2023年12月1日、X(旧Twitter)及びYoutubeでdaiwa公式アカウントから新セルテートらしきリールが公開されました。
明確にセルテートと書かれている訳ではないものの、公開されたデザインを見る限りほぼ確定的に24セルテートです。
という事で、本記事では24セルテートの性能を考察してみようと思います。
23/12/18追記)ダイワ公式ページで24セルテートの情報が公開されました!
24/1/7追記)24セルテートの5000D-CXHをポチってしまいました!SLJタイラバなんかで使ってみようと思います!
2024/5/12追記)5000D-CHXを実際に使ってみてどうだったか?
初めに書いておくと、5000D-CXHはショア向きのリールだと思います。
ショアからなら、余程の事が無ければそうそう不満は出ないレベルの良いリール。
ただしオフショアならコンパクトボディではない5000Dか50000D-XHのどちらかをお勧めします。
ライトショアジギング
水深10mちょっとの堤防や岩場で使いました。
使うジグの重さは30g、40gがメイン。
使い初めにまず思ったのが、思ったより巻きは軽くないという点。
まあ、これはギア比がXHなので当然ですね。
ショアかつ水深が浅かったため苦には感じませんでしたが、オフショアではキツイだろうなと思いました。
ちなみに、岩場ではイサキや根魚をかけました。
大型魚と言えるサイズでは無かったですね(;^_^A
ただ、掛けてからスゴイと思ったのが、巻上時の抵抗感が全然無いという点。
これが高剛性が為すパワーか!と思いました。
ボディサイズ・ギア比による巻き重りはあるものの、魚をかけても巻き感があまり変わらない感じ。
ボディの歪みが少ない事による恩恵かな?と思いました。
ショアからであれば、巻き重りもせず快適に使えますね。
スーパーライトジギング
ではオフショアでのSLJはどうだったか。
水深30m~50mぐらいの場所で使いました。
ジグは60gがメイン。
正直、巻き重りが気になりました。
5000D-CXHは3000番と同じボディサイズという点に加えギア比がXGですから、これはしょうがないです。
ただ、モノコックボディによる大口径ギアに期待していたのも事実。
オフショアであれば素直に5000Dもしくは5000D-XHを買うべきでしょう。
コンパクトボディじゃなくても400g未満ですからね。
ただ、魚をかけてから思ったのは、ショアの時と同じく巻取り時の抵抗の変わらなさ。
めちゃくちゃスムーズに巻いてこれます。
用途と番手さえマッチしてれば、間違いなく快適な釣りができます。
セルテートの位置づけはどうなる?エアリティとは棲み分けか。
まずセルテートの位置づけについて。
特性としては「高剛性」を重視したシリーズで、23エアリティが出るまではイグジストのワンランク下に位置していました。
23エアリティは22イグジストにかなり近い仕様ですが、どちらかというと軽さに重きを置いた仕様になっています。
マグネシウムボディにZAIONローター。23エアリティと22イグジストの差についてはこちらの記事を参照。
どちらも最大番手は5000のコンパクトボディまで(5000D-CXH、5000-CXH)。
では19セルテートはどうだったかというと、アルミボディにZAIONローター。
剛性だけで言えばアルミ>マグネシウムなので、これだけでも「剛性重視」と言えんこともないです。
ただし最も大きな違いは最大番手で、19セルテートは5000D-XHまであります。
この流れをくむのであれば、剛性の24セルテート、軽快性の23エアリティ…となるのではないかと思っています。
23エアリティは22イグジストと被りすぎなので、今作限りで廃版の可能性ありますけどね。
そうなったら総合力のイグジストと剛性のセルテートになるのかな。
19セルテートとの違いは?エアドライブデザイン、ドライブギア表面処理など
24セルテートが剛性重視なリールである事は、公開されたキャッチコピーを見る限り確実です。
Be strong,no limit.
