LF-295WBがミニボート初心者に何故お勧めなのか？

過去の記事でも私がお勧めしているアキレスのインフレータブルボート（ゴムボート）LF-295WB。
今回は、何故私がここまでLF-295WBを勧めるのかを解説します。
ミニボートに興味があるけど選択肢が多くてどれが良いかわからない！という方は必読！

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アキレス について

ミニボートを検討している方なら一度は「アキレス」を耳にした事があるんじゃないでしょうか。
アキレスはゴムやプラスチックなどの素材を開発・製造している会社で、インフレータブルボートだけではなく衣類や靴なども製造しています。
釣業界の2大メーカーがシマノ、ダイワなら、インフレータブルボートの2大メーカーはアキレスとジョイクラフトです。

何故インフレータブルボートが良いのか？

インフレータブルボートは他のミニボートと比べて浮力が高く、安全性が高いからです。
「ゴムボートって強度大丈夫なの？」と思うかもしれません。
しかし救急用にも用いられるなど、思った以上に強い仕様になっています。
夏に海水浴場でみるようなゴムボートとは訳が違います！！

LF-295WBがお勧めな理由

• 2馬力船外機との組み合わせで免許が不要
• ボートの生地がCSM製であるため耐久性に優れる
• Dリングが適所に装備されており、利便性に優れる
  　※道具入れ等をチューブに括り付けられる
• 竿掛けモールドが4つ装備されており、拡張性に優れる
  　※魚探やロッドホルダーを設置するのに使用
• ドーリーのアタッチメントが装備されている
• ウッドフロアモデルは取り扱いが楽で、壊れた場合が自作可能

LF-295WBについて

LF-295WBとは？

アキレスとネオネットマリンが共同開発したインフレータブルボートです！
耐久性だけではなく利便性にも優れ、なおかつ安価というコスパ最強モデルです。
耐久性の高さや利便性の良さについては後述します。

ベースはLF-297シリーズ

LF-297シリーズはアキレスの本格ボート入門艇に位置しています。
入門艇でありながらもCSM素材であるため耐久性に優れます。
※他メーカーのインフレータブルボートはほとんどがPVC素材です。
　アキレスの安価なモデルもPVC製が多いです。

冒頭の動画にも載せていますが、私が乗っているのはLF-297WBです。

LF-295WBスペック

比較のためにLF-297WBのスペックも載せます。
年が変わると、しれっとバージョンアップされてたりします。
今回は22年モデル同士での比較です。

項目	LF-295WB	LF-297WB
フロア	ウッド（木製）	ウッド（木製）
全長	295cm	295cm
全幅	148cm	148cm
チューブ径	38cm	38cm
甲板長	207cm	207cm
甲板幅	72cm	72cm
本体重量	22.5kg	24kg
底板重量	9kg	9kg
付属品	7kg	7kg
総重量	38.5kg	40kg
気室数	2	3
最大搭載人数	4人	4人
最大積載量	450kg	450kg
最大搭載出力	1.47kw/2PS	1.47kw/2PS
推奨搭載出力	1.47kw/2PS	1.47kw/2PS
船外機シャフト	S	S
生地素材	CSM（5年保証） ポリエステル 500デシテックス	CSM（5年保証） ポリエステル 560デシテックス
竿掛けモールド	４	2
Dリング	15	5

付属品

• オール(D-1) 1組
• フットポンプ(BR-1) 1個
• 椅子板(D-780) 1枚
• 本体キャリーバッグ(KJ-5SSL)
• リペアキット(補修キットD)

おそらく、今年のLF-295シリーズは過去モデルのLF-297シリーズがベースになっています。
そのため、気質数や記事素材が少し異なります。
ただしそれらを補って余りあるほどの利便性がLF-295シリーズにはあります！！

竿掛けモールドとDリングの標準装備数がLF-297よりも多い！！

竿掛けモールドは以下画像の赤丸箇所、Dリング(追加分)は黒丸箇所です。

竿掛けモールドに関しては、LF-297の標準装備数２では不足すると思われます。
竿掛けモールドのみを購入し足すこともできますが、接着の手間がかかります。
接着する際にボートを広げて膨らませる必要がありますし、しかも固まるまでに時間がかかります！！
最初から４つ付いていれば、追加することはほぼ無いと思われます。

