コルトスナイパーXR MB 考察

ガチめなショアジギング・プラッキングロッドであるコルトスナイパーXRに5ピースモデルが登場します！！
商品名はコルトスナイパーXR MBです。磯を歩き大型青物を狙う方に最適のロッドで、強度と可搬性に優れています。
コルトスナイパーＸＲの２・３ピースモデルや類似ロッドについて触れ、どのロッドがどんな場面に向いているかをまとめていきます。ロッド選択の一助にして頂けたらと思います。

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技術特性は通常モデルと同じ！

　コルトスナイパーXR MBの技術特性はコルトスナイパーXR通常モデルと同じで、以下が採用されています。

• スパイラルXコア
• ハイパワーX
• ナノピッチ
• スクリューロックジョイント

　また、専用のセミハードケースが付属します！持ち運びの良さを売りにするロッドだけあって、嬉しい仕様です。

スペック表

以下、シマノ公式から抜粋。全て5ピースモデルです。
やはり地磯歩きが想定されているだけあって、ラインナップはMH以上のみ。
ジグを使うならMHと言いたいところですが、レングスが3.05mと長く、ジグを使うのは体力が要るでしょう。
MHは器用貧乏な感じになりそうな気がします。やはりHかXHでプラグを使うのがお勧めです。

　

品番	全長 (m)	仕舞寸 (cm)	ジグ MAX(g)	プラグ MAX(g)	PE MAX(号)	ドラグ (kg)	価格
S100MH-5	3.05	68.5	90	70	4	5	\46,500
S00H-5	3.05	68.5	120	100	5	7	\47,600
S100XH-5	3.05	68.5	150	120	6	9	\48,800

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通常モデルとの比較

まずはラインナップの比較をしてみます。
サイズ別のラインナップ数、仕舞寸、価格帯を見てみましょう。
通常モデルはラインナップ幅が広いので、2ピースか3ピースか、スピニングモデルかベイトモデルかで列を分けています。

項目＼種類	XR-MB(5P、S)	XR（2P、S）	XR（3P、S）	XR（2P、B）
総ラインナップ数	3	12	3	3
96～98ラインナップ数	0	4(ML~H)	0	0
98ラインナップ数	0	1(XH)	0	0
100ラインナップ数	3(MH~XH)	4(ML~H)	3(MH~XH)	3(M~H)
106ラインナップ数	0	3(M~H)	0	0
仕舞寸(cm)	68.5	149.5~164.4	116.4	157.1
価格帯	\46,500 ~48,800	\41,700 ~45,500	\45,500 ~47,700	\42,800 ~44,400

こうしてみると、XR MBと一番比較されるのは3ピースモデルでしょう。
長さ、硬さのラインナップは同じ、価格差は1000円程度です。仕舞寸はXR-MBの方が50cm近くも短いです。ここが大きな違い。
3ピースモデルの仕舞寸は116.4cmと、2ピースモデルと比べれば格段に短いです。
小さい車では非常に助かるレングスです。
ただし磯歩きとなると、116cmだろうが150cmだろうが、確実に片手がふさがります。
その点XR MBは68.5cmですので、付属のセミハードケースにしまい、リュックの中に収納する事ができるでしょう。
よって、2ピースモデル、3ピースモデル、5ピースモデルの選び分けは、以下のような順で考えたらいいと思います。

1. 磯歩き時に両手を空けておきたい場合
   →XR MBがお勧め
2. 磯歩き時に片手が塞がってもいいが、倉庫・車内での省スペースを重視する場合
   →3ピースモデルがお勧め
3. 省スペースは重視せず、実釣時のコストパフォーマンスを最重視する場合
   →2ピースモデルがお勧め

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類似ロッドとの比較

　近年、ショアジギロッドのようなハードな釣法のロッドにおいて、3ピースモデルや振出モデルが多数登場しています。結論から言いますと、仕舞寸68.5cmは他のロッドと比べ群を抜いて短いです。そのため上記にも書いている「磯歩き時に両手を空けたいか否か」で選ぶことになると思います。参考までに、ショアジギロッドの他ピースモデルの情報を以下にまとめます。

メーカ	品名	タイプ	該当ラインナップ数	仕舞寸 (cm)	価格帯
シマノ	コルトスナイパーXR MB	5P	3(100MH-5~100XH-5)	68.5	\46,500~48,800
シマノ	コルトスナイパーBB	3P	3(S100M-3~S100H-3)	109.7	\23,700~24,600
シマノ	コルトスナイパーBB 振出	振出	2(100M-T~S100MH-T)	116.5	\22,500~23,500
シマノ	コルトスナイパーSS 振出	振出	2(100M-T~S100MH-T)	117.6	\33,600~34,100
シマノ	コルトスナイパーXR	3P	3(100MH-3~100XH-3)	116.4	\45,500~47,700
ダイワ	ジグキャスター TM	振出	2(100M-3~100MH-3)	113	\23,300~24,300
ダイワ	オーバーゼアGRANDE	3P	3(100MH-3~100HH-3)	109	\48,500~52,000
ダイワ	オーバーゼアAGS	4P	5(97M~1010M/MH)	79~89	\64,000~66,000
ダイワ	ショアスパルタンブレイクスルー	3P	1(83XXXH)	95	\77,000

仕舞寸で言えばオーバーゼアAGSが一番近いです。なんせ4ピースモデルですからね。
しかしオーバーゼアAGSはサーフでの使用が主のロッドですので、類似ロッドとは言い難い（じゃあ載せるなって話ですがｗ）。
やはりコルトスナイパーXRの3ピースモデルが近いロッドなのは言うまでもないです。
次に似ているのがオーバーゼアGRANDEの3ピースモデルですね。
価格帯も同水準で、青物狙いのロッドです。硬さも似たようなラインナップになっています。
ショアスパルタンブレイクスルーの83XXXHはガチムチすぎるので、磯歩きの利便性云々ではなく、どれだけの巨大魚を狙うかで判断することになります。

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まとめ

• コルトスナイパーXR MBは、磯歩き時に両手を空けたい方におすすめ。
• コルトスナイパーXRを買うならHかXHがお勧め。
• コルトスナイパーXR MBの仕舞寸は、ショアジギロッドの中では断トツ。
• 他ピースモデルで比較対象となり得るのはコルトスナイパーXRの3ピースモデル。
  次点でオーバーゼアGRANDEの3ピースモデル。
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