23年10月、釣り具のポイントでお馴染みのタカミヤから、新モバイルロッドについての情報が公開されました。
その名もXOOX MOBILITY GAME GR IIIです。
MOBILITY GAMEシリーズは、GRIIの時にそのコスパの高さで名を上げました。
複数ピースモデルでも安い上、実用的であると。
今回の記事ではモバイルロッドの良し悪しについてと、ラインナップ、GRIIからの変化内容を紹介したいと思います。
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こんな人にお勧め!
- 遠征に行く人
- 磯歩きを良くする人
- 軽自動車など、小型の車で釣り場に向かう人
- 家での保管場所を極力省スペースにしたい人
こんな人にはお勧めしません!
- 携帯性よりも強度重視の人
- 堤防で使うロッドが欲しい人
モバイルロッドについて
ここ数年、各釣り具・ロッドメーカーから多ピース式のモバイルロッドが数多く登場しています。
なぜそんなに発売されているかというと、やはり需要があるからでしょう。
それはモバイルロッドならではのメリットがあるからに他なりません。
ただし当然のことながら、メリットだけではありません。
という事で、モバイルロッドのメリットとデメリットを確認しましょう。
メリット
- 省スペースであるため持ち運びやすい
- 遠征
- 車内
- 磯歩き
- 省スペースであるため保管も楽
- 不要になった時にフリマで売りやすい
- 破損時の修理コストが1,2ピースのロッドと比べ安く済む
やはり一番大きなメリットは持ち運びやすさでしょう。
このロッドを遠征で持っていく人はあまり多くないかもしれないですが、磯歩きなんかでは重宝すると思います。
仕舞寸は公開されていませんが、前モデルと同水準(49~62cm)であればリュックにも納められるでしょう。
磯歩きでは両手が空くと、本当に楽です。
手に重さを感じなくていいし、何より安全性も高まります。
また、当然のことながら家での保管も場所を取らないので良いです。
あと、これは手放すときのメリットになるのですが、仕舞寸が短いという事は発送時のサイズも小さくなります。
ロッドは細い割に長さがあるので、送料は高くなりがちです。
その点モバイルロッドは仕舞寸が短いため、送料を抑えることができるのです。
特に1万円クラスのロッドだとリセールは5千円~6千円程度に落ちる事はざらです。
そうなった時に送料が2千円かかるのか、千円で済むのかでは気持ち的にだいぶ違うでしょう。
あとはピース数が多いため、破損してもピース一つであれば安く済む可能性があるのです。
当然ですが、複数ピース破損させたら高いですよ!
デメリット
- 1,2ピースのロッドと比べパワーは劣る
- ロッドの準備/片付けに時間を要す
メリットがある一方でデメリットもあります。
それは、やはり1ピースや2ピース式のロッドと比べたら強度が落ちるという点です。
ただしこれはブランクス自体の性能向上により、前モデルよりも改善しているでしょう。
※前モデル(GRII)も、実用性充分なレベルではあったようです。
あとこれはどうしようもないのですが、ピース数が多いために2ピース式よりも準備と片付けに時間を要します。
まあ…磯歩きの移動時間ははるかに短縮されるでしょうから、総合的に見れば時間の短縮につながるとは思います。
場所次第ってとこですかね。
※堤防なんかでは多ピース式のメリットが活きないです。
ここまでモバイルロッドのメリットとデメリットについて解説しました。
では、XOOX MOBILITY GAME GRIIIのスペックを見ていきましょう。
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ラインナップ
以下、ポイントHPにあった情報をまとめています。
仕舞寸や自重は非掲載であったため、分かり次第更新します。
レングスはモデル名の先頭2桁、継数は3桁目の数字と思われます(GRIIがそうでした)。
23/11/25追記)
店頭で実物を確認してきました。
ロッド袋にスペックが書いてあったので、以下表に追記しています。
966MHはあくまでシーバスモデルで、ショアジギモデルの966Mよりも柔いから注意!