Dリングについても、チューブの後ろの方に追加されているのは大きいです。
ちょっとしたカゴを取り付けるのに最適で、これも釣りをするなら必須と言って良いです。
私のはDリングが無いのでカゴをそのまま置いたりしていますが、そのせいでモノをロストした事が何度か…^^;

こういった小物類を追加しなくて済むっていうのが、ミニボート初心者にとって非常に助かるところだと思います。
私もLF-295WBを買おうと思っていたんですが、その年の在庫が余っていなくて購入できず。
待てばよかったんですが、釣り欲に勝てませんでしたｗ

CSM素材とは？

インフレータブルボートの生地に使われるゴム素材です。
環境（温度や湿度）の変化に強く、劣化しにくい性質を持ちます。
そのため耐用年数は10〜15年と言われています。
比較的高価格帯のモデルに使われています。

PVC素材とは？

CSMと同じくインフレータブルボートの生地の素材です。
安価なモデルに採用されている事が多いです。
安く剛性に優れる反面、耐久性は低いです。3〜5年と言われています。
また、寒くなると生地が硬くなり、折り畳みにくくなります。

フロア素材について

LF-295シリーズにはロールアップフロア、ウッドフロア、エアーフロアがあります。
それぞれ以下のような特徴があります。
安い順にロールアップ、ウッドフロア、エアーフロアとなります。
初心者にお勧めなのはウッドフロアで、凄く使い勝手が良いです。

ロールアップ フロア

ボート本体とフロアが一体になっていて、巻くように折り畳む事ができるタイプ。

メリット

• 準備と片付けが簡単。
• 安い

デメリット

• フロアの細かい掃除が面倒
• 安定性に欠ける

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ウッドフロア

木製のフロアです。
準備する際、ボートにはめ込んで使います。

メリット

• 安定性に優れる
• 洗いやすい
• エアーフロアよりも安価

デメリット

• 準備と片付けにやや時間がかかる。

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エアーフロア

空気を充填するタイプのフロアです。
フロアが柔らかいため、後で木製の板を敷く人が多いみたいです。

メリット

• 浮力が高い
• フロアの重量が低い

デメリット

• 安定性に欠ける
• コストが高い

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ちなみに上位グレードのモデルにはアルミフロアもありますが、初心者用とは言い難いので今回は割愛！高いし！

海に出るのであれば船外機は必須！！

オールでなんとかならんかな？と思う方がいるかもしれません。
そう思っている方に声を大にして言いたい。
船外機は必須です！！！！
できれば新品か、新品じゃなくとも使用歴がわかるものが良いですね。
沖で船外機が止まった時の絶望感は異常ですｗ
距離と風速次第では、オールでは出航位置に帰れない事があるかもしれないからです！
少し値は張っても、船外機付きを買う事をお勧めします。

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既に船外機を持っている方はボート単体もしくはドーリーとのセットを選べば良いと思います。
出航の準備で少しでも時間を節約したい方は、電動ポンプ付きを選ぶと良いですよ。数分の差が出ますので。

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船外機はホンダBF2シリーズがお勧め！！

空冷式で使用後の手入れが楽！！

2馬力船外機はほとんどのものが「水冷式」となっており、エンジンを冷やすのに海水が用いられます。
海水が付着したまま船外機を放置しておくと故障の原因に繋がります。
そのため釣行後、真水を循環させるための作業が必要になります。
しかしホンダのBF2シリーズは空冷式となっており、エンジンの冷却に空気が使われるため、そういったわずらわしい作業がありません！！

4ストロークなので、ガソリン（レギュラー）がそのまま燃料になります。
※2ストのものはオイルを混合する必要があります！

私もホンダ2馬力船外機であるBF2DHを使っていますが、この辺は凄く楽ですね。おすすめです。

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まとめ

• ゴムボートは浮力に優れ、安全面で優れる！！
• LF-295WBはCSM素材が使われており耐久性に優れる！
• LF-295WBはベースモデルLF-297WBよりも釣りに特化した仕様になっている！（竿掛けモールド、Dリング）
• ウッドフロアモデルが安価かつ、使い勝手が良い！
• 船外機はホンダ2馬力（BF2シリーズ）が使いやすくてお勧め！！

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