガチ仕様。
しかしながら、ダイワのショアジギ・プラッキング用ロッドはドラッガーシリーズに移行しつつあります。
そのため、やや品薄になりつつあるロッドです。
ラインナップは100Mから100HH-3までの9モデルで、その中の8モデルが10フィート台のレングスです。
オーバーゼアの名のとおり遠投性能を重視したモデルであり、ショアジギングというよりはショアプラッキング向けと言えるでしょう。
ちなみにこのロッドも3ピースモデルがあります。
携帯性を重視するなら3ピースモデルが良いでしょう。
しかし今回は、スタンダードな2ピース仕様のものをお勧めします。
以下、ダイワ公式から10フィート以上硬さMH以上のモデルのみ主要スペックを抜粋しています。
アイテム | 標準 全長 (cm) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 標準自重 (g) | プラグ (g) | ジグ (g) | PE (号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100MH | 3.05 | 2 | 157 | 300 | 15-60 | 20-80 | 1.5-3 |
106MH | 3.2 | 2 | 164 | 308 | 15-60 | 20-80 | 1.5-3 |
106H | 3.2 | 2 | 164 | 345 | 20-80 | 30-100 | 2-4 |
100HH | 3.05 | 2 | 158 | 376 | 30-100 | 40-120 | 3-5 |
100MH-3 | 3.05 | 3 | 109 | 300 | 15-60 | 20-80 | 1.5-3 |
100H-3 | 3.05 | 3 | 109 | 340 | 20-80 | 30-100 | 2-4 |
100HH-3 | 3.05 | 3 | 109 | 378 | 30-100 | 40-120 | 3-5 |
アピア グランデージ アトラス ブルーランナー 105HHH/PS(実売価格5万円台)
実売価格5万円を超すものの、性能の高さと保障の良さでお勧めするのがアピア グランデージ アトラス 105HHH/PSです。
ブランクス素材はT1100Gが使われており、ハリと粘りが高レベルで両立しています。
ロッドの継ぎ目にはナノジョイントという独自技術が使われており、1ピースに近い曲がり方をしてくれるとの事。
また、シールドテック(薄く擦れに強い特殊テープ)により、ブランクスが傷から保護されます。
傷つきやすいロックショアで使うには嬉しい所ですね。
ブルーランナーシリーズは6モデルがラインナップされており、ショアプラッキングに向いているのは100Hから105HHh/PSまでの4モデルですね。
実際には自分の釣り環境に合うモノを選ぶのが良いですが、大は小を兼ねる…という事で105HHH/PSをピックアップしました。
ITEM | 全長 (ft) | 継数 (本) | 仕舞寸 (cm) | 自重 | プラグ (g) | ジグ (g) | PE |
---|---|---|---|---|---|---|---|
BLUE RUNNER 98M | 9’8″ | 2 | 151.8 | 251 | MAX50 | MAX60 | #1-3 |
BLUE RUNNER 100MH | 10’0″ | 2 | 156.8 | 265 | MAX60 | MAX70 | #1.5-3 |
BLUE RUNNER 100H | 10’0″ | 2 | 156.8 | 315 | MAX80 | MAX100 | #2-4 |
BLUE RUNNER 100HH | 10’0″ | 2 | 156.8 | 340 | MAX100 | MAX120 | #3-6 |
BLUE RUNNER 106HH/PS | 10’6″ | 2 | 164.5 | 375 | MAX100 | MAX120 | #3-6 |
105HHH/PS | BLUE RUNNER10’5″ | 2 | 163.2 | 405 | MAX120 | MAX140 | #3-6 |
ショアプラッキング用のリールに求められるモノ
8000~14000番のギア比XGがお勧めです。
メタルジグとは違い、基本的に水面でルアーをアクションさせます。
そのため巻き重りは気になりません。
巻き重りよりも、余分な糸ふけによるライントラブルが厄介です。
それを防ぐためには極力長い巻取長のものを使い、極力糸ふけを出さない事が重要です。
また、大型魚をかけるのでリールパワーも求められます。
ただ18000番~は流石に大きすぎですね。
結論、8000~14000番のXGがお勧めになります。
価格帯別ショアプラッキング向けリール
ダイワ 23BGSW 10000-H(実売価格1万円台)
ローターこそ強化樹脂製ですが、ボディはフルメタルの高剛性仕様。
亜鉛製ギアではあるものの大口径で、パワーがある仕様です。
マグシールドは非搭載ですが、スプールは肉抜きが無く、防水性は考慮されています。
また前モデルはEVA製のラウンドノブ非搭載でしたが、今モデルからはねじ込み式ハンドル・EVAラウンドノブ搭載です。
ラインナップは4000D-CXHから18000番までの9モデルと、小型から超大型番手までカバーしています。
