1/20のフィッシングショーで登場しました23エアリティ。
自重・剛性・操作性に優れており、使用感はほぼイグジストと同じとの事です。
上級者にお勧めのリールですが、じゃあどっちが良いの?って話なんですよね。
いきなり結論を書きます。
- 22イグジストがお勧めな人
- リールの完全さを求める方
- アフターサポート重視の方
- 23エアリティに無い番手が使いたい人
- 23エアリティがお勧めな人
- 少しでも軽さを求める方
- コストパフォーマンスを重視する方は
では何故そう言えるのか、詳しく見ていきましょう!
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23エアリティは21ルビアスエアリティの後継機
21ルビアスエアリティが登場した時、釣り人達の間で「これほぼ18イグジストじゃん!」と話題になりました。
なんでかというと、マグネシウム製のモノコックボディに超々ジュラルミン製のギアが搭載された超豪華仕様だったから。
それでいて5万円ぐらいで買えるリールだったと記憶しています。
「ほぼイグジスト!」の謳い文句に負けて何度買いそうになった事かw
で、たったの2年で後継機種となる23エアリティが登場する事になりました。
何が変わったかというと「エアドライブデザイン」が搭載された点です。
エアドライブデザインとは何ぞや?という方のためにざっくり説明すると、こんな感じ。
- 新しく設計した軽量なローター(エアドライブローター)
- ベールの小径化による重量減(エアドライブベール)
- メインシャフトの低摩擦化(エアドライブシャフト)
- 新しく設計した軽くて良いドラグ音のスプール(エアドライブスプール)
ローター、ベール、スプールの自重が減り、さらにはメインシャフトの摩擦も下がる事で、巻きの軽さが大きく向上しています。
1/20のフィッシングショーでは21ルビアスエアリティと23エアリティの巻き比べができたようですが、実感でわかるレベルで変わっていたとの事です。
21ルビアスエアリティと比べて悪くなった点も見当たらないし、それでいて価格は同水準(と思う)。
ネットショップとかであれば、ポイント込みで実質5万円を切るぐらいで買えちゃいます。
ほんと、最近のリールの進化は凄まじいですね!
テクノロジ・スペックについて
エアドライブデザインが搭載されたのは上に書いたとおりです。
では22イグジストと比較し、何が違うのかを見ていきましょう。
違う部分を太字にして下線(黄)を引いています。
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項目 | 23エアリティ | 22イグジスト |
---|---|---|
番手 | LT2000S-P ~LT5000-CXH | LT2000S-P ~LT5000-CXH |
ラインナップ数 | 12 | 16 |
モノコックボディ | ○ | ○ |
ボディ材質 | Mg | Mg |
ローター素材 | ZAION | ZAION |
ドライブギア | 超々ジュラルミン | 超々ジュラルミン |
エアドライブ デザイン | ○ | ○ |
マグシールド | メインシャフト ラインローラー | メインシャフト ラインローラー ドライブギア両端 |
ドラグ | ATD typeL | ATD typeL |
ラインローラー | TWIST BUSTER III | TWIST BUSTER III |
スプール | LC-ABS | LC-ABS |
BB | 11/1 ※DHモデルのみ13/1 | 12/1 ※DHモデルのみ14/1 |
アフターサービス | ー | ○ |
実売価格 | 5万円台 | 8万円~ |
見てわかるとおり、ほぼ同じです。
違う部分について解説していきます。
ラインナップ数の差について
大きい違いの一つは、番手選びの時に欲しい番手が23エアリティあるか否かかな?と思います。
23エアリティはハイギアもしくはエクストラハイギアのものが多いですが、22イグジストはノーマルギアも割とあります。
マグシールド搭載部位の差
あとはマグシールドの搭載部位に差がありますね。
ただし、ここはほとんど使用感には影響ないかな~と思います。
モノコックボディなのでボディの継ぎ目部分が少ないですし、ドライブギア両端のマグシールドが無くとも差は感じられないでしょう。
BB数の差
これはスプール受け軸の部分が、23エアリティはカラーで22イグジストはベアリングです。
そのため一つ差となっています。
ただしこれは後でベアリングを追加する事が可能との事なので、然程気にしなくても良いと思います。
使用感で差が出るとしたら、ドラグの滑り出し時ですね。
アフターサービスの差
以下は22イグジストに存在するアフターサービス。公式から抜粋。
一応書いておきますが23エアリティには無いやつです!
- EXIST担当マイスターによるリールカウンセリング
- 年1回のオイルチェック無料サービス(クーポン発行後5年間)
- 初回オーバーホール手数料無料サービス(クーポン発行後2年間)
なお、クーポンには取得期限あり。
主要可動部のグリスアップが実質5回、オーバーホール手数料が1回無料で受けられるサービス。
BB数の差+マグシールド搭載部位の差+このサービスの差を価格差と天秤にかけ、どちらが良いと思えるか。
因みにオーバーホールは消耗部品の交換も行ってくれるみたいですが、この消耗品の中にドライブギアなどが入るか否かが気になるところ。
もしご存じの方がいたらコメントでお知らせいただけると幸いです!
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スペック
以下、公式から抜粋。BB数はDHのみ13/1で他は11/1です。
品名 | 巻取長 (cm) | ギア比 | 自重 (g) | 最大ドラグ (kg) | PE (号-m) | ハンドル長 (mm) |
---|---|---|---|---|---|---|
LT2000S-P | 64 | 4.9 | 145 | 5 | 0.4-200 | 40 |
LT2000S-H | 76 | 5.8 | 145 | 5 | 0.4-200 | 45 |
LT2500S | 72 | 5.1 | 150 | 5 | 0.6-200 | 50 |
LT2500S-XH | 87 | 6.2 | 150 | 5 | 0.6-200 | 50 |
LT2500S-DH | 72 | 5.1 | 165 | 5 | 0.6-200 | 90 |
PC LT2500 | 73 | 5.2 | 165 | 10 | 0.8-200 | 50 |
PC LT2500-H | 80 | 5.7 | 165 | 10 | 0.8-200 | 55 |
LT3000-H | 85 | 5.7 | 175 | 10 | 1-200 | 55 |
PC LT3000 | 77 | 5.2 | 185 | 10 | 1-200 | 60 |
PC LT3000-XH | 93 | 6.2 | 185 | 10 | 1-200 | 60 |
LT4000-XH | 99 | 6.2 | 200 | 10 | 1.5-200 | 60 |
LT5000-CXH | 105 | 6.2 | 205 | 10 | 2.5-300 | 60 |
やはり目立つのは、圧倒的な自重の軽さです。
最小番手が145gというのも凄いですが、最大番手のLT5000-CXHが205gというのも…恐ろしい。
エアドライブデザインによる巻きの軽さも相まって、操作性・巻き感度の良さでは間違いなく第一線を走るリールでしょう。
合わせるロッドについて
感度を重視したロッド選びをしているのであれば、このリールはベストマッチだと思います。
アジングやエギング、サーフなんかでもその長所を存分に発揮してくれるでしょう。
まとめ
- 23エアリティは21ルビアスエアリティの後継機!エアドライブデザインが追加されたよ!
- 22イグジストとの差はごくわずか!コスパ重視なら23エアリティがお勧めです!
- 自重の軽い!操作性・巻き感度重視の方にお勧めです!
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