22年1月、19ステラSWに追加モデル(22ステラSW 10000HG)が発表されましたね。
20年にもいくつかの番手が追加されており、その中でも6000PGを自身で購入し、ライトジギング用途で使用しております。
使用感についてはこちらの記事を参照ください。
今更ステラSWの記事を書くのもどうかと思うんですが、念のため、21ツインパワーSWとの差について触れておきます。
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技術特性について
ステラSWに採用されている技術特性は以下のとおり
- インフィニティドライブ
- ヒートシンクドラグ(10000番以上に搭載)
- Xタフドラグ(5000番以上に搭載)
- Xシールド
- Xプロテクト
- Xシップ
- サイレントドライブ
- HAGANEギア
- HAGANEボディ(ローター含め、フルアルミ)
- AR-Cスプール
- リジッドサポートドラグ
- SA-RB
- ワンピースベール
- バリアコートスプールリング
ざっと、こんな感じです。
ドラグ仕様は番手により異なります。目的(対象魚)にあった仕様という事ですね。
冒頭にも書いたとおり私は6000PGをライトジギング用途で使ってますが、私の使い方ではヒートシンクドラグが無くても気にならないですね。
スペック表
以下、シマノ公式より抜粋
品番 | ギア比 | 最大 ドラグ(kg) | 自重 (g) | PE | 巻上長 (cm) | ハンドル長 (mm) |
---|---|---|---|---|---|---|
4000HG | 5.7 | 11 | 355 | 1.5-320 2-240 | 93 | 60 |
4000XG | 6.2 | 11 | 355 | 〃 | 101 | 60 |
5000HG | 5.7 | 13 | 420 | 2-350 3-240 | 97 | 65 |
5000XG | 6.2 | 13 | 420 | 〃 | 105 | 65 |
6000PG | 4.6 | 13 | 425 | 2-440 3-300 4-210 | 83 | 65 |
6000HG | 5.7 | 13 | 425 | 〃 | 103 | 65 |
6000XG | 6.2 | 13 | 425 | 〃 | 112 | 65 |
8000PG | 4.9 | 25 | 625 | 3-410 4-300 5-250 | 94 | 75 |
8000HG | 5.6 | 25 | 625 | 〃 | 107 | 75 |
10000PG | 4.9 | 25 | 670 | 4-400 5-300 6-250 | 102 | 75 |
10000HG | 5.6 | 25 | 670 | 〃 | 116 | 75 |
14000PG | 4.9 | 25 | 675 | 6-300 8-200 10-165 | 106 | 75 |
14000XG | 6.2 | 25 | 675 | 〃 | 134 | 80 |
18000HG | 5.7 | 28 | 875 | 5-500 6-400 8-300 | 129 | 85 |
20000PG | 4.4 | 28 | 885 | 5-600 6-500 8-350 | 104 | 85 |
30000 | 4.4 | 25 | 975 | 8-600 10-475 12-375 | 131 | 85 |
ちなみに4000番はボディサイズは5000番と同一であるものの、ローターサイズは専用のものとなっており、やや特殊な番手と言えます。
8000番も同じように、10000番と同じボディサイズではあるものの、ローターが8000番特有のものです。
4000番、8000番を選ぶメリットは、ボディサイズに対する自重の軽さです。
デメリットは、ローターサイズがそれぞれ専用になっているため、他の番手のスプールを付けることができない事です。
21ツインパワーSWとの差について
今回ステラSWに10000HGが追加されたことで、ラインナップの穴が減りましたね。
マニアックなところで言うと4000PGがあっても良いかなーとか思ったりします。
ラインナップの比較表を載せておきます。
番手 | ステラSW | ツインパワーSW |
---|---|---|
4000HG | 〇 | × |
4000XG | 〇 | 〇 |
5000HG | 〇 | 〇 |
5000XG | 〇 | 〇 |
6000PG | 〇 | 〇 |
6000HG | 〇 | 〇 |
6000XG | 〇 | 〇 |
8000PG | 〇 | 〇 |
8000HG | 〇 | 〇 |
10000PG | 〇 | 〇 |
10000HG | 〇(今回追加) | 〇 |
14000PG | 〇 | 〇 |
14000XG | 〇 | 〇 |
18000HG | 〇 | × |
20000PG | 〇 | × |
30000 | 〇 | × |
技術特性での差は以下のとおり。
- 同じHAGANEボディだけどステラSWはフルアルミ、ツインパSWは半プラ
- バリアコートスプールリングはステラSWのみ
細かい所で言うと各パーツのグレードにも差があります。
21ツインパワーSWの4000XGと20ステラSWの6000PGを所持していますが、パーツのグレード差は思いのほか大きいです。
持った時のガッシリ感はステラSWの方が断然上です。
番手が違うからだ!と思うかもしれませんが、ボディサイズは同じ#5000系です。
各番手考察
4000番について
4000番に関して言えば、HGはショア・オフショア問わず汎用的に、XGはLSJやヒラスズキ狙いに活躍します。
この番手は5000番ボディのパワーと、専用ローターサイズによる自重の軽さを併せ持っています。
比較対象は5000番か、もしくは汎用リール4000番です。