その中でもショアプラッキングにお勧めなのは8000-H、10000-H、14000-Hです。
どれだけ太いPEを使うかで選び分けると良いでしょう。
今回は間をとって10000-Hをお勧めします。
以下、ダイワ公式から8000番以上の主要スペックを抜粋。
6000番以下はパワー不足、18000番は逆に大きすぎです。
品名 | 巻取長 (cm/回転) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ (kg) | PE (号-m) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8000-P | 94 | 4.9 | 605 | 15 | 3-400 | 75 | 5/1 |
4-300 | |||||||
8000-H | 110 | 5.7 | 605 | 15 | 3-400 | 75 | 5/1 |
4-300 | |||||||
10000-H | 121 | 5.7 | 620 | 15 | 4-400 | 75 | 5/1 |
5-300 | |||||||
14000-H | 122 | 5.7 | 620 | 15 | 5-400 | 75 | 5/1 |
6-300 | |||||||
18000 | 125 | 5.3 | 820 | 20 | 6-400 | 85 | 5/1 |
8-300 |
シマノ 21スフェロスSW 8000HG(実売価格1万円台)
21年の登場時、技術特性の豪華さから大注目されたSWリールです。
17ツインパワーXDで防水性の高さをアピールしたX-プロテクトに加え、19ステラSWなどで巻上力アップとなったインフィニティドライブを搭載しています。
シマノでは当たり前になっていますが、他メーカーも含めるとこの価格帯では珍しい超々ジュラルミン製のドライブギア。
また、半プラではあるものの足つきボディはアルミ製。
このように、技術特性だけで見れば一つ上位の20ストラディックSWにも近いものがあります。
ベアリングが少ないので、購入したままだと巻きは若干重いかも。
気になる方はベアリングを追加する事をお勧めします。
以下、シマノ公式から8000番以上の主要スペックのみを抜粋。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (Kg) | 最大ドラグ (Kg) | 自重 (g) | PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/回転) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8000PG | 4.9 | 5 | 13 | 670 | 3-410, 4-300, 5-250 | 94 | 75 | 4/1 |
8000HG | 5.6 | 5 | 13 | 665 | 4-300, 5-250 | 3-410,107 | 75 | 4/1 |
シマノ (20)22ストラディックSW 14000XG(実売価格2万円台)
2万円台のリールでは、最も人気の高いSWリールでしょう。
20ストラディックSWはもともと10000HGまでのラインナップでしたが、22年に14000XGが追加されました。
20ストラディックSWは上位モデルと遜色ない技術特性(X-プロテクトやインフィニティドライブなど)ですが、唯一劣ると言われているのがドラグ性能でした。
しかし22年に追加された14000XGのみXタフドラグが搭載され、その弱点が補われています。
以下、シマノ公式から8000番以上の主要スペックを抜粋。
※6000番以下はショアプラッキングにはお勧めできないので割愛。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (Kg) | 最大ドラグ (Kg) | 自重 (g) | PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/回転) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8000PG | 4.9 | 9 | 13 | 650 | 3-410, 4-300, 5-250 | 94 | 75 | 6/1 |
8000HG | 5.6 | 9 | 13 | 645 | 3-410, 4-300, 5-250 | 107 | 75 | 6/1 |
10000HG | 5.6 | 9 | 13 | 660 | 4-400, 5-300, 6-250 | 116 | 75 | 6/1 |
14000XG | 6.2 | 9 | 15 | 700 | 8-200, 10-165 | 6-300,134 | 80 | 6/1 |
PENN SLAMMER IV 6500HS(実売価格2万円台)
PENNは1932年に創業されたアメリカの釣り具メーカーで、ロッドやリールなど様々な釣り具を販売しています。
中でもSW向けのリールは日本でも広く愛用されており、SLAMMER IVもそんなリールの内の一つです。
ちなみに前モデルのSLAMMER IIIから評判が良く、今モデルはさらにブラッシュアップされたタフなリールに仕上がっています。
フルメタルのボディ・ローター・サイドプレート、真鍮製のドライブギアで剛性は抜群!
