2022/10/2追記)17ネッサBBの後継モデルとして22ネッサBBが出ています。記事はこちら。
サーフ用ロッドのコスパモデル。17年に発売されたモデルですが、最近流行りの3ピース仕様になっています。
サーフロッドは10フィート以上のものがスタンダードであるため、3ピースモデルにより仕舞寸が抑えられている事は大きなメリットになります。
強度も必要十分であるため、これからサーフでの釣りを始める方にお勧めの一本です。
この記事を読み、競合機種や上位機種との差を把握して頂けたらと思います。
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サーフでの釣りについて
堤防や磯場は定番の釣りスポットです。
構造物が多く、魚の居住環境的に非常に優れます。
一方、サーフはただっ広く、一見して魚が釣れなさそうに思えます。
しかし、サーフでも川が隣接していたりゴロタがあったりと、意外にも構造物があります。
また、何も無さそうな場所であってもベイトが接岸し、フィッシュイーターが付く事もあります。
堤防や地磯と違ってエリアが広く釣り人も少ないため、時間や場所にとらわれにくい釣り場がサーフです。
サーフ用ロッドに必要な性能
- 10フィート以上のレングス
- 程々の強さ(M前後)
ポイントを探るのが重要なサーフでは、探れる範囲を広げるために長いロッドが有利になります。具体的に言うと10フィート以上です。
ドン深のところは別として、ルアーが届く範囲だと水深もたかが知れています。
そのためジグの出番は少なく、キャスト性能に重きを置きたいところ。
また、ヒラスズキ用のミノーを投げたりすることもあり、硬すぎるロッドは逆に投げにくくなります。
M前後の硬さが丁度いいです。
ネッサBBの技術特性
- ハイパワーX
- 3ピースモデル
- CI4+リールシート 等
目立つのはハイパワーX(ロッド補強)と3ピースモデルの2点です。
強度に関しては、サーフからの釣りであればハイパワーXだけでも必要十分です。
基本はヒラメやマゴチ、スズキ系を狙う釣りです。例え中型以上の青物がかかったとしても、サーフでかかる青物は大体がブリ族です。
そのため走られはしても、根に潜られるような引きはあまりありません。
リールのラインキャパさえあれば対処できると思います。
3ピースモデルに関して。ネッサBBで一番長いS1102MMHでも、仕舞寸120cmに収まっています。
もしこれが2ピースモデルであれば仕舞寸170cmぐらいでしょうか。
3ピースモデルの利点は以下です。
- 小さなロッドケースに収まる
- 遠征時の持ち運びが楽
- 送料が安いため、フリマサイトで売りやすい
使わなくなったロッドを都度売る人にとっては選びやすいロッドだと思います。
ネッサBBのスペック表
以下数値はシマノ公式から抜粋しています。全て3ピースモデル。
品番 | 全長(ft) | 仕舞(cm) | 自重(g) | ジグ(g) | プラグ(g) | PE(号) |
---|---|---|---|---|---|---|
S1002M | 10’2″ | 110 | 185 | MAX42 | 8~35 | 0.8~2 |
S1008MMH | 10’8″ | 115 | 195 | MAX45 | 8~38 | 0.8~2 |
S1102MMH | 11’2″ | 120 | 200 | MAX48 | 8~38 | 0.8~2 |
S1002MH | 10’2″ | 110 | 186 | MAX52 | 10~45 | 0.8~2 |
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ライバルロッドとの比較
ダイワのオーバーゼアが用途・性能・値段的に競合機種と言えるでしょう。
メリット
ダイワのオーバーゼアと比較したときのネッサBBのメリットは以下。
- 可搬性の良さ
オーバーゼアは2ピースモデルであるため、仕舞寸は最低でも150cmあります。
デメリット
メリットがそのままデメリットにもなります。3ピースモデルであるため、可搬性に優れる反面セッティングに時間がかかります。
3ピースである事をどう捉えるか次第です。
性能はほぼ同じぐらいで、価格も千円違うかどうかぐらいの差です。
正直なところ、どっちを選んでも似たようなものだと思います。
私は可搬性を重視しているので3ピースモデルのネッサBBを選びますが、3ピースモデルに魅力を感じない方はオーバーゼアでも問題ありません。
ネッサXR(上位モデル)との差
価格差はおおよそ15,000~16,000円程度で、それに見合う差はあります。
ネッサBBには無くネッサXRにあるものは以下のとおり。
- スパイラルXコアがある…強度に差が出ます。
- スクリューロックジョイント…ジョイント部の外しやすさ
- カーボンモノコックグリップ…感度に差
- 重量差…ネッサBBの方がやや重い。
強度、利便性、重量など、ネッサXRの方が全体的に優れています。
まあ発売時期やグレード差があるので当然ですが!
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まとめ
サーフでの釣りには十分なスペックを備えており、それはライバルのダイワ オーバーゼアも一緒。
スペックや仕様のみで考えるならば、2ピースか3ピースでの選び分けとなります。
ネッサXRとの価格差分はスペックに差があるため、コスパ重視の方はネッサBBで十分かと思います。
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