因みにツインパワーSWの4000番はXGのみのラインナップになっており、HGが欲しい場合は汎用リールのみが比較対象となります。
ステラSWの4000番を選ぶことの否定・肯定意見をまとめると、おおよそ以下のような感じになると思います。
- ステラSW4000番を選ぶことの否定意見
- 4000番で狙う魚は汎用リール4000番で必要十分
- ステラSW4000番を選ぶことの肯定意見
- 事故的に大型魚がかかる事を想定しておきたい
- 良いモノを長く使いたい
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5000番について
この番手からXタフドラグが採用されます。
なお5000番も4000番と同じくHGとXGのみのラインナップになっており、ショア用途に重きが置かれています。
自重が400gを超しますので、用途としてはライトショアジギング~ショアジギング、オフショアでのライトジギングが主となります。
汎用リールの4000番とは一線を画します。
そのため比較対象はステラSW・ツインパワーSWの4000番か、6000番となります。
パワーギアが良ければ6000番一択になりますが、そうでなければラインキャパで決めることになります。
ロックショアでの使用も考慮するならば6000番、しないなら5000番で十分です。
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6000番について
汎用性に優れる番手です。そのためか、ギア比はPG、HG、XGの3種類がラインナップされています。
プラグ等、リーリングがメインの釣りであればXG、汎用的に使いたければHG、オフショアでのライトジギング・ジギングにはPGがお勧め。
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8000番について
上に書いてあるとおり、8000番も4000番と同じく特殊な番手です。
10000番と比べ45g、14000番と比べ50g軽いです。
ただしショアプラッキングがメインになる事を考えると、ボディサイズに対し自重が軽い事でのメリットは4000番ほど大きくありません。
しかしラウンドノブ仕様なのは8000番までとなっています。
10000~14000番のスプールを付けることが無く、なおかつラウンドノブが良い方は8000番を選ぶと良いです。お勧めはHGですね。
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10000番について
この番手からヒートシンクドラグが採用されています。
大型魚と長時間ファイトするような場面があるのであれば、この番手以上がお勧めです。
基本的に、ここからはオフショアでの使用がメインになってきます。
10000番ともなると、ヒラマサだけではなくキハダマグロなんかもターゲットになってきます。
PGでも巻上長が100cmを超えているため、必ずしもHGに拘る必要はありません。
8000番まではHGが汎用性に優れるイメージでしたが、この番手からはPGの方が汎用性に優れています。
ただし、この番手でのジギングとなると、そこそこ深場であることが考えられます。
そうなってくると、そもそもスピニングリールよりもベイトリールの方が圧倒的に巻きが軽くジギングに適しています。
スピニングをキャスティングのみに使うのであれば、より巻上長があるHGに軍配が上がります。
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追記)
10000番にHGが追加されたのは大きいです!!
この番手は14000番とスプール互換があるため「なんちゃって14000HG」も実質的に追加となります。
その分スプールを買う必要がありますが!
汎用的に使えるギア比ですが、メインはキャスティングになると思います。
14000番に付いて
用途的には10000番と近いです。
ただし、よりラインキャパが求められる際に選びます。
なお21ツインパワーSWもこの番手まではラインナップされていますが、21ツインパワーSWの弱点はドラグノブの扱いづらさです。
ファイト中にドラグ調整をする方はステラSWを選んだほうが無難です。
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18000番について
この番手からボディサイズがさらに大きくなり、当然ながら自重も増します。
10000番、14000番では心もとないターゲットを狙う場合に18000番以上を検討します。
どんな魚やねん!て感じですがw
まず、ショアからでは必要ないでしょう。
超ビッグゲームになりますので、基本的にオフショアで使う事になります。ラインナップはHGのみ。
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20000番について
この番手はPGのみのラインナップで、深場でのジギングに向けたモデルです。
個人的には、深場でのジギングはベイトリールで良いんでは?と思います。
スピニングじゃなければダメな理由が思い当たらないです。強いて言うならキャスティングも兼ねられるという点か?
※22/7/17追記…在庫が枯渇しているようで、アホみたいに高くなってます。値段が落ち着いた時にお買い求めください(;^_^A
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30000番について
自重975gと、めちゃめちゃ重いです。ただしボディサイズは18000番と同じ。
なので18000番以上を選ぶ場合、狙う魚がどれだけのラインキャパを求めるかで番手を決めることになります。
ちなみにシマノ公式に書いてあるターゲットは「200kg以上のマグロ、カジキなど」との事です。でけえw
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