また防水性はIPX-6と申し分なく、撥水性ラインローラーまで搭載しています。
大口径ワッシャーのデュラドラグを搭載しており、ドラグ性能も良いです。
日本でのラインナップは3500~10500までの9モデルで、その中でショアプラッキングにお勧めなのは6500のHSです。
以下、ピュアフィッシングジャパン(販売代理店)HPから主要スペックを抜粋。
ボディサイズ、PE糸巻き量、巻上長など、たぶん6500HSが一番バランスが良いです。
番手 | 自重(g) | ギア比 | 最大ライン 巻取(cm) | 最大ドラグ (Kg) | BB | PE |
---|---|---|---|---|---|---|
3500 | 400 | 6.2 | 94 | 13 | 8/1 | 2.5号 250m |
4500 | 425 | 6.2 | 100 | 13 | 8/1 | 2.5号 300m |
4500HS | 425 | 7.0 | 116 | 13 | 8/1 | 2.5号 350m |
5500 | 629 | 5.6 | 98 | 18 | 8/1 | 3号 300m |
6500 | 687 | 5.6 | 106 | 18 | 8/1 | 4号 300m |
6500HS | 687 | 6.2 | 121 | 18 | 8/1 | 5号 300m |
8500 | 869 | 4.7 | 106 | 22 | 8/1 | 8号 300m |
8500HS | 869 | 5.3 | 127 | 22 | 8/1 | 8号 350m |
10500 | 1215 | 4.2 | 107 | 27 | 8/1 | 12号 300m |
OKUMA テソロ TSR-8000HA(実売価格3万円台)
OKUMAは1986年に創業された台湾の釣り具メーカーで、ロッドやリール、ルアーなど様々な釣り具を販売しています。
テソロはそのOKUMAから23年3月頃に発売された新SWリールで、非常に高い剛性と防水性を有しています。
国内メーカーのリールしか知らない!という方に分かりやすく書くならば、旧ソルティガと現ステラSWを混ぜ合わせたような仕様です。
- アルミ製銅C6191の大口径マシンカットドライブギア
- フルメタルボディ(アルミボディ、ボディカバー、ローター)
- 防水性IPX-7
- 防水ドラグ
- DLCコーティングEFRラインローラー
- フリクションレスメインシャフトデザイン
- 等々…他省略。
C6191というと、以前のソルティガやキャタリナに搭載されていたハイパーデジギアと同じ素材で、超々ジュラルミンを上回る硬度を誇ります。
さらにローターまで含むフルメタルボディであるため、剛性は抜群です。
フリクションレスメインシャフトデザインはメインシャフトとピニオンギアの接触部を減らすことで、巻上力が向上します。※インフィニティドライブみたいなものですね。
ラインナップは8000番から20000番までと大型中心のラインナップで、ショアプラッキングに使うなら8000番~14000番です。
14000番より大きい番手(18000番と20000番)は自重900g超えとかなりの重さ。
以下、OKUMA公式から14000番までの主要スペックを抜粋。
※番手、タイミングによっては3万円台におさまらない時もあるようです。
そのため今回は在庫が安定していそうな8000Hをお勧めします。
注文してから時間がかかっても良いのであれば10000番、14000番もアリです。
型番 | ギア比 | 最大ドラグ (kg) | 自重 (g) | PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/回転) | ハンドル長 (mm) | ベアリング数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
TSR-8000HA | 5.8 | 25 | 697 | 3-380 | 112 | 75 | 12HPB+1RB |
4-300 | |||||||
5-240 | |||||||
TSR-8000PA | 4.9 | 25 | 697 | 3-380 | 93 | 75 | 12HPB+1RB |
4-300 | |||||||
5-240 | |||||||
TSR-10000HA | 5.8 | 25 | 714 | 4-375 | 121 | 75 | 12HPB+1RB |
5-305 | |||||||
6-230 | |||||||
TSR-10000PA | 4.9 | 25 | 714 | 4-375 | 101 | 75 | 12HPB+1RB |
5-305 | |||||||
6-230 | |||||||
TSR-14000HA | 5.8 | 25 | 714 | 6-295 | 126 | 75 | 12HPB+1RB |
8-210 | |||||||
10-160 | |||||||
TSR-14000PA | 5.4 | 25 | 714 | 6-295 | 105 | 75 | 12HPB+1RB |
8-210 | |||||||
10-160 |
21ツインパワーSW 10000HG(実売価格5万円台)
5万円台のリールでは最有力候補のリールとなるでしょう、シマノの21ツインパワーSWです。
技術特性は19ステラSWと同等。
半プラではあるものの足つき側のボディはアルミで、ローターもアルミ製。
超々ジュラルミン製のドライブギアを内蔵しているのもあり、剛性抜群です。
Xプロテクトによる防水性もありますし、5000番以上であればXタフドラグ、さらに10000番からはヒートシンクドラグも付きます。
SWリールとして必要な要素を余すことなく持っており、その上、巻き心地も良いです。