強くあれ!限りなく!みたいな意味ですかね。
12/18、ダイワ公式ページに24セルテートの情報が載りましたね。
G1ジュラルミンではなかったものの、やはりギアの強化はありましたね。
- アルミモノコックボディ
- ドライブギア特殊表面処理
- 3000-XH以上の番手はSALTIGAなどで実績のある高強度ピニオンギア
- エアドライブデザイン(シャフト、ローター、ベール、スプール)
※ローター材質はZAION製。 - 通常サイズの5000番までラインナップ。
- ステンレス製のメインシャフト
大体は良そうどおりの仕様でした。
唯一「お?!」と思ったのはメインシャフトで、強度に優れるステンレス製です。
軽さ重視のリールだとアルミがよく使われますが、強度重視のリールなのでここは好ポイント。
ではラインナップについてはどうかというと…
これもまた、予想的中。5000番まででした。
という事で、次はラインナップを見ていきましょう。
ラインナップはFC LT2000S-PからLT5000D-XHまでの15モデル!
19モデルの時みたいにギア径までは載ってませんでしたね。
以下、主要スペックを抜粋。
スクロールできます出典:ダイワ公式
アイテム 標準自重
(g)巻取長
(cm)ギア比 標準
巻糸量
PE
(号ーm)ハンドル
アーム長
(mm)BB 最大
ドラグ力
(kg)FC LT2000S-P 170 64 4.9 0.4-200 40 10/1 5 FC LT2000S-H 170 76 5.8 0.4-200 45 10/1 5 FC LT2500S 175 72 5.1 0.6-200 50 10/1 5 FC LT2500S-XH 175 87 6.2 0.6-200 50 10/1 5 FC LT2500S-DH 185 72 5.1 0.6-200 90 12/1 5 LT2500 200 73 5.2 0.8-200 50 10/1 10 LT2500-H 200 80 5.7 0.8-200 55 10/1 10 LT3000-CH 205 85 5.7 1-200 55 10/1 10 LT3000 225 77 5.2 1-200 60 10/1 10 LT3000-XH 225 93 6.2 1-200 60 10/1 10 LT4000-C 235 82 5.2 1.5-200 60 10/1 12 LT4000-CXH 235 99 6.2 1.5-200 60 10/1 12 LT5000D-CXH 245 105 6.2 2.5-300 60 10/1 12 LT5000D 290 87 5.2 2.5-300 65 10/1 12 LT5000D-XH 290 105 6.2 2.5-300 65 10/1 12
スペック表では、大きな違いはないです。
しいて言うなら、自重が数g軽くなってますね。
セルテートSWとの棲み分けは?
24セルテートLTはMAXで5000番まで、21セルテートSWは最小で5000番からあります。
5000番がかぶるじゃん!って思うでしょうが、やはり24セルテートLTは汎用リールで、21セルテートSWはSW向きです。
リール名 | ラインナップ | 5000番自重(g) | ギア材質 |
---|---|---|---|
21セルテートSW | 5000番~18000番 | 385 | G1ジュラルミン |
24セルテートLT | ~5000番まで。 | 290 | 超々ジュラルミン |
21セルテートSWはドライブギアの材質がG1ジュラルミンで、よりタフなものが使用されています。
一方24セルテートLTは超々ジュラルミン(特殊表面処理)です。
まあ、超々ジュラルミンでも十分強いんですけどね!
あと、何より自重が大幅に違いますね。
同じ5000番で95gも違います。
24セルテートLTはエアドライブデザインなので、その分軽くはあるんでしょうけど…
ここまで重さが違うと、ボディの寸法が違うのでは?と思ってしまいます。
ここら辺は、21セルテートSWも持ってないと比べられないですね(;^_^A
価格は?4万円~5万円ぐらい。
楽天市場などのネットショップであれば大体4万~5万円で買えます。
私は、楽天市場で5000D-CXHをポイント込み4万円台半ばぐらいで購入しました。ご参考まで。
実店舗だとセール時以外は割高なので、節約するならネットショップがお勧めかな。
巻き心地を確かめて買いたいのであれば実店舗一択ですけどね!
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