22イグジスト 考察

色んな動画やblogで既にとりあげられていると思いますが、22イグジストについて考察していきます。
18イグジストでモノコックボディ化し、それ以前のイグジストから大きく進化したように思います。
22イグジストはそこからどのような進化・変化を遂げたのか、テクノロジー面やスペック、価格を基に見てみましょう。
ざっと言いますと、回転性能、ギア強度、トラブルレス性が向上しています。
18ステラ→22ステラも似たような進化を遂げていますね。

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目次

22イグジストのテクノロジーについて

今回初登場のテクノロジーは以下のとおり。

  • エアドライブデザインによる回転性能UP
  • ギアの歯面処理による強度向上(材質は18モデル同様、超々ジュラルミン)
    大型番手(PC LT3000~TL5000)のピニオンギアはソルティガと同等のものに変更
  • ATD TYPE-Lによるファイト時の安定性向上
  • ツイストバスターIIIによるライントラブルレス性の向上

Mg製モノコックボディやマグシールドは18モデル同様です。
18→22イグジストの最も大きな進化は、やはりエアドライブデザインでしょう。
また、ギアの歯面処理による強度向上も良いですね。
モノコックボディ程のインパクトはありませんが、性能が全体的に向上し、正当な進化と言えるのではないでしょうか。

スペックについて

以下、ダイワ公式よりスペック表を抜粋。ベアリング(ボール/ローラー)数は全て12/1です。

スクロールできます
品名巻上長
(cm)
ギア比自重
(g)
最大
ドラグ(kg)
PE
(号-m)
LT2000S-P644.915550.4-200
LT2000S-H765.815550.4-200
LT2500S725.116050.6-200
LT2500S-H825.816050.6-200
LT2500S-XH876.216050.6-200
LT2500S-DH725.117050.6-200
PC LT2500735.2175100.8-200
LT3000S775.2180100.8-200
PC LT3000775.2190101-200
PC LT3000-XH936.2190101-200
LT4000825.2205101.5-200
LT4000-XH996.2205101.5-200
LT5000-C875.2220102-300
LT5000-CXH1056.2220102-300
22イグジスト スペック表

上のスペック表を見て、いくつか気づく事があります。

  • LT1000番台が無い…けどLT2000S-P
    →でもルビアスエアリティFC LT1000S-Pとたったの5g差
  • PC LT3000とかのPCって何や!?
    →パワーカスタムの略
  • LT5000-C(ノーマルギア)があるのは嬉しい(ライトジギングに最適!)
  • 18イグジストとの重量差はほとんど無し。
    18モデルの最大サイズ(LT4000-C)で205gで、22モデルの同番手と同重量。

ちなみにメーカー希望本体価格は、18モデルと比べ全体的に値上がり(約3万円UP)しています。
おそらく後述のサービス料による値上がりと思われます。
コロナ禍による部品不足とかもあるのかな…。

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22イグジストオーナーのためのアフターサービス

公式ページにはまだ詳細な内容が載っていないので、箇条書きでざっくり書きます。

  • ダイワアプリ内に専用のページを設け、そこからオーナーのためのサービスや企画を予定している。
  • お客様センターでは、イグジスト専任担当が対応する。
  • 修理、メンテナンスは精鋭メンバーで行う。
  • オイルやグリスアップ、状態チェックを無料で行う
  • 有料オーバーホールについても得点アリ

数年使う事を前提で考えた時、グリスアップが無料なのは嬉しいところ。
状態チェックまでは無料だったとしても、グリスアップからはお金かかりますからね。
自分でメンテナンスできる人からしたら不要なサービスかもしれませんが、そうじゃない人が多いと思います。
18イグジストからの仕様面の変化がやや地味だったため、違いを出す一つの手だとは思います。
また、18イグジストからのアップグレードサービスも考えているようです。

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ライバル機種との差

正直なところ「だいぶステラに似てるな」っていうのが本音です。
エアドライブデザイン(その中のエアドライブシャフト)はインフィニティドライブに似ているし、ギアの表面処理についてもステラを匂わせます。
今回、22ステラと22イグジストで大きく違うのは、ざっくり言うと以下の点。

  • 価格帯
    定価で、ステラが\85,000~92,000なのに対し、イグジストは\100,000~108,000です。
    約1.5万円程の違いがあります。実売価格の差はもう少し縮まるかもしれません。
  • 専用のアフターサービス有無

細かいところで言うと違うところだらけだと思いますが「かなり似てきた」と思う方が多いと思います。
それでも、防水性の面ではシマノのXプロテクトに分があると思っています。
それをアフターサービスで如何にカバーできるかですね。
アフターサービスの良さ次第では、総合的に見てステラより満足度が高かった!なんて事もあり得ます。
ステラもノーメンテという訳にはいかないですからね。

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