ラインナップは4000XGから14000XGまでの12モデルで、その内ショアプラッキングに使えそうなのは8000番以上ですね。
さらに言うならば、大型魚がかかった時に長時間ファイトを想定すると、ヒートシンクドラグが搭載されている10000番以上が良いです。
ということで10000HGをお勧めします。
以下、シマノ公式から8000番以上の主要スペックを抜粋。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ (Kg) | 最大ドラグ (Kg) | 自重 (g) | PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/回転) | ハンドル長 (mm) | BB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8000PG | 4.9 | 14 | 25 | 615 | 3-410, 4-300, 5-250 | 94 | 75 | 10/1 |
8000HG | 5.6 | 14 | 25 | 615 | 3-410, 4-300, 5-250 | 107 | 75 | 10/1 |
10000PG | 4.9 | 14 | 25 | 655 | 4-400, 5-300, 6-250 | 102 | 75 | 10/1 |
10000HG | 5.6 | 14 | 25 | 655 | 5-300, 6-250 | 4-400,116 | 75 | 10/1 |
14000PG | 4.9 | 14 | 25 | 660 | 6-300, 8-200, 10-165 | 106 | 75 | 10/1 |
14000XG | 6.2 | 14 | 25 | 660 | 6-300, 8-200, 10-165 | 134 | 80 | 10/1 |
ダイワ 21セルテートSW 10000-H(実売価格6万円台)
6万円台ではありますが、このリールの剛性は凄まじいものがあります。
アルミモノコックボディにZAION製のローター、G1ジュラルミン製のドライブギア搭載。
ピニオン部とラインローラー部にマグシールドを搭載しており、防水性も良し。
剛性重視の方にお勧めのSWリールです。
ラインナップは5000-H~18000-Hまでの11モデルで、ショアプラッキングに向くのは8000番~14000番です。
以下、ダイワ公式から8000番以上の主要スペックを抜粋。
品名 | 巻取長 (cm/回転) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ (Kg) | PE (号-m) | BB | ハンドル長 (mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8000-P | 92 | 4.8 | 615 | 25 | 3-400 | 8/1 | 75 |
4-300 | |||||||
8000-H | 111 | 5.8 | 625 | 25 | 3-400 | 8/1 | 80 |
4-300 | |||||||
10000-P | 98 | 4.8 | 620 | 25 | 4-400 | 8/1 | 75 |
5-300 | |||||||
10000-H | 118 | 5.8 | 630 | 25 | 4-400 | 8/1 | 80 |
5-300 | |||||||
14000-XH | 134 | 6.2 | 635 | 25 | 5-400 | 8/1 | 80 |
6-300 | |||||||
18000-H | 131 | 5.8 | 850 | 30 | 6-400 | 8/1 | 85 |
8-300 |
PENN AUTHORITY 6500HS(実売価格5万円台)
PENNのSWリールで最上位のモデルです。
一つ下位のSLAMMER IVでも充分すぎる剛性・防水性でしたが、さらにその上を行く仕様です。
何故ならステンレス製のドライブギア・ピニオンギアを搭載しており、防水性はIPX8に相当します。
もちろんSLAMMER IVにあったシールドスラマードラグや撥水ラインローラーベアリングも搭載しています。
なおフラッグシップモデルらしく、ネオプレン素材のリールバッグが付くのも嬉しいところ。
以下、ピュアフィッシングジャパンHPからAUTHORITYの主要スペックを抜粋。
SLAMMER IVと同じく、ショアプラッキングに使うなら6500HSが良いでしょう。
番手 | 自重(g) | ギア比 | 最大ライン 巻取(cm) | 最大ドラグ (Kg) | BB | PE |
---|---|---|---|---|---|---|
3500 | 405 | 5.7 | 86 | 13 | 12/1 | 2.5号 250m |
4500 | 425 | 5.7 | 93 | 13.6 | 12/1 | 2.5号 300m |
4500HS | 425 | 7.0 | 114 | 1.6 | 12/1 | 2.5号 300m |
5500 | 669 | 5.2 | 91 | 18.1 | 12/1 | 3号 300m |
6500 | 720 | 5.2 | 99 | 18.1 | 12/1 | 4号 300m |
6500HS | 720 | 6.2 | 121 | 18.1 | 12/1 | 4号 300m |
8500 | 882 | 4.7 | 106 | 18.1 | 12/1 | 8号 300m |
8500HS | 882 | 5.3 | 127 | 18.1 | 12/1 | 8号 300m |
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