自重差もかなりあります。
LSJ目当てなら966MHで良いですけどね。
モデル | 用途 | 自重 (g) | 全長 (cm) | 仕舞寸 (cm) | 継数 (本) | エギ (MAX 号) | ルアー (MAX g) | NL (MAX lb) | PE (MAX 号) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
604UL | アジング | 64 | 184 | 49.5 | 4 | – | 5 | 4 | – |
665L | アジング | 75 | 199 | 43.5 | 5 | – | 6 | 4 | – |
734L | ライトルアー | 98 | 221.5 | 59.5 | 4 | – | 15 | 10 | 0.8 |
835ML | エギング | 129 | 252 | 55 | 5 | 3.5 | 24 | – | 1.0 |
865M | エギング | 131 | 259.5 | 56.5 | 5 | 4.0 | 28 | – | 1.2 |
935M | シーバス | 147 | 282.8 | 61.5 | 5 | – | 38 | – | 2.0 |
966MH | シーバス | 162 | 289.8 | 54.5 | 6 | – | 45 | – | 2.0 |
966M | ショアジギ | 257 | 290.5 | 54.7 | 6 | – | 80 | – | 2.5 |
986MH | ショアジギ | 269 | 295 | 55.7 | 6 | – | 100 | – | 3.0 |
インプレ
箱出し
ひとまず袋から出した感想を。
私が購入したのは966Mです。
6本継のロッドとなっており、仕舞寸は大きいリュックであれば収められるかな?ってぐらい。スペック表では約55cmですね。
見た感じ、ティップ部のセクション以外はX状にラッピングされています。
強度はそこそこありそう。
リールシートはダブルナットで支えられており、ゆるみ防止がなされています。
グリップ部の長さは、持ってみた感じショアジギではあまり気にならないかな。
大柄な人がプラッキングで使うのにはは向かないかも。
そもそもショアジギモデルだから仕方ないんだけどね。
ちなみに保証書が入っていて、1年間まで免責額3千円で修理可能。
タカミヤのロッドはお財布に優しい…!
本当は使うところまでを記事にしたかったんだけど、今回はここまで。
使用後、記事追記します!
実釣
966M(ショアジギモデル)を使用した感想について書きます。
結論、全く問題なくショアジギに使えます。
スペック表どおりのルアーウェイトに耐え得るし、思った以上にキレイに曲がってくれます。
試しに60gと80gのメタルジグを使い、どちらも問題なくキャストできました。
曲がり具合についてはこの画像を見れば分かるでしょう。
ただしスペック表にあるとおり自重は257gと、軽くは無いです。
実際に使ってみて、確かにそう感じました。
ただし変に先重りするような感じは無かったですし、そもそもLSJ仕様ではないですからね。
リールはダイワ・シマノの5000~6000番がベストマッチです。
SLAMMER IV DXの3500番(394g)、ステラSWの6000PG(425g)を合わせています。
自重はステラSWの方が重いです。
しかしながら、自重的な意味でバランスよく感じたのはステラSWの方でした。
あとは魚を掛けていれば…もっと踏み込んだ事を書けるんですけどね(;^_^A
別売のロッドケースは使える?リアルメソッドの「スリムショートロッドケース 60cm」がピッタリでお勧め!
同じくタカミヤなんですが、ブランドはリアルメソッドです。
リアルメソッドはXOOXが出る前まで、タカミヤ製品のハイエンド製品を扱っていたブランド。
購入時、ソフトタイプのロッドケース(というよりもロッド袋?)が付いてきます。
このロッド袋でリュックに押し込んだら、知らぬ間に中身が折れたりしそうで怖いな~と。
という事で、セールで安くなってたこともあり買っちゃいました。
セール時の価格が税込みで1500円ぐらいだったと思います。
ちなみにロッドを入れた際の隙間はこんな感じ↓。
966M(仕舞寸54.7cm)で余りの長さは5cmぐらい。
仕舞寸的に935M(61.5cm)は入りきらないかもしれないですね。
734L(59.5cm)はギリギリか、ちょっと厳しいかもしれない。
それ以外は入ります。
おそらくこのロッドで一番人気が出るであろう966Mと986MHはいずれもOKです。
前モデル(GRII)からの進化点
ラインナップについて
以下は前モデルのスペック表です。
最も大きく違うのは、ショアジギモデルの有無です。
前モデルはLSJモデルまではありましたが、それよりもタフな仕様のもでるはありませんでした。
今回のGRIIIでショアジギモデルが追加されたのは、おそらく前モデルの986MHの人気が高かったからだと思われる。
なんせ、私は買いそびれましたから( ノД`)
GRIIのスペックはこちらの記事参照。
ブランクスについて
ちなみに、単純に頑丈なモデルが追加されただけではありません。
GRIIシリーズからブランクスが進化しています。
XOブランクスなるもので、ポイント公式の画像を見る限りは3層?4層カーボンの上にX状のラッピングをしているようです。
説明文には3層構造と書いてありながら、画像は4層…どっちだろう……
使っても分かる事じゃないしな…(;^_^A
まとめ
という事で、このロッドがどんな人に向くのか、向かないのかを再度掲載して今回の記事は終了です。
こんな人にお勧め!
- 遠征に行く人
- 磯歩きを良くする人
- 軽自動車など、小型の車で釣り場に向かう人
- 家での保管場所を極力省スペースにしたい人
こんな人にはお勧めしません!
- 携帯性よりも強度重視の人
- 堤防で使うロッドが欲しい人
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